トドワラの遅い春~躍動する生き物たち - 幸せカメラ.net

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トドワラの遅い春~躍動する生き物たち

      2016/07/04

NDS_3105

自分にとってはとても珍しい「土曜日が休み」というサプライズに、急遽撮影に行って参りました。

実は週末の撮影はまったく計画していなかったので、焦りと興奮で少々冷静さを失いました。

というのも、普段日曜日しか休みのない僕ですが、今回の日曜日は、天気予報が「雨」だったので、撮影には不向きだと考えていました。
(ちなみに先週の日曜日は珍しく風邪を引いて寝込みました)

ところが前日の土曜日が休みになったので、慌てて天気予報を確認すると、唯一好天に恵まれそうな地域を見つけたのです。

そしてできれば日の出から撮影したいと考え、撮影の準備をしました。

念のため日の出の時刻を確認すると・・・

「4時59分」

すっかり日が長くなりましたね~汗

→関連記事:絶景に出会う確率を飛躍的に高めるコツ

予定した撮影地までは車で約2時間かかります。

撮影の準備を含めると、朝の4時には現場に到着したいところです。

ということは・・・夜中の1時半には起きて2時には出発しないと間に合わない、そうなります。

そこで、準備をしながら色々考えて、夜中の12時前に出発することにしました。

早めに現地に行ってそこで少し寝たほうが、朝日の撮影には余裕があって良いのです。

そして現地に着くと・・・

「夜景が綺麗♪」

ハイ、早速撮影開始です(笑
(少し寝ないんですか?)

 

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湖のように見えるのは「野付湾です」

そうここは「トドワラ」、野付半島の先端部にある不思議ゾーンなのです。

→関連記事:秋の野付半島~輝く海と星空

ここでの夜撮影は2度目でしたが、前回は海側の星空をメインに撮影し、モヤがかかった空気に少々戸惑ったのを思い出しました。

そこで今回は湾側(陸側)を撮影してみました。

すると、そこはまるで「ウユニ塩湖」のような(見たことはないです)素敵な映り込みの世界が広がっていたのです。

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中央付近に見えるのが、「尾岱沼」という港町です。

左側に見える明るい天体は「三日月」です。

到着した頃にちょうど赤い月が水辺線から顔を出し、撮影の準備が完了した頃にはだいぶ昇ってしまいました。

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(こちらの写真はクリックすると拡大します。ブラウザの戻るボタンでお戻り下さい)

ここでは長時間露出で数十枚撮影しました。

写真の詳細データなどについては、後日アップしたいと思います。

一段落して、時計を見ると・・・

「午前3時」

日の出まであと2時間です。
準備を含めると4時には起きたい。
車に戻って駐車場まで移動して、1時間ほど仮眠しました。

そしたら寒いのなんのって・・・!

久し振りに車中泊しましたが、顔と頭が寒かったですね~。

気温は氷点下3~5度くらいでしたからね。
頭にパーカーを被って顔を埋めて何とか寝ましたよ♪

そして起きたのは朝の4時くらいでした(笑

ほとんど寝ていませんでしたが、本当に久し振りの夜景と朝日の撮影に胸が高鳴っていました。
準備をして海岸の方へ行くとすでに空が白んでいました。

そして水平線は赤くなり、朝焼けの予感を感じさせました。

NDS_3050

週末の天気予報は下り坂でしたから、そんな時は朝焼けが綺麗なんですよね。

そして朝焼けと朝日を収めようと、狙っていた場所に向かって歩き出しました。

カメラは・・・

・D810
・D750(メンテから帰ってきました)

レンズは・・・

・大三元 24-70mm
・大三元 70-200mm
・純正超望遠 200-500mm(野鳥用に)

これに三脚などを合わせると、総重量はかなりのものになりました(笑

そしてこのメンテから帰ってきたD750が、この後思いもよらない事件を引き起こします。

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トドワラの砂嘴(さし)は一部に観光用の遊歩道があり散策することが出来ます。

海水が満ちていない時は、不思議な景観が現れるので、それと朝焼けをコラボさせようと、遊歩道を回りこんで太陽を待とうと思ったのです。

そして三脚にD810を乗せ、手持ちのD750で自由に撮ろうと撮影を開始すると・・・

「あれ?何だコレ?」

カメラが上手く操作できません!
まず「親指AF」(オートフォーカス)ができない!

焦って設定を見ると、設定が何故か解除になっていました。

「何で?何で?」

と焦る僕。
朝日の撮影には、スピードが求められます。

刻々と変わる空や光を、狙った場所から撮るために僕はここまで来たのです。

親指AFの設定を元に戻し、

「たぶんメンテに出したから、設定がリセットされちゃったのかなぁ」

なんて思いながら再度操作すると、

「ダイヤルが逆」

ということに気付きました。

絞りやISO感度を設定するダイヤルの回転方向が逆になっていたのです。

逆と言っても今まで僕が自分で使いやすいようにカスタム設定していたので、どうやらデフォルトの状態に戻っていたようでした。

そう、メンテから帰ってきたD750はカスタム設定した項目がすべてデフォルトに戻っていたのです。
(どうやらファームアップしたのでリセットされたようでした)

「確認しておけば良かった~!」

その時、D810には200-500という超望遠が取り付けてありました。

野鳥はD810、風景はD750というように分けていたのです。

200-500のレンズはかなり大きいので、それを外して入れ替えたりするのは時間が勿体無いので、D750のデフォルトの設定で撮影を続行しました。

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(これは多分810かな)

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バタバタしているうちに、肝心の日の出の瞬間は、上手く撮ることは出来ませんでした。

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結局、デフォルト設定のD750を使いこなすことができなくて、D810の超望遠による撮影がメインになりました(笑

まぁ、こういう失敗も経験して、成長していくものです、人は。

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足場が悪く、なかなかレンズ交換ができなくて、暫くの間D810と200-500の超望遠での撮影が続きました。

DSC_5104

これはD750ですね、なんとか頑張ってる(笑

そしてこれも後で気付いたのですが、D750の記録形式がJPEGになっていました。
いつもは「RAW形式」で撮影し、後でパラメーターを微調整するのが僕のスタイルなので、これも失敗だったと言えます。

DSC_5137

まぁそれにしても、なかなか頑張ってくれました、D750君も♪

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これは、かなりの逆光と輝度差の写真だったので、さすがにJPEGでは厳しかったです。

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それにしても朝の半島は面白いですね~。

生き物たちが起き出して少しずつ騒ぎ出します。

さっきまでは静かだったのに。

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順光で陸の方を見ると、ほんの一部水面に顔を出している砂嘴にカモメが感覚を開けて並んでいました。
(そしてこっちを見てる)

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カモメを撮影していると、聞き慣れた声がこちらに向かってきました。

ここにはまだ沢山の白鳥がその羽を休めていたようです。

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最初は晴れていた空も次第に雲が多くなってきました。

天気の変わり目はは結構面白い景色が撮れて好きなんです。

カラッと晴れた空だとあまりこういうのは撮れませんからね。

→関連記事:風の峠に挑んだ春の朝

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雲の薄い部分から水面に光が射し込んで輝いていました。

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(こちらの写真はクリックすると拡大します。ブラウザの戻るボタンでお戻り下さい)

一見すると・・・

「何もない」

そういう感想もあるかもしれません、このトドワラは。
でも僕にとっては撮りきれないほどの沢山の魅力が詰まった不思議な半島なんです。

そういえばこの朝は珍しく「エゾ鹿」の姿を見かけませんでした。
密かに期待していたんですけどね、朝日に輝く鹿とか。

夜中に到着した時は、暗闇の中に鹿の群れの気配を感じましたし、実際に道路脇にも姿を見ました。

そんなことを思いながら歩いていると・・・

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「いた・・・!」

こんなところにいたのかぁ~なんて思いながらその場を離れました。

そして次はトドワラ名物「猛禽類」を探しに行きました。

と言っても、すぐ近くにいますから、車で走りながらその姿を探します。

すると・・・

早速見つけました!

しかもカップルかな、寄り添っています。

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こんな風に2羽で佇んでいるのをあまり見たことがなかったので、嬉しかったですね。

許される範囲内で近付き、しっかりと撮影。

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(こちらの写真はクリックすると拡大します。ブラウザの戻るボタンでお戻り下さい)

オジロワシのオスとメスの見分け方は、その大きさだと聞きます。

メスのほうがオスより少しだけ大きいそうです。

そう考えると手前がオスで、向こう側がメスなのでしょうかね?

遠く水平線には漁船が忙しく行き交っていました。

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この直後、再びオジロワシを撮影していると、嫌がったのか飛び立ってしまいました。

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躍動感のある姿を捉えるのは嬉しいことですが、自分が原因だったとしたら、それはちょっと申し訳ない気持ちになりますね。

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それでもしっかりと撮影させてもらいました。

そしてこのカップルと、この後また出会うことになるのですが、今度は別な事件が巻き起こります。

長くなりましたので今回はここまで。

次回にご期待下さい♪

今回の撮影に使用した機材

ニコン D810 ボディ

ニコン D750 ボディ

ニコン AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR

タムロン SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD ニコン用

ニコン AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR

→次回記事:トドワラ春の乱~生きること・闘うこと


 - AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR, NIKON D750, NIKON D810, TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD (Model A012), トドワラ, 野生動物 , ,