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2019年に北海道道北で撮影した作品~第三部

      2019/10/26

訪問していただきありがとうございます。

幸せカメラのKENです。

前回記事の「2019年に東北海道で撮影した作品~第二部」に引き続き、第三部をお届けします。

今回は北の地域「道北」になります。

暑い夏の一日、広い北海道の大地を、特に計画も建てず気が向くままに車を走らせました。

そんな中で目的地に決めた日本最北端の地である「宗谷岬」も、最初からそこに行きたかったわけではなく、なんとなく行ってみて素敵な光景に出会えるかもしれないという淡い期待からでした。

北海道の面積はとても広いですから、太平洋側の釧路湿原で暮らす自分にとって、この宗谷岬はとても遠い存在です。

それでは早速作品と道中記をご覧ください。

 

宗谷岬に付いたら神社があった

知床半島から海岸線を北上し、途中で温泉に寄ったりしながらたどり着いた最北端の岬には、神社がありました。

走行距離は知床から400km以上はあったと思います。

そしてこの日「8月6日」は、全国的に気温がかなり高かったのを覚えています。

冷涼な気候の道北方面にも関わらず、途中「30度」を超えている地点もありました。

普段25度を超すと「暑いね~」といった会話が自然に出てくる地域に住んでいる僕としては、暑さへの慣れが不十分です。

滅多に使わない車載のエアコン機能をフル稼働して、知床から一気に稚内市まで進みました。

途中の観光地で撮影しなかったのは、すごく暑かったので、たぶん車の外に出たくなかったからだと思います。

さて宗谷岬に付くと、そこには沢山のライダーが訪れていました。

岬のイメージ通り風は結構強く、上空には奇妙な雲が湧いていました。

駐車場に車を停め辺りを見渡すと、すぐ近くに神社があることに気が付き、お参りしてから撮影です。

まずは岬のシンボルを見に行きました。

 

北の空に漂う不思議な雲

普段から空や雲を眺めることが多い僕にとって、この最果ての地で見た「雲」はとても不思議な感じがしました。

まるで何かの絵のような、意味があるような、そんな風に思えたのです。

そして風が強いので通常であれば、雲はすぐに形を変えたり消えてしまうはずなのですが、写真のようなバランスを保ったまましばらくの間楽しませてくれました。

岬のシンボルで記念撮影をする人たちは、上空ばかりを撮っている僕を怪訝そうな顔つきで見ていました。

なんというか、この辺りの地形なども影響しているのかもしれませんが、ほとんど見たことのない雲の動きに僕はしばらく見惚れていたのです。

これだけでも最北端に来た甲斐があった

そうつぶやき、車に戻りました。

時刻は15時45分。

行く宛のない旅は続きます。

 

幻の利尻富士を探す

(この写真に利尻富士が写っていますが、ほとんど見えません)

 

次に思ったのが「利尻富士が見たい」ということでした。

おそらく子供の頃に一度見たはずですが、記憶がありません。

たしか利尻島か礼文島に観光で訪れ、エーデルワイスの歌が流れていたことだけを覚えています。
(空手の大会で稚内に行った際)

今ではすっかり「山好き」なった僕は、標高1721mの険しい山を拝みたいと考えました。

さらに時間帯的にも日本海側に沈む夕日とのコラボも期待できました。

 

ところが、これまで晴れ渡っていたオホーツク海側の空とは一変し、日本海側はどんよりとした曇り空になったのです。

それでも利尻富士が拝めそうなポイントを探しながら車を走らせました。

途中、小高い峠の途中で展望台駐車場を見つけたので立ち寄ります。

そこで車を降りて目の前にあるであろう「利尻富士」を探したのですが、どこにも見えません。

スマホのナビや方位計・展望台の案内標識を見て方角を確認したのですが、それでもまったく見えないのです。

近くにいた数名の観光客らしき人たちも、同じように「見えない利尻富士」を探しているようでした。

「想像と経験は違う」

そう感じた僕はその場所をあとにしました。

 

目標を失い撮影にも不向きな天候の中、日本海側の海岸線を南下することにしました。

しばらく進むと、見渡す限り何もない平野が広がっていました。

右側には日本海が常に見えていて、果てしなく続く一直線の道をそのまま南へと向かいます。

この道の名前は「宗谷サンセットロード」と言うそうです。

時刻は夕方になり、本来なら夕焼けが始まってもおかしくない時間帯でした。

ですが鉛色の空に変化は見られません。

その時、海の向こうに僕は幻の山を見たのです。

 

ついに出会えた利尻富士

やや大げさですが、「もう見れない」と思っていた山が雲の間から姿を現したのです。

最初は目の錯覚か?とも思いました。

注意してよく見なければ、気づけないほどに薄っすらとした印象です。

すぐに駐車場を見つけて車を停め、気に入った構図を探します。

手当たりしだいに撮るという「スナップ派」から、いつの間にか卒業していたようです。

そして目の前に咲いていたハマナスを前景に入れて撮影。

でも肉眼でもモニターでも、山の輪郭はよくわかりませんでした。

そうこうしているうちに日本海の雲はまた幻の山を隠してしまいました。

そんな中で撮影した写真を、現像技術で編集しました。

ご覧ください。

夕刻ということもあり、色を濃くしてみると赤みが出ました。

そして山の輪郭も。

近いうちに利尻富士には登りたいと思いました。

それと夕焼けとのコラボもこの海岸線から撮影したいです。

 

さてここまで、深夜の知床峠での撮影からほぼぶっ通しで活動していました。

眠気はあまり感じなかったのですが、どこかで仮眠を取る必要があります。

そこで思い付いた仮眠先は・・・

 

星の降る渓谷で

天気予報を見ながら、星が見えるポイントで夜を過ごしたいと考えました。

日本海側は見ての通り曇りの予報でした。

いくつかの候補地をスマホで検索しているうちに「ここだ!」と感じた場所は・・・

「層雲峡」

北海道の屋根と言われる「大雪山系」の一角に層雲峡はあります。

でもここまで700km以上走っていたし、利尻富士を撮影した場所からはまだ300kmは離れていました。

ですが実は僕、車の運転は苦にならないんです。

田舎で生まれ育ったこともあり、若い頃から数百キロを自分で運転して移動するのはごく当たり前でした。

その感覚があったので、あと300kmくらいなら行ける!と判断したのです。

そして高速道路なども活用し、層雲峡で撮影を開始したのが21時30分ころです。

そう、休むどころかまたまた天の川や星々を撮影しました。

写真の左側の滝が「銀河の滝」です。

 

層雲峡で気に入っている撮影ポイントの一つに、「銀河の滝・流星の滝」の駐車場があります。

公衆トイレや売店があり、そこの外灯が手前の木々を照らします。

辺りは静寂ではなく、滝の轟音が体に響きます。

肉眼ではほとんど滝の流れは見えませんが、カメラの感度を高くして撮ると星明かりで浮かび上がります。

この日は天の川の位置が滝のラインとはちょっとズレていましたが、美しい星空に変わりはありませんでした。

上の写真は以前撮影したものです。

駐車場施設の明かりと星々の明かり。

それ以外の周りは真っ暗闇です。

月のない夜にここを訪れたら、その暗さに驚くかもしれません。

 

また秋になるとこの渓谷はその装いを美しく変化させます。

標高が高い地域だけに、紅葉も日本一早いと言われています。

 

冬になると氷爆を見ることもできます。

この時は、この氷爆をアイスクライミングしている人に気づいてとても驚きました。
(この写真にも写っています)

 

まとめ

ここまで、決してオススメできない無謀な旅ですが、各ポイントの滞在時間が短いので24時間もかかっていません。

夜に釧路湿原を出発して知床峠で撮影。

次に宗谷岬に行って利尻富士を探し層雲峡で車中泊。

ざっと1000km以上走ったことになります。

この晩はこのまま層雲峡で仮眠をし、次の日は・・・

 

眠ろうとした車内でまたまた閃いて興奮してしまいました。

翌朝に行きたいポイント」が決まったのです。

 

それでは次回の記事をお待ち下さい。

最後まで読んでくださりいつもありがとうございます。

次回記事はコチラ

 

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