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今年は虹を綺麗に撮りたい~虹の見つけ方・作り方

      2016/06/17

こんばんは。

つい最近、風の強い湿原の空に現れた「彩雲」を撮影し、それをツイッターに投稿したところ、予想以上の反響があり多くの方に見ていただいたことをとても嬉しく思いました。

やっぱり綺麗で神秘的な現象は多くの方が共感できるのだと感じました。

そこで、今回は彩雲とはちょっと違いますが「」について、その撮影のコツと探し方、そして虹の作り方を紹介してみたいと思います。

これからの暖かい季節は、不安定な空に夕立が発生したりして、虹に出会うチャンスが多くなりますからね。

もくじ
1.虹が現れる方向は?
2.撮る時のポイント
3.虹は作れる
4.作例
5.まとめ

それでは早速「虹」を一緒に見ていきたいと思います。

1.虹が現れる方向は?

DSC_0268

虹が現れる方向は、すでに何となくご存知だとは思いますが、ここで一度おさらいしておきましょう。
咄嗟の時に、きっと役に立つと思います。

虹は太陽の反対側に現れる

まず虹は基本的に、自分を中心とすると太陽とは逆の方向に現れます。

西の空に太陽があるなら、虹は東の空に現れます。

この上の写真の虹の反対側の空はこのような光景になります。

↓ ↓

DSC_0277

また日中の太陽の高度が高い時間は、あまり大きな虹は発生せず、低い位置に現れるようです。(僕もあまり見たことはありません)

やはり、夕暮れ前の夕立の後に、西日が射し込むタイミングが一番虹を見る機会が多いのかなと個人的には思っています。

ということで気象条件はやはり「雨がやんだ直後」か「雨が降っている最中」ですね。

そんな時に、太陽の光がブワーっと射し込むと、もう居ても立ってもいられなくなります。
(上の写真のように)

ただし、夕立などにわか雨は降り方が強いので、移動や撮影の際は十分に気をつける必要があります。

_DSC5045

夏の土砂降りの畑です。 この後、虹が出ました。

もちろん機材の防滴対策も大事になります。

僕の使う一眼レフは防滴防塵仕様なので、多少の雨は問題ありませんが、本降りとなると話は別です。

そんな時はレインカバーなどを使って、撮影しています。

以前土砂降りの中、うっかり虹を発見してしまい、思わずカッパと傘を装備して撮影したことがあります。

でもそのような気象条件の時は、雲の動きが早いので、雨雲は自分のいる場所からすぐに移動していくことが多いのですけどね。

虹を撮影していて「びしょ濡れになった」という経験は少ない気がします。

むしろ「にわか雨でびしょ濡れになったらその後に虹が見えた」ということのほうが多いです(笑

ということで、虹は「自分を中心として、太陽と反対側に現れる」ということをガッテンしていただけましたでしょうか?

・・・・

ガッテン♪

はい、ありがとうございます!

ちなみに、「彩雲」は自分から見て太陽の方向に発生するので、普通の「虹」とは違う現象だとも言えます。

DSC_6296

彩雲は逆光で発生するということです。

DSC_6569-2

たまに太陽の真横にも現れますけどね。

太陽や月の周りにかかる丸い輪「日暈」も虹とは違う現象だとは思いますが、まれにその輪の色が虹色に見える時もあります。

DSC_6906

 

話が逸れましたが次は「虹を撮る」時のポイントをお話します。

2.撮る時のポイント

まず、カメラの設定ですが、オートモードにして手持ちで問題ないと思います。

もし空が暗い場合は、マニュアルモードにしたりISO感度を上げたりする必要もあります。(手ブレ防止のため)

全体的に景色が暗い場合は、カメラが自動的に露出を明るめにする傾向があるので、そうなると虹の部分が白っぽく写る時があります。

それを防ぐ為には最初から露出補正でややマイナスにして、撮りながら何パターンか露出を変えてみるのがオススメです。

カメラに任せっきりだと、「あれっ?なんか違う」と後から思うことがあるので、明るさはなるべく自分でコントロールしたいところです

また、三脚を使用してしっかり撮りたいところですが、虹は変化するので、光の角度や構図を考えると、手持ちで機動力を活かして撮影したほうが、素敵な光景を収める確率が高まると思います。

DSC_0318

虹は生き物のように現れ、そして消えていくからです。

レンズは超広角で虹全体を入れたり、人工物が多い場合は望遠レンズで部分的に切り取るのも面白いかと思います。

そしてここでとても重要なアイテムを発表します。

前回の記事で書きましたが、「PLフィルター」が虹の撮影には大活躍します。

→前回記事:PLフィルターの使い方~反射を抑えた世界とは?

このPLフィルターを使うことにより、肉眼で見るよりもクッキリと虹を捉えることができます。

ただし、あまりにも「ハッキリ」と写りすぎることもあるので、「不自然だ」と感じる場合は効果を少し抑えると良いと思います。

虹を目の前にした時、レンズ越しにPLフィルターを回転させると本当に感動しますよ。

「持っててよかった~」と思うことでしょう。

逆にPLフィルターの効果で「虹」を消すこともできるくらいですからね。
そんなことはしませんけど(笑

また、写真の明るさ(露出)ですが、ややアンダーで撮っても良いかなと思います。

これは好みの問題でもありますが、「虹」を撮っているのですからやはり「白とび」が気になります。

虹はその「階調」「グラデーション」が美しいので、写真が明るすぎると階調が飛んでしまい、色の情報が失われてしまう可能性があります。

NDS_1777

そんな時は、上にも書きましたが、露出補正でマイナス側にしておくことで、白とびしていない写真を撮ることができます。

そしてあとから編集ソフトなどで明るさを微調整するのがオススメです。

シャドー部は特に暗く写りますから、気になるようであれば持ち上げたりします。

この辺りの「現像方法」については今後紹介していくつもりです。

ちなみに僕はいつも「RAW形式」で撮影しているので、後からの編集は画像の劣化を最小限に、かなり追い込むことができます。

JPEGで撮影していると、やはり調整することで画質が低下しやすくなるので、RAWで撮っておくのもオススメですね。

もちろん「JPEG撮って出し」で理想の写真を撮れることが目標ではありますが♪

またカメラの撮影モードですが、僕の場合は普段「絞りAEオート」にしていることが多いです。

日中に風景を撮るならは「シャッタースピード」よりも「絞り」を意識して撮りたいからです。

絞りはピントの合う範囲と光の量を調節し、写真の露出を決める基本的な要素の一つです。

絞りを絞ると「暗くなり」「ピントが合う範囲が深く」なりますし、

絞りを開くと「明るくなり」「ピントが合う範囲が薄くなる」と言えます。
こうして「絞り」を好みの値にしてそれ意外は「自動」にするのが「絞りAEオート」になります。

大変便利なので、いつもこのモードで撮ることが多いです。

さて、虹を目の前にした時、このようにカメラを設定しておくことで、安心して構図に集中できるかと思います。

また、虹が綺麗に出ているときは、当然太陽側から光が射し込んでいます。

そんな日の不安定な空の夕焼けは劇的な光景になることがあります。

NDS_4315

虹ばかりを見ていると、太陽側のドラマを見逃してしまいますので、後ろも確認しつつ、どちらもしっかりと欲張って撮りたいところですね。

→関連記事: 不安定な空が奏でる北海道の絶景

ただ、雲の動きや雨の降り方は気まぐれです。

自分がいる場所で都合よく虹が見れるとは限りませんよね。

そんな時は自ら「虹を作ります

3.虹は作れる

_DSC5023

先ほど書きましたが、

まず虹は基本的に、自分を中心として太陽とは逆の方向に現れます。西の空に太陽があるなら、虹は東の空に現れます。

このことさえわかっていれば、虹は作ることができます。

例えば、噴水で霧状になった水滴の部分と、太陽の間に自分が入ると虹が見えます。

太陽を背にして、「水滴」を正面に捉えることで虹は作れるということです。

洗車とかしていても見ることができますよね。

ただ「そんなこと知ってる、空にかかる虹が見たいの!」と思いますよね、普通は。

お任せ下さい。

同じです。

太陽と雨雲(雨の降っている場所)の間に自分が移動すれば良いのです。

それか雨雲の動きが予測できる場合は、先回りしたりします。

空を見上げて、不安定な空ににわか雨を降らせる雨雲を見たら、その雲がどちらの方向に移動しているのか見極めます。

風の吹く方向も参考にします。

そして、「必ず太陽は顔を出す」と信じて太陽側に移動するのです。

ちなみに太陽の方向は雲に隠れていてもアプリなどでわかります。

→関連記事:朝日や夕日の方角を知る方法

そして雨雲が過ぎ去った場所に移動して、太陽の光が射しこむのを待つだけです。

僕はこれでかなりの確率で虹を見ること、そして撮影することができています。

DSC_0623

やはり虹が多く見られるのは、太陽の高度が低い「夕方」ですね。

そんな時は東の空に綺麗な虹がかかることが多いです。

こうして自分が移動することにより「虹は作れる」という考え方、合点していただけたでしょうか?

・・・・・・

合点♪

ありがとうございます(笑

それでは僕が撮影した虹の写真をお見せしたいと思います。

次のページに続きます。

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