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スカイメモS用~「バランスウェイト」を作ってみた

      2017/08/15

290ml缶と500mlのペットボトル

こんばんは。

今回はちょっと番外編になります。

前回の記事で、ポータブル赤道儀で望遠レンズを使った時のバランスを取るウェイトが足りなくて、ペットボトルで代用したのですが、さすがにそれはマズイかなと思い、翌日作ってみました。

まずホームセンターに行って、次のテーマで材料を探しました。

  • コンパクトで重い物
  • 加工できるもの

です。

その視点でブツブツ言いながら探していると、真っ先に目に入ったのが釣り用のオモリでした。

一番大きなものを触ってみると、たしかにズッシリとしていたのですが、それでも150gと思ったよりも軽かったです。

形状も特殊なので、これをバランスウェイト用のシャフトに取り付けるのは難しいなと考えました。

「鍋で溶かして形を変えようか?」

一瞬そんなことも考えましたが、面倒なのでそのアイデアは却下しました。

そして気が付くと僕は「鉄」のコーナーに居ました。

ウェイトの材料は「平鋼」

6×50×910
重量2kg

 

その中で、目に入ったのが「平鋼」(平鉄)という部材です。

長さは約90センチで、ずっしりと重く、後で図ってみると丁度2kgありました。

厚さが6mmもありましたが、

「これなら加工できそうだ」

と先に材料を購入して、後から完成品を頭のなかでデザインしました。

また、今回の製作に使用した工具は、主に

  • 高速カッター(平鋼を切断)
  • 電気ドリル(平鋼に穴を開ける)

この2つです。

これが自宅にあると言う人はあまりいないと思いますが、僕も自宅に持っているわけではありません♪
(工場にあるものをお借りしました)

まず最初に、1kgくらいのウェイトを作ろうと思い、高速カッターで平鋼を半分に切断しました。

ウェイトの形状を決めた

平鋼を半分にした。
これで片方が1kg

 

もうこれで、1kgのウェイトが完成しました(笑

でも、そのままでは取り付けるのが困難だし、長さも約46cmあるので邪魔です。

暗闇なら間違いなく脚をぶつける自信があります。

そこで、これをさらに細かく切断し、軸は「木」にすることにしました。

木なら容易に加工でき、しかも丈夫ですからね。

木はツーバイフォーの端材を正方形にして使うことにしました。

ツーバイ材は加工しやすく、しかも丈夫ですからね。

だいたい、9cm角の正方形を作りました。

このそれぞれの面に、プレートを取り付けるイメージです。

ツーバイフォーを正方形に切断。ウエイトの軸にします。

 

スカイメモSのバランスウェイト用シャフトの直径は、約11mmでした。

そこで同じくらいの穴をドリルで中心に開けます。

持ってきたシャフトを通して、純正のウェイトで押さえてみると、なかなかコンパクトな製品になりそうな予感がしました。

シャフトを通してみた。

 

木の加工は簡単なんですが、ここからが結構大変です。

6mmの平鋼はかなり頑丈ですから。

平鋼を4枚作る

平鋼に寸法を書いて、先に穴を開ける

 

軸となるツーバイ材の辺の長さは約9cmです。

その4つの面に平鋼を取り付けた際に、干渉しないように少し短くすることにしました。

また、完成後の重量も、最初から重くなってしまうと最悪「使えない」ということも想定されるので、1kg以下にすることにしました。

あとから重くするのは難しくないですからね。

そして電気ドリルで穴を開けました。

切削油を使いながら4mmの穴を各2つずつ
穴の位置は、将来的なことも考えて干渉しないように、それぞれずらしてみました。

 

こうした鉄製の部材に穴を開ける時、上手にドリルを使わないと刃が焼けてしまいます。

また穴が開く瞬間、強い力が発生して、部材が動いてしまうことがあります。

それを防ぐために、切削油を使いました。

また平鋼は、短く切る前にツーバイ材に動かないように固定して、先に穴を開けました。

やはり長い状態の方が、安定していて扱いやすいですからね。

それではいよいよ平鋼を4枚、切り出します。

高速カッターは危険

切削油を使いました。

 

厚さ6mmの平鋼は、固定するのが難しかったので、先に開けた穴を利用して、ツーバイ材に固定したまま切断しました。

また高速カッターの刃が思ったよりも切れなかったので、切削油を使うことで解決しました。

高速カッターを使う際は、飛び散る火の粉や、切断する間際の力加減に注意して作業して下さい(普通は使いませんよね)

また当然ですが、鉄を切断・穴を開けた時は、高温になっているので、くれぐれも素手で触らないようにします。

僕は終始、革手袋で作業しました。

高速カッターを使う時は、保護メガネもあると安心です。

この後、切断面のギザギザやバリを取って面取りをし滑らかにしました。

そしてついに完成です。

自作バランスウェイトの完成

それぞれの面に平鋼をビスで固定

 

いやぁ~嬉しかったですね。

夏休みの工作として提出したいくらいですね~♪

見た目どうこうではなく、イメージしていたよりもコンパクトでしっかりとしたものが出来たので、満足しました。

重量もずっしりとしていて、ウェイトとしての役割を果たしてくれそうです。

ただ、一つだけ不安要素を発見しました。

軸に対しての固定箇所がないので、くるくる回ってしまうんです。

純正のウェイトで挟むように押し付けても簡単に動くので、撮影中に回ったら困るなぁと感じました。

裏から見ると、シャフト部分がやや不満かな。

 

その後、色々と考えて、ゴム板をかませることである程度の摩擦を確保しました。

それでは200mmの望遠レンズのシステムに合わせてみます。

バランスウェイトの追加で安定

D810と70-200mmf/2.8E

 

スカイメモS本体のクラッチを緩めた状態です。

今回制作した0.9kgのウェイト追加で、ちょうどバランスが取れました。

もしこれで重量オーバーによる不具合やエラーが出たら、またシステムを考えたいと思います。

実はここのところ、北海道も「梅雨」のような天候が毎日のように続いていて、星空を拝むことができません。

それでもこうして色々と準備することで、撮影意欲を高めながら過ごすことができています。

D810と70-200mmf/2.8E

 

よし、あとはこのウェイトを量産して市場に供給するだけだ。1個いくらにしようかな・・・  

 

シマちゃん
そんなの売れないよ。もっと見た目にこだわらなきゃ

 

うん、僕だってそんなことはわかってるよ、シマちゃん

 

シマちゃん
でも頑張ってよく作ったじゃん♪

 

そうだね、ありがとうシマちゃん!

 

と、僕の中で妄想会話が続くのでした。

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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