モフ曜日の仲間たち~エゾシマリス編
2016/06/16
「モフ曜日」という言葉をご存知でしょうか?
僕がこの単語を初めて聞いたのはたしか1年以上前だったと思います。
たまたまツイッターを見ていて、
「今日はモフ曜日だね♪」
というコメントと、モフモフな「猫」の画像が貼ってあり、なんだかとても癒やされました。
最初は「モフ曜日」の意味がよくわからず、ただモフモフを愛でる日のことかと思ったのですが、どうやら「木曜日」とかけていることがそのうち判明して、さらに喜びました♪
そしていつしか僕も「今日はモフ曜日ですね」と画像付きでツイートするようになっていたのです。
そんな「モフ曜日」に登場する可愛い動物たちの中で、今回は「エゾシマリス君」を紹介したいと思います^^
エゾシマリスに出会った日
そこに行けば「いる」とは聞いていました。
でも行くまでは会えるかどうか分からなかったので、「会えたらいいな~」くらいの気持ちで行ったのを覚えています。
初めてこの子に出会ったのは2015年の8月です。
自分の住む地域から車で4時間以上離れたところにある「大雪山系」にこの子はいました。
その朝は「層雲峡」の雲海を見ながら、「黒岳ロープウェイ」に乗り、登山も兼ねて「黒岳」に撮影に行ったのです。
そしてロープウェイの降り場で早速小さな住人に出会ったのです。
「あっ、いるいる!」
他の観光客の方々からも声が上がります。
エゾシマリスはとてもすばしっこく、整備された木道の上を走り回っていました。
ただ、彼らにも目的があって、それは「エサを求めている」のだと思いました。
ゆっくり歩くようなことはなく、ササッと素速く動いては止まり、また素速く動くといった、なかなか撮影が難しい存在でした。
止まった!と思ったら、もう「ブルブルブル」って動いていますから(笑)
この時は、こうして間近でエゾシマリスを撮れるとは思わなかったので、ニコンD750に標準ズームの24-120mm f/4を装着していました。
望遠レンズがあれば、もっと良かったかもとは思いましたが、結果的にはこのレンズでも問題はなかったです。
ただ早朝で暗かったので、シャッタースピードの確保と、オートフォーカスの速度、そして連射性能には苦労しましたが。
このシチュエーションで彼らを撮るなら、理想のレンズは「70-200mm f/2.8」ですね、やっぱり。
実はここには「複数」のシマリスがいて、あちらこちらで駆け回っている姿を見ることができました。
これは僕の足が写っていますが、もう気を付けて歩かないと危ないくらい、すれすれを駆け抜けていきます。
そして彼らも「期待」しているのです。
人から何かをもらえるのでは?と。
まさか僕の足を上ってくる?
なんてちょっと期待しながら必死にピントを合わせました。
実は以前、登山中にエゾシマリスが現れて、ブーツの先をかじられたことがあったのですが、その時のことを思い出しましたね♪
あの時は本当に幸せでしたよ^^
その後も元気よく、そしてすばしっこく駆けまわるシマリスを撮っていると、ついに目の前で止まりました。
そしてこの顔です。
「うわっ、あぶない・・・」
危うく食べ物を与えそうになりました。。。
反則ですよね、この可愛さは♪
でも、だからこそ人間のエゴでエサを与えるのは良くないと思っています。
彼らの生きる術を、そして健康の事を考えると、人との距離はもっと離れていたほうが良いのかもしれません。
とは言っても、ここではこうして彼らと「共存」できる空間があるのですから、この時はただ満喫しました。
たぶん一眼レフ(D750)でエゾシマリスを撮ったのはこの時が初めてだったので、設定や構図やタイミングなどにはとても苦労しました。
それでもカメラの性能のおかげで、意外と綺麗に撮れている写真が多くて「ホッ」としましたね♪
ただ、この時の目的は黒岳山頂に行くことと、そこで「ナキウサギ」を見ることだったので、いつまでもエゾシマリスくんと遊んでいるわけにも行きませんでした。
そうして僕は後ろ髪を引かれる思いで、そこを後にします。
この顔を見たら、後ろ髪引かれますよね?♪
その後、少しずつ登山道を進んで行くと、また足元に小さなリスくんを見つけました。
とても小さいですから、うっかりすると気付かない可能性もあります。
それでも標準ズームで撮れるのですから、どれだけ彼らが人馴れしているのか、わかると思います。
何かに夢中な時の表情と、たまに見せる空白の瞬間の顔が、とても愛らしく思いました♪
そしてこの辺りから本格的な登山に突入したので、レンズを超広角にして、風景の撮影を楽しむことにしました。
すると・・・、また現れたのです、彼らが♪
先ほどのロープウェイ降り場からはもうだいぶ離れたのですが、どうやら彼らはこの山全体にいるようでした。
そして僕もまさか超広角レンズで彼らを撮影できるとは夢にも思っていませんでした。
この向こうには雲海が見えています。
雄大な景色をバックに、とても小さなエゾシマリスを撮ることができました。
何かを考えているエゾシマリス君♪
この写真はちょっと雲海が見えていますね^^
こうして彼らを撮ってしまうので、まったく先に進めない自分がそこにいました♪
そして最後はしっかりと構図をつくり、彼らに別れを告げて先に進むことにしました。
その後無事に黒岳の山頂に到着し、そこからさらに縦走コースへ進んでいくと、そこでお目当ての「ナキウサギ君」に出会うことができたのです。
ナキウサギ君については、そちらも今後別記事で紹介したいと思います♪
そしてエゾシマリス君はここでも僕の前に現れてくれました。
もうすでに数百枚、彼らの姿を撮影し、ここではナキウサギに集中していたのですが、それでもやっぱり撮ってしまいますね。
ここではタムロンの超望遠レンズ「150-600mm」が大活躍しました♪
この頃はまだ大三元ズームや「D810」は持っていなかったので、D750の1台体勢で臨んでいましたね。
そしてお腹いっぱい撮影して下山したのですが、その道中でまたも彼らに出会うことになります。
しかも、「自分史上最高」に可愛い表情と、その姿を撮らせてくれたのです。
そう、この子が!です^^
この子は偶然、草むらの中にいたところに気付いて、登山道の途中で撮影を開始しました。
実はこの日はお盆休みの真っ只中で、登山客もとても多かったので、撮影するのは結構気を遣いました。
それでもこの子は特に人を恐れる様子はなく、また人に懐いている様子もありませんでした。
そして僕はここで1時間ほど、彼の姿を撮り続けます。
その模様はまた長くなりますので、次回記事で紹介したいと思います♪
是非お楽しみにして下さい^^
それでは長くなりましたが、最後まで見て下さってありがとうございました!
→関連記事:新型超望遠レンズ「AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6」の描写~北海道大雪山
こちらの記事はその後「新装備」で同じ場所に行った時の模様です。
→次回記事:モフ曜日の仲間たち~エゾシマリス編その2
→最新記事:モフ曜日のモフモフな友達~エゾシマリス編その3