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PLフィルターの使い方~反射を抑えた世界とは?

      2019/10/26

NDS_0573

 

時に「空の青を鮮やかにしたり雲の白さを際立たせたり」

 

NDS_5854

 

時には「紅葉の質感や水面の反射をコントロールしたり」

 

NDS_1677

 

そして「虹や夕焼けをクッキリ見せたり」

 

こんにちは。

幸せカメラのKENです。

 

僕は今まで数えきれないほどの場面で「PLフィルターを持ってて良かったと実感してきました。

今回はそんな風景撮影には欠かせない「PLフィルター」について紹介したいと思います。

 

それでは早速PLフィルターを使った「反射を抑えた世界へ一緒に行ってみましょう!

 

PLフィルターとは

FullSizeRender (2)

 

PLフィルターとは別名「偏光フィルター」のことです。

カメラのレンズ前面に装着するPLフィルターは、C-PLフィルター(サーキュラーPLフィルター・円偏光フィルター)とも呼ばれています。

Cは「circular」(円形)と言うことですね。

 

ここではCーPLフィルターのこともまとめて「PLフィルター」と呼びたいと思います。

 

さて、通常屋外では様々な光が乱反射していますが、レンズ内に入る反射した光の「波長を調節」できるのが、「PLフィルター」です。

また、「色彩コントラスト」を調節する効果もあります。

 

PLフィルターと似た特性の物としては例えば「偏光サングラス」があります。

これも屋外で乱反射を取り除いて物をハッキリ見せる効果があったり、魚釣りの時に使って水面の白い反射を抑え、水中を見たりすることができます。

 

僕も随分昔ですが魚釣りでこの「偏光サングラス」を初めて使った時に、

「おぉ~これはすごい!」

と感動したことを思い出します。

それまで真っ白に反射していた水面が、偏光サングラスを掛けることにより、水底がクッキリと見えたのですからね。

だからと言って魚が釣れたかというとそれは別の話になりますが(汗)

 

光というのは、一旦物体に当たって反射すると方向性が変わります。

すると、本来の色や見え方を変えてしまう性質を持っています。

 

例えば先程も書いたように水面やガラスなどが光で白く反射したり、青空が白っぽく見えたりと、普段誰もが目にしている光景の中にその乱反射があります。

でも、もしその乱反射が「なかったとしたら」、実際はどう見えるのでしょうか?

 

そんな世界を見せてくれるのがこの「PLフィルター」なんです。

例えば下の写真のような白く反射した水辺の写真ですが、光が乱反射しています。

実際に肉眼で乱反射と残雪で眩しく見えています。

これをPLフィルターを通して撮影すると、どう見えるでしょうか。

左がフィルター未使用で、右が使用後になります。
(画像のセンターポイントを左右にドラッグしてご覧ください)

このように光の乱反射が取り除かれました。

この写真はそもそも綺麗ではありませんが(汗)

PLフィルターの効果がわかりやすいのでは?」と感じたので撮ってみました。

 

ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、この様な反射を抑えた世界はこの「PLフィルターや偏光サングラス越し」でなければ見ることはできません。

不要な乱反射を取り除き、本来の光の波長をレンズ内に取り込む役割をしてくれるということです。

しかもその波長の量は「調節できる」というのがPLフィルターの素晴らしい特徴です。

 

ただし、ここでで言う「不要な反射」というのは、あくまでも写真という「ひとつの作品」に対して言っているだけで、その反射が「必要」な場合もありますので、その辺はご理解願います。

求める作品によっては、上の作例の2枚の写真を見ても、

「1枚目の白く反射している方が好きだ」

という場合もありますからね。

 

自然界において光の反射というのはあくまでも「自然」な現象だとも言えます。

僕自身は光の乱反射がイコール「悪ではない」と思っています。

 

また、PLフィルターを装着することにより、露出がだいたい1段~2段分くらい暗くなります。(製品により違いがあります)

これは「シャッタースピードが遅くなる」というような影響があります。

普段オートモードで撮影している場合は(僕もそうですが)、そういった事も頭に入れておく必要があります。

それではフィルターの使い方を説明します。

と言っても、驚くほど簡単ですが♪

 

PLフィルターの使い方

DSC_6847

 

PLフィルターは通常のレンズフィルターと同じように、レンズ前面の溝にネジ込んで取り付けます。

普段からレンズに「保護フィルター」などを付けている場合は、それらを外してから付けたほうが良いと思います。

なぜなら、保護フィルターの上にさらに「PLフィルター」を重ね付けすると、写真の四隅や周辺が暗くなる「ケラレ」という現象が起こるからです。

 

またフィルターを重ねがけすることで、単純にレンズの光学性能が低下する可能性も考えられます。

例えば、「解像度が低下」したり「ゴーストやフレアが発生しやすくなる」、といったことが考えられます。

 

さて、PLフィルターはレンズ前面に時計回しにねじ込んで取り付けますが、この時あまりきつく締めすぎないことを僕の経験談からお勧めします。

PLフィルターは2層のリング構造になっているので、きつく締め過ぎると外す時に大変になるからです。

(キツく閉まって外れない時は、輪ゴムなどを使って「固く締まったジャムの蓋を外す」ような要領でやると外れます)

 

DSC_6842

左:ケンコー「Zeta EX」  右:マルミ「EXUS」

 

現在僕の使っている超薄型のPLフィルターは、レンズにねじ込む側のリングと、表面の回転する側のリングがどちらもかなり薄いので、着脱する際にはやや注意が必要になります。

 

もっとも「超薄型」は着脱の難しさ以外の「メリットが大きい」ので、僕はそれを使っているのです。

この2層構造の表面側のリングは、360度回転します。

この表面のリングをクルクルと回転させることで、その「偏光効果」を調節できるというわけです。

 

効果が一番わかりやすい角度

フィルターの効果はだいたい「90度」くらいずつ回すことで変わってきます。

また、真正面からの逆光に対してはあまり効果を発揮しません。

一番効果があるのは、太陽が自分の真横(90度)にある時だと言われています。

 

pl_img_02

引用:http://shop.kenko-tokina.co.jp/products/list.php?category_id=434

 

被写体に対して、太陽の位置を確認しながら、自分のポジションや構図を変えると効果が分かりやすいです。

 

pl_img_01

引用:http://shop.kenko-tokina.co.jp/products/list.php?category_id=434

 

水面などの反射に関しては、角度が「30度~40度」が一番効果があるようですが、これも撮影時に色々と高さを変えてみて、判断したいところです。

効果に関しては「文字」で書くよりも、「見る」方が分かりやすいと思うので作例を紹介します。

 

PLフィルターを使った作例

それでは作例を見ていきます。

これから紹介する写真の左がPLフィルターの「効果がない状態」です。

右の写真がフィルターリングを90度回転させて、「効果がある状態」になります。

※画像の中央のスライダーをドラッグすると、写真全体を見ることができます。

※撮影は手持ちで行ったため、左右の構図はズレています。

 

どうでしょうか?

青空が濃くなり、雲の白が際立って見えますね。

コントラストが強調されたとも言えます。

次は・・・

こちらも「摩周湖の青さ」を撮りたかった場面ですが、PLなしとありの違いがわかりますか?

この場面はそれほど効いていないのでは?

と思うかもしれません。

 

正解です!

太陽の位置が「90度横」ではなく、順光に近い位置だったので、それほどフィルターの効果が出なかったのですね。

次はこれも「青」ですが・・・

神の子池の水面が白く反射しています。

リングを回していくと・・・

「ハイ!」

これは結構効果がありましたね!

 

神秘の「神の子池」の水中の青をクッキリと撮りたい時にはPLフィルターが必要になります。

続いても神の子池です。

これは反射の雰囲気も悪くはありませんが、フィルターを使うとどうなるでしょうか?

反射はかなり残りますが、それでも水底の美しいブルーをしっかりと強調して撮ることができました。

このように、フィルターを使えば「全ての反射がなくなるのではない」ということも覚えておいて下さい。

 

次は効果がさらに分かりやすい写真になります。

こちらの写真は、太陽の位置が丁度良く、撮影前に「PL効果がかなり出る」とイメージできるポイントでした。

そしてPL効果を効かせてみると、予想通りの結果になりました。

太陽の位置がちょうど自分の真横にあったのです、この時は。

そしてこのままの位置で、自分の真後ろを180度振り返って撮ってみました。

 

どうなるでしょうか?

 

PL効果なし

PL効果なし

 

答えは、PLフィルターのリング位置は全く回していないのに「PL効果がなくなった」です。

180度回ったからですね。

さっきは自分の右側に太陽がありました。

後ろを向いたことで、今度は左側に太陽がきて、PL効果がなくなったのです。

それではこの状態でリングを90度回していきます。

 

PL効果あり

PL効果あり

 

やはり、かなりクッキリと効果が出ますね。

このように太陽の位置と、PLフィルターのリング位置の関係で、効果が出たり消えたりします。

ちなみに、この状態で「縦撮り」するとどうなると思います?

 

答えは、「PL効果がなくなる」です。

この横撮りでPL効果がある状態からカメラが90度回転するので、効果が消えることになります。

横撮りから縦撮りにするのは、フィルターを回したことと同じ意味合いになりますからね。

縦構図と横構図で撮る場合は、このことも忘れないで欲しいです。

 

また、広角レンズで広い範囲の「青空」にPL効果をかけて撮ろうとすると、その効果に「ムラ」が出ることもあります。
(微調整してもムラが出る時もあります)

それと、下の写真を見て欲しいのですが、PLフィルターが「不要」な場面ももちろんあります。

 

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PLフィルター装着なし

 

これは朝焼けが水溜りに映った「映り込み」を狙って撮っているのですが、PLフィルターを使うとこの映り込みが消えてしまいます。

アスファルトの質感を撮りたいのならそれでもOKですが、意図は「空の映り込み」なので、PL効果は不要のケースと言えます。

 

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コチラの写真はそのPL効果を「微妙に効かせているパターン」なのですが、「映り込み」を残しつつ、「不要な反射の除去」を同時に行っています。

リングを少しずつ回転させて、自分の位置や高さも変えて、自分が意図する反射を表現しています。

 

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ちなみに、この上の写真くらい鏡面のような映り込みが主役になると、PLフィルターは不要になります。

それでもこの時は、フィルターは外さずに、効果がなくなるポジションに調整しています。

 

PL効果の確認は?

撮影する際にフィルターの効果を確認するのは、もちろんファインダー越しに肉眼で確認しています。

太陽の位置や撮影者の位置によって効果がかなり変わるので、それを肉眼で判断できるように集中しています。

正直微妙な変化の時もあります。

 

もちろんモニターで確認することもできます。

また僕のように日中の屋外でサングラスを常用している場合は、PL効果がわかりづらくなるので、そんな時はサングラスを外して効果を確認します。

(僕は度入りのサングラスなので中々外しませんが)

あとは撮影した画像を、モニターで確認するのも大事ですね。

 

それではどのメーカーのPLフィルターを使ったら良いのか?次はその辺りをお話します。

 

おすすめのメーカーは?

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PLフィルターは様々なメーカーから販売されていて、僕は今まで何種類かのPLフィルターを使ってきました。

最初はかなり安いタイプの物を使ってみたんです。

 

その時の自分にとってPLフィルターは必要な物なのか、使ってみないとわからなかったからです。

でも、初めて使った時の印象は「たしかに効果は出るけど、全体的に写真が暗くなりノイズが多くなった」といったものでした。

結果は満足できるものではありませんでした。

 

当時のレンズは一眼レフのレンズキットで、あまり明るくない標準ズームレンズを使っていました。
(ニコンD5300と、18-140mm f/3.5ー5.6)

その頃は常にISO感度をオートに設定していたので、カメラが「適正露出」にするために自動的にISO感度を上げたのが「ノイズが増えた原因」だったのです。

ISO感度のオート設定はたしかに便利ではありますが、ノイズという側面から見ると「諸刃の剣」「一長一短」と言えますので、作品の質を考える場合は「ISO感度の上限設定」をしておきたいところです。

例えばISO感度は「最高で3600まで」、という具合ですね。

 

PLフィルターの性能は物によって違う

さて話がISO感度にそれましたが、PLフィルターを使って空の青を鮮やかにしたり、水面や水辺の反射が抑えられたとしても、写真が全体的に暗くなってしまったり何か不自然な印象になってしまうのなら、それは勿体無いことです。

やはり解像感も落とさずに、なおかつコントラストをクッキリとさせ、自分が思い描いた目の前の景色を鮮やかに切り撮りたいですからね。

そのためには、PLフィルター自体の性能が重要になってきます。

 

僕が最初に使った物は価格も安かったのですが、その分性能もイマイチだったのです。

「こんな風に映るのなら、フィルターなんて使わない方がマシ」

「暗くなりすぎて使えない」

そう思う様になり、その後PLフィルターの出番はほとんどなくなりました。
(今でもそのフィルターは持ってますよ)

 

これはいわゆる「安物買いの銭失い」のパターンでしたね。

そのうちフルサイズのカメラを使うようになり、レンズも今まで使っていた物とは違い明るい物を好むようになりました。

実はそれまであまりわかっていなかったんです。

明るいレンズは性能が良い」ということを。

 

これに関しては様々な意見もあるかとは思いますが、一般的に明るいレンズの方が暗いレンズに比べて「高価」です。

そんな明るいレンズを手に入れたのに、必要以上に「暗く写ってしまうPLフィルター」を使いたくはありませんでした。

 

暗く写るということは、シャッタースピードが遅くなり、手持ちで撮れる状況も狭まるからです。

ISO感度はノイズの側面があり、できればあまり上げたくはありません。

「出来るだけ低ノイズで高画質に」

というのがフルサイズのカメラを手にした僕の目標であり願望でした。

 

ケンコートキナーの最上級フィルターを使う

そこで僕が選んだのは、フィルターメーカーとしては恐らく業界で2大メーカーと呼ばれている「ケンコー・トキナー製」と「マルミ製」の最上級品でした。

せっかく明るくて良いレンズを手にしたので、フィルターも妥協したくなかったのです。

 

ネットで色々と情報を調べていると、それらの最上級グレードはかなり高品質で、ユーザーの評価も高いものでした。

そこで「どちらを選んでも安心だ」と思い、まずはケンコー製のPLフィルターを選択しました。

 

決め手は「超薄型」と、「一日中付けっぱなしにできるくらい明るいフィルター」というレビューを読んだからでした。

その当時参考にしたのは、アマゾンのレビュー記事です。

 

そして注文し届いたPLフィルターを使うようになりましたが、それはレビュワーの満足度に違わず素晴らしいものでした。

たしかに「一日中付けっ放しにできる」ようになりました。

 

ケンコーの最上級グレード「Zeta EX」は、偏光効果はそのままに「従来の物よりも明るい」というのが売り文句でした。

別に最上級グレードの物でなくても、

「PLフィルターは回転させることにより効果をオンオフできるから、普段は効果をオフにすれば付けっぱなしにできるのでは?」と思うかもしれません。

しかし安価なフィルターを使うとわかるのですが、効果をオフにしていても「暗くなるんです」単純に。

 

例えば手持ちで撮れるギリギリの明るさで撮影している場合、ちょっと暗いところにレンズを向けるとその時点で「手ブレするシャッタースピード」になってしまうんです。

しかしこのケンコーの「Zeta EX」は明るいフィルターでした。

そしてどこへ出掛ける際も、このフィルターを常に装着して使うようになりました。

 

ところがそんなお気に入りのこのフィルターとの別れはある日突然やってきたのです。

 

次はマルミの最上級グレードを購入する

 

2015年の秋のとある日、山奥の渓流でスローシャッターによる撮影をしている時でした。

PLフィルターとNDフィルターとの重ねがけで使っていたのですが、交換する際に手を滑らせて落としてしまったのです。
(NDフィルターというのは、スローシャッターで撮影するために「光の量を減らす」ためのフィルターです)

それも渓流の岩の上に。

 

「カチッ」

という小さい音は、どちらかのフィルターが岩に当たったことを教えてくれました。

重ねがけしたフィルターを恐る恐る拾い、裏を見ると、

 

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ケンコーの最上級グレード「Zeta EX」77mm

 

その時は撮影を開始した直後だったので、軽い目眩とそして苛立ちを感じました。

 

今日はなんてツイてない日なんだ・・・」と。

 

このフィルターの薄さが裏目に出たのか?と、そう考えもしました。

「NDフィルターの方が割れたら良かったのに」とも思いました。

(PLに比べて価格が4分の一くらいなので)

 

でもフィルターの薄さに罪はありません。

むしろその存在は僕にとって「必要」だったのですから。

 

使っていたフィルターの直径は77mmでした。

今でも一番使用頻度の高いサイズです。

そして、直径が大きいのでやっぱり高いんです、価格が。

 

しかしその頃の僕には、PLフィルターを「撮影に使わない」ということは考えられませんでした。

そこでスグに同じ物を注文することにしたのです。

でも注文する時に気づきました。

 

「待てよ、そういえば二大メーカーのもう一方のマルミ製はどうなんだろう?」

と、考えたのです。

 

ケンコーの「Zeta EX」にはとても満足しました。

ならば、マルミ製の同じ価格帯、同じグレードの物を試してみる価値はあると思いました。

そして、現在も使っているメインPLフィルターがこちらのマルミ製「EXUS」になります。

 

左:ケンコーの「Zeta EX」  右:マルミ「EXUS」

左:ケンコーの「Zeta EX」  右:マルミ「EXUS」

 

ケンコーに比べるとやや厚みがあり、リングの回転は少し固い感じがします。

それにしてもマルミ製が秀逸なのは、フィルター表面のコーティングです。

防汚・撥水・帯電防止・表面のコーティングは全てにおいてケンコーの「Zeta EX」を上回っていると感じました。

汚れても拭けばすぐに綺麗になります。

(基本的にほとんど汚れません)

 

ホコリも付きません。

水滴も綺麗に拭き取れます(ケンコーは若干残る気がします)

指紋も綺麗に取れます。

実際のPL効果の効き具合ですが、これもマルミ「EXUS」の方が若干上のような気がします。

 

ただ、PLフィルターの効果が効き過ぎると、何となく作品が不自然な感じにもなるので、その辺は好みの問題になります。

※今回作例とした写真のほとんどは「マルミEXUS」を使っています。

(最近撮った写真です)

 

また僅かですが、マルミのフィルターは「黄色み」がかかっているようにも感じられます。

ケンコーの「Zeta EX」はそのような感じはしませんでした。

ナチュラルな印象でした。

効き具合もケンコー「Zeta EX」は「効き過ぎない」という印象があります。

 

こうして2大メーカーのフラッグシップであるPLフィルターを高頻度で使ってきた僕が勧めるのは・・・

おススメのフィルター

DSC_6848

 

おススメのフィルターメーカーは、使い方により分かれます。

例えば下のような撮影スタイル

  • 手持ちで様々な角度から撮影する
  • スナップ的に気が向いたらどんどん撮る
  • 三脚はあまり使用しない。
  • 絶対明るいほうがいい
  • とにかくフィルターを楽にくるくる回したい(効き具合を試したい)

まぁ、これは当時の僕ですね、ハッキリ言って(笑

 

このような撮影タイプには超薄型の「ケンコーのZeta EX」をオススメします。

なぜなら、こちらの方が若干明るく感じるし、フィルターのリングも軽く回しやすいからです。

 

フィルターは時計回りにねじ込みますから、効果を調節する際は時計と反対方向に回すと緩む恐れがあります。

でも「ケンコーのZeta EX」は軽く回るので、逆回転させてもまず緩んだことがありません。
(回しやすいので、僕はいつも時計と反対方向に回しています)

 

それに対し、「マルミのEXUS」はややリングが重たく感じるので、構図を狙ったままフィルターをくるくると回すのは少々慣れが必要です。

また、逆回転(緩む方向)させると、本当に緩んで外れてしまうことがありました。

ちなみにそれで1度だけ地面に落としています。

幸い破損はしませんでしたけどね。

 

そして、緩むので順回転方向に回すことになりますが、思ったよりもレンズの溝にキツく締まっていくので、外す際に苦労する時もありました。

(固くて外れない時は、先にも書きましたが輪ゴムを使って下さい)

また、下のような撮影スタイルの方にはこちらの「マルミのEXUS」が向いていると思います。

  • 手先が器用ではないので着脱の際に落とす可能性がある。
  • それほど頻繁に構図は変えず、狙ったものをじっくりと撮る(三脚を使うのでフィルターをしっかり回せる))
  • 撮影枚数はそれほど多くない(②と同じ意味合いです)
  • 効果はしっかりと出てくれたほうがいい。
  • フィルター表面は絶対汚れないほうがいい。
  • フィルター表面の掃除が楽だ。

このような条件を求めるのであれば、「マルミのEXUS」が合っていると思います。

マルミは、ケンコーよりも若干頑丈なのと、数回落としても問題なかったのでそう感じました。

 

他には、カメラを手持ちで構えてファインダー越しにフィルターを回転させるのに、「マルミ製」はややコツが必要だと感じました。

※この最上級グレードのフィルターはどちらも超薄型なので、レンズフード越しにフィルターを回転させるのが少々難しいレンズがあります。

(例えばニコン大三元70-200mm f/2.8など)

 

このように、それぞれのPLフィルターは個性があるので、それをイメージして選ぶのが大切です。

ただしどちらの物を選んでも、満足の行く撮影ができることは間違いないと思います。

実際に、どちらも持っている僕自身がそう感じています。

 

決して安くはないアイテムですが、良いレンズと合わせて使うならやはり妥協したくないですね。

ちなみにサイズは77mmを持っていれば万能だとずっと思っていたのですが、新型ニコン大三元24-70 VRが出た時、僕は泣きそうになりました。

「レンズの直径は82mmになります」

マジっすか・・・ニコンさん・・・。

 

まとめ

 

こうして、意図せずに2大メーカーの最上級グレードのPLフィルターを使うことになったのですが、使ってみて思うのは、やはり「明るいのは幸せだ」ということです♪

目まぐるしく変化する目の前の光景を、息をするのも忘れて切り取る瞬間、やはり明るいPLフィルターの方がメリットは大きいです。

 

そのような場面で、PLフィルターを付けたせいで光が暗くなり、シャッタースピードが限界でやむを得ずISO感度を上げることを考えると、手持ちで移動しながらバンバン撮る僕の撮影スタイルにはやはり明るいフィルターが欠かせません。

また、PLフィルターの効果には「寿命」があると云います。

 

実際のところは屋外での使用頻度にもよると思いますし、個体差(製造日)なども関係すると思うので、僕は特に気にはしていませんが。
(1年とか言われたら困りますが 笑)

 

ということで、今回は「PLフィルター」についてのお話でした。

これから、

  • 夏の青空
  • 水辺の情景
  • 劇的な虹のショー
  • 感動の夕焼け

を撮る機会が多くなると思いますので、PLフィルターは持っていたほうが幸せになれると思います。

それでは長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

※フィルターケースに「フィルターと輪ゴム」を一緒に入れないで下さい。

輪ゴムの跡がフィルターに付いてしまいますので。

(体験談です)

 - アクセサリー, 撮影技法