花火大会や星空を撮る時に使いたい「リモートレリーズ特集」 - 幸せカメラ.net

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花火大会や星空を撮る時に使いたい「リモートレリーズ特集」

   

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今回は花火大会の撮影や三脚使用時に必ずと言っていいほど使う「リモートレリーズ」について紹介してみたいと思います。

今までこのサイトでは「星空の撮影」についてや、「川の流れをスローシャッターで撮影しよう」という記事などで、リモートレリーズの必要性を何度も書いてきましたが、そもそも「リモートレリーズ」については詳しく取り上げてこなかったので、今回はその辺りをしっかりと書きたいと思います。

リモートレリーズとは

色々なリモートレリーズたち

様々なリモートレリーズたち

そもそも「リモートレリーズ」とは何のことでしょうか?

まず「リモート」とは「遠隔」のことですね。

そして一般に「レリーズ」(release)という言葉は「切り離す」といった意味合いで使われていますが、カメラ用語として考えると、「シャッターを切る」と同義語になりますね。

つまり、カメラのシャッターの開閉を「遠隔で操作する道具」ということになります。

ただ、「レリーズ=リモートレリーズ」と言った使われ方も多いようです。

僕も昔、コンデジ用の「リモコンレリーズ」を普通にレリーズと呼んでいました。

その辺りは特にこだわる必要はないかと思います。

通用すれば良いのですからね♪

さて、言葉の意味がわかったところで、次はリモートレリーズの種類を見てみましょう。

リモートレリーズの種類

左が「無線タイプ」で右側が「有線タイプ」です

左が「無線タイプ」で右側が「有線タイプ」です

リモートレリーズの種類は大きく分けて2つあります。

リモートコードタイプ

ワイヤレスリモコンタイプ

つまり「有線か無線」ということになります。

僕はどちらのタイプも使っていますが、やはり有線タイプは「信頼性」が高く、無線タイプは「利便性」に優れているイメージがあります。

それではまずはリモートコードタイプから見ていきますね。

リモートコードのタイプ

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ニコンでは「リモートコード」、キヤノンでは「リモートスイッチ」と呼ばれています。

これは各カメラメーカーから、何種類かのタイプが用意されています。

ニコンだとリモートコードはカメラの機種(グレード)によって主に2種類に分かれています。

カメラ本体に差し込む部分のコネクタの形状が違うんですね。

角形コネクタタイプ
角形コネクタ

角形コネクタ

まず、角形タイプのコネクタに該当する機種はニコンだと主に、

Df/D750/ D610 /D7200 /D7100 /D5500 /D5300

などの機種が対応しています。

D750側面 コネクタ差し込み位置

D750側面 コネクタ差し込み位置

D750だと上の写真の部分に、コネクタを差し込みます。

コネクタは方向性があるので、溝に向きを合わせる必要があります。

星空の撮影など暗い環境では、LEDなどで手元を確認して作業するようにしています。

ちなみに角形のコネクタは、差し込んだ後に引っ張ると抜けてしまうので、力がかからないように注意が必要です。

 

そしてこれ以外には丸形のコネクタもあります。
こちらは「10ピンタイプ」とも言われています。

丸形コネクタタイプ
丸型コネクタ(10ピン)

丸型コネクタ(10ピン)

対応機種は主に

D5/ D4S /D4 /D810/D800/D500

などですね。

ニコンのラインナップの中では上位機種がこの10ピンタイプになります。

D500の10ピンコネクタ差し込み位置

D500の10ピンコネクタ差し込み位置

この丸型コネクタももちろん方向性があるのですが、こちらの優れている点としては、抜けないようにコネクタを「ねじ込むリング」が付いている点です。

時計の針の方向に回して締めます

時計の針の方向に回して締めます

 

これにより、仮に何かに引っ掛けたとしてもコネクタが抜けることはありません。

 

そしてリモートコードの機能としては、次の3つを挙げることができます。

1.半押しができる。
2.ロック機能がある。
3.全押しでシャッターを切る(これは当たり前の機能ですね)

この3つになります。

半押しとはつまり「オートフォーカス」でピントを合わせる時などに使いますね。
(通常、三脚を用いての撮影ではあまりオートフォーカスは使いませんけどね)

半押ししています

半押ししています

またロック機能は、シャッターを開きっ放しにするときに使います。

全押ししながら、レバーをロックしています

全押ししながら、レバーをロックしています

 

ロックすることで、星や夜景を長時間露出で撮る時にシャッターを開いたままの状態でキープしてくれるということです。
(30秒以上の露出はカメラをバルブモードに設定します)

なぜリモートコードを使うのか?

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ここでもう一度おさらいしておきます。

リモートレリーズはカメラから離れたところから「シャッターを切る」ことができる道具ですが、どんな場面で使うことが考えられるでしょうか?

①カメラを三脚に固定して星空や夜景を撮る

②撮影者自身も構図に入って記念写真などを撮る

③花火大会で任意の時間だけシャッターを開放する

④カメラ本体のシャッターボタンを押すとブレるので、直接カメラに触らないでシャッターを切りたい

など、様々な用途で使うことが考えられますね。

このなかで、②の「撮影者も構図に入って記念写真を撮る」というのは、「セルフタイマー」でも代用することができます。

ただ、セルフタイマーだと例えば「10秒間ドキドキしながら笑顔を作らなければならない」ので、結構疲れるし思わず目を閉じてしまうこともあります(笑)

シャッターボタンを押してから「ダッシュ」もしなければなりませんし(汗)

そういった時でも、リモートレリーズ(無線タイプ)を使うことで、任意のタイミングでシャッターを切ることができるようになります。

カメラ本体のセルフタイマーランプに合わせて、笑顔をキープしなくても、リモートレリーズのボタンを押す人の掛け声や合図で自然な表情を撮ることができますね♪

それでは他のケースも具体的に考えてみます。

①カメラを三脚に固定して星空や夜景を撮る

霧に包まれた街を長秒露光で写し出す

霧に包まれた夜の街を長秒露光で写し出す

 

これはもう説明は不要だと思いますが、暗い場面を上の写真のように印象的に撮るためには、カメラを三脚に固定してシャッタースピードを遅くする必要があります。

その時に、シャッターボタンを押すとカメラが振動でブレてしまうので、リモートレリーズでカメラに直接触らないようにしてシャッターを切ります。

もちろんリモートレリーズはその後に手から離してしまうとブラブラと振り子のように揺れるので、三脚に巻きつけるかゴムバンドで止めるなどの工夫が必要です。

ですが、無線タイプのリモコンレリーズはそういった気遣いは不要になります。

③花火大会で任意の時間だけシャッターを開放する

2015年8月 花火大会 シャッタースピードは6秒です

2015年8月 花火大会 シャッタースピードは6秒です

(②の「撮影者自身も構図に入って記念写真などを撮る」については上で書いたので、飛ばします)

花火を印象的に撮るためには、シャッタースピードを考える必要があります。

花火はあまり長い間シャッターを開きすぎても、明るくなりすぎて白飛びしたり、まとまりのない絵になりますし、短すぎるとなんだかショボイ感じに写ってしまいます。

やはりその花火の個性や光の強さなどを考慮して、適切なシャッタースピードを判断したいところです。

そんな時、リモートレリーズがあれば、カメラに触らずとも任意の時間でシャッターを切ることが可能になります。
(バルブモードというシャッタースピードを選択します)

花火の撮影方法については、今後詳しく触れたいと思っています。

また、④で挙げた「カメラ本体のシャッターボタンを押すとブレるので、直接カメラに触らないでシャッターを切りたい」という内容については、ここまで読んでもらえば納得してもらえると思います。

これは星空や夜景などの長時間露光の撮影だけに限らず、極力ブレを抑えたい時にもリモートレリーズを使うということです。
(例えばマクロ撮影であったり、顕微鏡的な撮影をする場合とか)

ですが、セルフタイマーでもある程度は同じような撮影ができるので、工夫次第ではリモートレリーズがなくても困らないかもしれませんね。

リモコンレリーズのデメリット

Nikon リモコン ML-L3

Nikon リモコン ML-L3

次に無線タイプの「ワイヤレスリモートレリーズ」について見てみましょう。

一見「万能」のように思えるワイヤレス式のレリーズですが、実はデメリットも存在します。

例えば上の「ML-L3」というワイヤレスリモートレリーズは赤外線タイプなので、カメラ本体の受光部に向けて操作する必要があります。
(テレビのリモコンと同じような仕組みですね)

逆に言うと、カメラ本体のリモコン受光部に上手く赤外線が届かないと、反応しないということになります。

これは咄嗟のシャッターチャンスで切れなかったり、押したと思ったのにシャッターが開いていなかったりと、「失敗」する要因にもなります。

価格も比較的安いので、多くのカメラで採用されている仕様ですが、こうしたデメリットはありますね。

またポケットなどに入れたままでは当然反応はしません。

 

価格が安いので「入門用」には良いと思いますよ。

電池交換も可能になっています。

またカメラ本体の受光部は機種によって違うので、取扱説明書を参考にして下さいね。

使う際はカメラ本体で「リモコン」の設定が必要になる機種もあります。

「2秒リモコン」とか、

「瞬時リモコン」などという項目がメニュー内にあると思います。

また赤外線が届く距離ですが、5mくらいまでは反応を確認しています。

実際にはもっと離れた場所からでも反応したりすることもあります。

リモコンレリーズを使う時はカメラのオートフォーカスを切りにして、「マニュアルフォーカス」で使うことをオススメします。

リモコンでレリーズした瞬間に、オートフォーカスが作動してしまうことがありますからね。

そして、上で挙げたデメリットを克服している「ワイヤレスリモートレリーズ」もちゃんと存在しています。

高性能ワイヤレスリモートレリーズ

ワイヤレスリモートコントローラーセット WR-10

ワイヤレスリモートコントローラーセット WR-10

こちらのワイヤレスレリーズは、先ほどの赤外線タイプとは違い、「電波」を使用しています。

つまり「ラジオ」なんかと一緒ということです。

ポケットの中からでも、障害物があっても、問題なくシャッターを切ることができます。

しかも「半押し」にも対応しているので、あえて「オートフォーカス」を効かせることも可能です。

電波が到達する距離も、「約20m」となっているので、カメラから相当離れていてもレリーズすることができます。

その際本当にシャッターが切れているのか確認するためには、「リモコン受信機の光り方」を見ていると大体わかります。

通常、シャッターを切っていない時は、赤と緑のLEDが明るく点滅しています。

そして動作中(シャッターを開いている時など)はそのLEDが暗くなるんですね。

それで「動作」しているのか判断できます。

ちなみにその「赤と緑」のLEDの光は結構明るいので、僕は使い始めの頃は受信部にカバーを被せていました。

最近は慣れてきてあまり気にならなくはなりましたが♪

 

対応機種
D5 /D4S/D4/D3X/D3S/ Df /D810 /D810A/ D800/D800E /D750/ D610 /D600/ D500/D300S/D300/ D7200 /D7100 /D7000 /D5500 /D5300 /D5200 /D5100 /D5000 /D3300 /D3200 /D3100 

こちらのリモコンは、現行機種についてはほぼすべてに対応していると言ってもよいかと思います。

そして、僕はこのワイヤレスリモートレリーズが必需品となっていて手放せません。

暗闇の中でもカメラの位置や状態を把握できるし、寒い時期にはポケットの中から操作できます。

車の中からでも使えますしね。

そしてこのワイヤレスレリーズの受信機は、「角形タイプ」と「丸型タイプ」のどちらでも合わせることが出来ます。

上のセットは「丸型コネクタ」用の変換アダプタが最初から付属しています。

D500に装着

D500に装着

このワイヤレスレリーズ「WR-10」は角度も変えることができます。

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なんとなく操作性を考えた時に、こうやって横にすることもあります。

また先程の変換アダプタを使わなければ、「角形コネクタタイプ」のカメラにそのまま挿し込むことができます。

D750に装着

D750に装着

つまり、D750やD7200などの「角形コネクタタイプ」の場合は、セット品ではなくバラで買ったほうが良いということになりますね。

 

そしてこのワイヤレスレリーズはさらに使い方の幅が広がるのですが、リモコンのチャンネルが3つあります。

つまり、受信機が3つあれば、3台のカメラを1台の送信機で別々に制御できるということです。

僕はこのワイヤレスリモートレリーズのセットを一つしか持っていませんが、例えば流星群を2台のカメラで撮影している時に、D750を有線リモートレリーズで操作して、15mくらい離れた場所にD810をワイヤレスリモートレリーズで操作するといった使い方もしています。

2015年 10月22日 D810

2015年 10月22日 D810

つい最近だと、摩周湖の朝焼けを撮った時に、同じような使い方をしました。

2016年5月 摩周湖の朝焼け D500

2016年5月 摩周湖の朝焼け D500

この時は「D500」でクローズアップしながら構図をどんどん変えて撮影し、20mくらい離れた場所に「D810」を固定してワイヤレスリモートレリーズで撮影しました。

固定した方はカメラ本体の「インターバル撮影機能」を使っても良かったかもしれませんね。

話が少しそれましたが、このワイヤレスリモートレリーズは受信機と送信機を簡単にペアリングすることができます。

そして最大で「64台」までペアリングすることが可能のようです。

カメラを64台もセットすることはちょっと想像できませんが(笑)

さらに長時間シャッターを開く場合は

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この上の写真はたしか5分間くらいシャッターを開いて撮ったものです。

風の強い夜の雲を印象的に撮ってみました。

この時、「5分」というのは適当に決めたのですが、もう少しシビアに露出時間を決めたい時があります。

例えば「60秒間の露出」で狙った情景を撮る場合などです。

カメラのシャッタースピードは、最大で30秒までは設定できますが、それ以上となると自分で時間を管理しなければなりません。

腕時計を見たり、スマホのストップウォッチを使ったりと、色々と工夫することはできます。

でも、ある道具を使うと簡単に狙い通りの露出時間で撮影することができるようになります。

それがコレです。

タイマー付きリモートレリーズ

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これは「ロワジャパン」というサードパーティー製のリモコンレリーズです。

メーカー純正品ではないので、価格がかなり安いのが特徴です。

僕も試しに使ってみたのですが、機能に関しては全く不足を感じませんでした。

これを使うことにより、

・任意のシャッター開放の時間設定が可能

・電子音による動作確認

・インターバル撮影も可能

・レリーズボタンを押してから遅れて動作するような設定(ディレイ)が可能

・液晶画面にライト点灯

など、様々な機能を設定することができます。

ただ、電源ボタンがないので、電池を抜かない限りは液晶画面が表示されていますが、今のところ一年以上使っても電池に関しては問題ないようです。

ちなみに単4型の乾電池を2本使用します。

その分、本体がやや大きく重い感じはしますね。

風のある時などは、三脚にゴムバンドなどで固定したいです。

でも固定する時に三脚がブレてしまっては本末転倒ですから気をつけたいところです。

NDS_2942

こちらは「10ピンタイプ」の物です。

これに加えて、角型コネクタ用(D750用)も持っています。

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価格が安いですから、是非試して欲しいですね、タイマー付きリモコンレリーズを。

 

導入する際は間違わないで下さいね。
もちろんメーカー純正のタイマー付きリモートコードもありますよ。↓

僕は持っていませんが、見た目がほぼ一緒ですね。
(価格はかなり違いますが)

調べてみると機能も汎用型と変わらないようです。

これはニコンだけに限らず、他のカメラメーカーに対しても「汎用型」のタイマー付きリモートコードのラインナップはあるので、使ってみると色々と幅が広がると思います。

キヤノンのリモートレリーズも調べました

キヤノンについては各リモートコードのリンク先を調べたので、紹介しますね。
(僕はキヤノンにはあまり詳しくないので)
■リンク:キャノン リモートコントロール アクセサリー一覧はコチラです

キヤノンも、ニコンに負けず劣らず、ほぼ同じようなラインナップがありますね。

各アクセサリの対応表はこちらを参考にして下さい。

→リンク:キャノン リモートコントロール アクセサリー一覧はコチラです

まとめ

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今回の記事はちょっと内容を詰め込み過ぎた感があります。

一つ一つについて紹介したいポイントがあったので、全体的に長くなってしまいました。

反省しております(笑)

でもまぁ、色々と書きましたが、リモートレリーズの操作性はいたってシンプルです。

そして使用目的も明確だと思います。

「カメラに触らなくてもシャッターが切れる」

「開いたシャッターを好きな時間、保持することができる」

「絶対にブレない写真を撮りたい!」

そう思ったら、迷わず導入してみてください。

そしてこの夏は是非、「花火大会」を撮ってみませんか?

2015年9月 どんぱく花火大会

2015年9月 どんぱく花火大会

花火は「一発勝負」でもあり、そして上手く撮れたら最高の思い出にもなります。

今後花火撮影についてはこのサイトで詳しく紹介したいと思いますが、今回の「リモートレリーズ」を使いますので、挑戦される方は早めに入手して準備しておいて下さいね。

それでは長くなりましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございました。

最後にニコンのリモートレリーズのリンクをもう一度紹介します。

■D750やD7200、D5000系はコチラです↓


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