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今ある機材で最高の一枚を目指して

      2018/08/20

こんにちは。

幸せカメラのKENです。

ブログ記事の投稿をしばらくお休みしていましたが、あるメディアへの寄稿をキッカケに活動を再開いたしました。

以後、よろしくお願いします。

 

実は今年に入って、それまで所有していた機材の8割を手放したのですが、昨日は久しぶりに「絶景」が見られるかもしれないと感じたので、撮影に行ってきたのです。

今回はその模様をお伝えします。

 

とても寒い夏の夜

900草原展望台から見た標茶町方面

「今年の夏は寒い」

最近では気温が一桁台になったり、旭岳では観測史上最も早い「初雪」が観測されたりと、冷夏を感じさせる日々が北海道では続いております。

7月は涼しいながらも夏らしい格好で過ごしていたのですが、最近は「秋」の服装になりました。

布団も「毛布」を追加して寝るようになりました。

このまま北海道の夏は過ぎてしまうのか?

そんなことを思いながら、久しぶりに晴れ間が見られそうだったので、星空を撮影したいと深夜に出発しました。

最初に目指した弟子屈町付近の展望台の気温は8℃ということで、ヒートテックを着込んで臨みました。

 

エゾタヌキとの接触寸前

森の小径で

 

深い霧の中、撮影地まで車を走らせている途中で、視界が開けたときそれは飛び出してきました。

「モフモフモフモフ」

毛の塊のような、小さな生き物が車の方に向かってきたのです。

「エゾタヌキだ!」

普段から野生動物の飛び出しには注意しているのですが、このように車に突進してくるとかなり危険です。

交わしきれないと判断して、やむを得ず急ブレーキを踏みました。

「キュッ」とタイヤが鳴り、車内の荷物が前方に総動員してきました。

「間に合わなかったか?」と思った次の瞬間、

「モフモフモフモフ」とその小さな子は元気に車道を横切って草むらに逃げ込みました。

エゾタヌキの事故が多い

キタキツネやエゾシカが、夜間の道路にいる姿はよく見かけます。

ですが彼らは車に向かって飛び出してくることはそれほど多くはありません。

ですが、エゾタヌキに関しては、

向かってくる・飛び出してくる

というのが僕の認識です。

実際に路上ではエゾタヌキの亡骸を多く見かけます。

習性なのかはわかりませんが、彼らは比較的足が遅い上に、あえて車のライトに向かってくることがあるので、特に気をつけたい存在です。

夜間走行の際、細い道ではスピードを1段階落として、彼らの命を守ってあげてください。

 

霧の街を撮る

900草原から見た弟子屈町

 

標高を上げて霧の上に出ました。

期待が高まります。

撮影地に到着し暗闇に目を慣らすと、実は星空があまり見えないことに気が付きました。

この地域の天気予報は、今晩から朝にかけては「曇」マークだったのです。

なんとかなるかなぁと期待していたのですが、プランを変更してそのまま霧の情景を撮ることに。

月明かりがあれば、面白く撮れたかもしれませんが、街明かりのみの撮影となりました。

上の写真は「弟子屈町」の様子です。

霧が西から流れて街を包んでいました。

ここで次の撮影地を決めます。

「摩周湖に行こう」と。

 

屈斜路湖方面で少しだけ星を撮る

屈斜路湖の空に垣間見えた星空

 

摩周湖に到着するもやはり空は曇っていました。

街明かりが雲に反射して湖面を照らすので、景色を全く撮れないわけではないのですが、星空が見たかったのですぐにポイントを変えました。

「屈斜路湖方面へ」

霧と雲が晴れる場所を探しながら星空を求めてさまよいます。

そして標高の高い峠で星空が見えたので急いで撮影。

上の一枚がその時の写真です。

雲の流れが速く、モチベーションが上がらなかったのでそのまま車中泊することに。

夜明けまではあと2時間。

少しでも寝て体力を回復させようと決めました。

 

久しぶりの朝焼けと太陽

知床方面のグラデーション

 

寒かったり、久しぶりの撮影でテンションが上ったのか、なかなか寝付けません。

うつらうつらしてきた頃、日の出の1時間前にセットしていた目覚ましが鳴りました。

すぐに飛び起きて着替えます。

「とりあえず脱ぐ」

こうすることでどんなに寒くても撮影に臨むスイッチが入るのです。

車の外に出ると、期待していた朝焼けが始まっていました。

この朝の弟子屈方面の天気予報は曇り。

そして知床がある斜里方面の予報は「晴れ」だったのです。

僕はそのどちらも見えるような場所で待機していました。

すると知床方面の空が次第に変化してきました。

知床の空の雲

 

あまり見かけない形の雲が現れました。

実は望遠レンズがないので(タムロンの90mmマクロのみ)、クローズアップはできなかったのですが、それでもトリミングすればいいと開き直って撮影です。

ちなみにカメラボディはNikonのD750です。

東の空は次第に明るくなり、久しぶりの朝日を拝めると確信しました。

明るくなる知床の空

 

もう一本のレンズ「タムロン15-30mmズーム」と「90mmマクロ」を頻繁に取り替えながら、最高の一枚を、心に響く一枚を撮ろうと集中していました。

それでも草むらから音が聞こえたら、ヒグマの可能性もあるので警戒はおこたりません。

そしてついにその時がやってきます。

 

ダイヤモンド斜里

ダイヤモンド斜里岳 4時42分

 

日本百名山の一つ「斜里岳」の向こうからついに太陽が顔を出してくれました。

思っていたよりも雲が多く、それほど眩しくないとこの時は感じていました。

「今日は大人しいかな、太陽の光は」

その直後、サングラスを車に置いてきたことを後悔します。

ここからは時系列で数枚の写真をお楽しみください。

 

4時48分

 

4時51分

 

4時54分

 

4時54分

 

あまりにも眩しすぎて、木の陰を探しました。

ファインダーを覗くのではなく、モニタービューで構図を作ります。

4時59分

 

とても美しい、神秘的な太陽の光でした。

大地は光を浴びて呼応するかのように、白く輝き始めます。

ただやはり距離が遠いので、レンズの性能が足りない感は否めませんでした。

「大三元レンズがあれば」と何度も頭をよぎります。

5時8分

 

そして斜里岳に降り注ぐ光を満喫した後すぐに「屈斜路湖の雲海」を撮影しに向かいました。

とは言ってもこの場所から5分で撮影地に到着します。

 

屈斜路湖の雲海

屈斜路湖の雲海と硫黄山

 

今朝の状況なら、雲海撮影のメッカである「美幌峠」や「津別峠」だと、朝日と雲海のコラボを高い確率で楽しめることは想像できました。

 

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ですが知床方面をしっかりと撮ることや、摩周湖に近いこと、そして雲海の後の「光芒」を考えるとこちらのほうが良さそうだと判断したのです。

 

 

雲の流れを楽しみながら、あの中へ入っていくタイミングを図ります。

「雲海+光芒」

が僕の楽しみ方です。

遠く雄阿寒岳の方向を撮ると、しっかりと雲の上に顔を出していてくれました。

雄阿寒岳方面と雲海

 

この朝の雲海は、やや層が薄いあっさり系だったようです。

 

まとめ

 

屈斜路湖の雲海を楽しんだ後は、霧の中に突入して「霧を貫く光」を探すことにしました。

白虹発生の期待や、想像を越える美しさを追い求めるために、です。

ちなみにこの朝、摩周湖では雲海は発生していなかったようです。

(ライブカメラで何度も確認していました)

このあと、僕はどんな光景を撮ることができたのでしょうか?

次回に続きます。

お楽しみに。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

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