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超広角レンズ~タムロン15-30mm F/2.8 VCの世界

      2016/04/09

今回は超広角レンズ「タムロン 15-30mm F/2.8 VC」について書きたいと思います。

この「タムロン 15-30mm F/2.8 VC」というズームレンズは、面白い形をしています。

1.独特の形状とその性能

タムロン15-30f2.8vc

タムロン15-30f/2.8vc

超広角でF/2.8通しという明るいその大口径レンズは、前玉が飛び出しています。

レンズフィルター類は付けれる?

そのせいでレンズ保護用やND・PLなどのフィルター類は取り付けができません。
(移動時は常に純正のレンズキャップを付けていますが、緩んで外れる様子はありません)
(クッション性のあるレンズカバーも使ってみましたが、少々コツが必要で暗がりや素早い脱着が難しいので純正キャップが今のところベストです)

※2016年4月9日(加筆)このレンズにも取り付けできるアダプタが存在しています。
詳しくは別記事で紹介したいと思います。

しかしレンズ表面の防汚コートのおかげで、汚れなどは簡単にふき取ることができ、変に曇ったりもしません。
(拭き取り跡も残らないです)

逆光に対しては?

またタムロン独自のeBANDコーティングでゴーストやフレアの発生が抑えられています。
(ニコンでいうところのナノクリスタルコートでしょうか)

僕は他にも様々なレンズを使用していますが、正面からの逆光に対してはかなり強いというのが印象で、絞り込めば美しい光芒も簡単に撮ることが出来ます。

しかし!「真横に近い斜め横からの光に対しては確実にゴーストが出る」という弱点も存在しています。

特に気になるのは街中で夜景を撮影している時ですね。

これはやはり前玉が飛び出していることの宿命なのでしょうか。

街路灯などが画面横の方にあると、しっかりとゴーストが発生します。
ただこれに関してはハレ切りしたり構図を工夫すれば特に問題ないと思います。

今のところ、このゴーストで撮影に困ったということはありません。

2.D810に装着してみた

D810とTAMRON 15-30f2.8

これはD810(バッテリーグリップ装着)に取り付けた状態です。

レンズ自体結構な重量がありますので(約1.1kg)ボディとのバランスをとるのにはバッテリーグリップが最適です。
(全体の重さは増しますが)

D810とTAMRON15-30mm

ズームリングを回してもレンズ全体の長さは変わりません。
脱着の出来ないフード内で前玉が前後に動きます。

またVCの効き目は悪くないという印象です。
タムロンは手振れ補正の効きは良いのですが、VCが効く瞬間と解除される瞬間に大きく動くので、そのタイミングさえ掴めれば特に問題ありません。
三脚使用時には当然VCをOFFにしないと誤動作を起こします。

AF(オートフォーカス)の感触

AFに関してはとても素直に合焦してくれます。

他のタムロンのレンズのように「チリチリ・・・」と動き続けることはなく、一発で「スッ」と合ってくれます。

速さはニコン純正の大三元レンズのAF速度には及びませんが、風景を超広角で撮るのにそれほどAF速度が必要ではないので気にはなりません。

ニコン純正大三元レンズとは

15mmのパースと作例

とあるレビューでは「広角の単焦点レンズ3本分の価値がある」という内容も拝見しましたが、僕は単焦点は35mmと50mm、90mmマクロしか持っていないので、今まで超広角の描写がわかりませんでした。

それまで使っていたメインのズームレンズはAF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRだったので、24mm以下の世界にはとても興味がありました。

※フィッシュアイなど魚眼レンズも使ってみたいですね。

そして実際に使ってみるとそのパース効果に驚きました。

2015年8月30日 11時20分 NIKON D750 TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD SS 1/400秒 f/16 22mm ISO-100 手持ち  RAW

2015年8月30日 11時20分
NIKON D750 TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD
SS 1/400秒 f/16 22mm ISO-100 手持ち  RAW

近景にかなり寄れるので(最短撮影距離0.28m)この様なパースを活かした構図も可能です。

2015年8月15日 12時35分 NIKON D750 TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD SS 1/1000秒 f/6.3 15mm ISO-125 手持ち  RAW

2015年8月15日 12時35分
NIKON D750 TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD
SS 1/1000秒 f/6.3 15mm ISO-125 手持ち  RAW

ファインダーを見ながら近景にどんどん寄って行くと、たまに草花にレンズが触れてしまうことがあるくらい、それほどピントが合う状態で寄れます。

2015年10月11日 6時18分 NIKON D810 TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD SS 1/250秒 f/8 18mm ISO-100 手持ち  RAW

2015年10月11日 6時18分
NIKON D810 TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD
SS 1/250秒 f/8 18mm ISO-100 手持ち  RAW

また歪みに関しては現像ソフトのレンズ補正機能である程度改善できます。
(僕の使っているAdobe Lightroomにはこのレンズのプロファイルがあります)

また周辺減光に関してはかなり少ないという印象です。
(写真の四隅が暗くなりません)

2015年10月15日 摩周湖

2015年10月15日 摩周湖

秋の摩周湖も超広角でしっかりと撮れました。(順光です)

2015年10月10日 900草原

2015年10月10日 900草原

また、そのレンズの明るさのお陰で星空の撮影も幅が広がりました。
(これが僕には一番嬉しかったことです)

天の川もしっかり写っています。

2015年10月11日 2時9分 NIKON D810 TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD SS 15秒 f/2.8 15mm ISO-1600 三脚 WB電球 RAW

2015年10月11日 2時9分
NIKON D810 TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD
SS 15秒 f/2.8 15mm ISO-1600 三脚 WB電球 RAW

人口の灯りと星空のコラボです。

15mmではその独特の「周辺の歪み」が面白いですが、30mmにズームして撮ると歪みはなくなります。

3.まとめ

またニコンの純正レンズとは、「ズームリング」と「ピントリング」の位置が逆なので、一瞬操作に迷うこともありますが、一旦使い始めれば何度も間違うということはありません。

このことは僕が今までタムロンとニコンのレンズを、半々くらいの割合で使っていたからかもしれませんが。

ニコンのレンズにどっぷりと慣れてしまっている場合は、咄嗟の操作で間違ってしまう可能性も否定できません。

ちなみにズームリングはしっかりとしていて若干重い操作感があります。

ピントリングはしっとりとしていて滑らかで高級感があります。

そして一番のポイントは、やはり価格だと思います。

同じような焦点域のレンズでメーカー純正の超広角ズームレンズに比べると、半額以下の価格で手に入るのが最大の魅力だと思います。

性能においてはやはりメーカー純正に劣る部分も若干あるのかもしれませんが、このレンズにはそれなりの良さがあると思いますし、そうそう他のレンズと比べることも難しいと思います。

是非、超広角の明るいズームレンズの世界を堪能してみて下さい。

■カメラのキタムラリンク
タムロン SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD ニコン用

追記:このレンズに関する新記事を追加しました。

→関連記事:タムロン15-30mm F/2.8 VCの性能と作品

 

ちなみにこれがニコン大三元レンズの一角の超広角です。
星撮りに関しては「神レンズ」という評価も聞きます。

現在大三元リーチの状態なので、この14-24mmでツモるのですが、タムロンの15-30で満足しているのでツモはまだまだ先になりそうです。

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