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PLフィルターの使い方~反射を抑えた世界とは?

      2016/06/18

4.おすすめのメーカーは?

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PLフィルターは様々なメーカーから販売されていますが、僕は今まで何種類かのPLフィルターを使ってきました。

最初はかなり安いタイプの物を使ってみたんです。
その時の自分にとって必要な物なのか、それは使ってみないとわからなかったからです。

でも、初めて使った時の印象は「たしかに効果は出るけど、全体的に写真が暗くなりノイズが多くなった」といったものでした。

結果はこれといって満足できるものではありませんでした。

当時のレンズは一眼レフレンズキットのあまり明るくない標準ズームを使っていました。
(ニコンD5300と18-140mm f/3.5ー5.6)

その頃は常にISO感度をオートにしていたので、カメラが「適正露出」にするために自動的にISO感度を上げたのがノイズが増えた原因でした。

ISO感度のオート設定は、たしかに便利ではありますが、ノイズの側面から見ると「諸刃の剣」「一長一短」と言えますので、上限設定をしておきたいところです。

例えばISO感度は最高で3600まで、という具合にです。

話がISO感度に逸れましたが、PLフィルターを使って確かに空の青が鮮やかに、そして水面や水辺の反射が抑えられたとしても、写真が全体的に暗くなってしまったり、何か不自然な印象になってしまうのなら、それは勿体無いことです。

やはり、解像感も落とさずに、なおかつコントラストをクッキリとさせ、思い描いた目の前の景色を鮮やかに切り取りたいのですから。

そのためには、PLフィルター自体の性能が重要になってきます。

僕が最初に使った物は、価格も安かったのですが、その分性能もイマイチだったということです。

「こんな風に映るのなら、フィルターなんて使わない方がマシ」

「暗くなりすぎて使えない」

そう思う様になり、そのPLフィルターの出番はその後ほとんどなくなりました。
(今でも持ってますよ)

いわゆる「安物買いの銭失い」のパターンでした、僕は。

そのうちフルサイズのカメラを手にするようになり、レンズも今まで使っていた物とは違い、明るい物を好むようになりました。

それまではあまりわかっていなかったんです。
「レンズは明るい方が性能が高い」ということを。

これに関しては別な意見もあるとは思いますが、少なくても明るいレンズの方が暗いレンズに比べて「高価」なのは一般的には間違いないと思います。

そんな明るいレンズを手に入れたのに、必要以上に「暗くなってしまう」そんなPLフィルターを使いたくはありませんでした。

暗く写るということは、シャッタースピードが遅くなり、手持ちで撮れる範囲も狭まるからです。

ISO感度はできればあまり上げたくはありませんでした。

「出来るだけ低ノイズで高画質に」

というのがフルサイズを手にした僕の目標であり願望でした。

そこで僕が選んだのは、フィルターメーカーとしては恐らく業界で2大メーカーと呼ばれている「ケンコー・トキナー製」と「マルミ製」の最上級品でした。

せっかく明るくて良いレンズを手にしたので、フィルターにも妥協したくなかったのです。

ネットで色々と情報を調べていると、どちらのメーカーの最上級グレードも高品質で、ユーザーの評価も高いものでした。

そこで「どちらを選んでも安心だ」そう思いケンコー製のPLフィルターを選択しました。

決め手は「超薄型」と、「一日中付けっぱなしにできるくらい明るいフィルター」というレビューを読んだからでした。

その当時参考にしたのは、アマゾンのレビュー記事です。

そして注文し届いたPLフィルターを使うようになりましたが、それはレビュワーの満足度に違わず素晴らしいものでした。

たしかに「一日中付けっ放しにできる」ようになりました。

ケンコーの最上級グレード「Zeta EX」は、偏光効果はそのままに、従来の物よりも明るいというのが売り文句でした。

PLフィルターは回転させることにより、その効果をオンオフできますから、普段は効果をオフにすれば、別に最上級グレードの物でなくても付けっぱなしにできるのでは?と思うかもしれません。

しかし、安価なフィルターを使うとわかるのですが、「暗くなるんです」単純に。

手持ちで撮れるギリギリのラインで撮影していると、ちょっと暗いところにレンズを向けると「手ブレ」するシャッタースピードになってしまうんです。

しかしこのケンコーの「Zeta EX」は明るいフィルターでした。

そしてどこへ出掛ける際も、このフィルターを常に装着して使うようになりました。

ところがそんなお気に入りのこのフィルターとの別れは突然やってきたのです。

マルミの最上級グレードを購入する

2015年の秋のある日、山奥の渓流でスローシャッターによる撮影をしている時に、PLとNDフィルターとの重ねがけで使っていたのですが、交換する際に手を滑らせて落としてしまったのです。

渓流の岩の上に。

「カチッ」

という小さい音は、どちらかのフィルターが岩に当たったことを教えてくれました。

重ねがけしたフィルターを恐る恐る拾い、裏を見ると、

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ケンコーの最上級グレード「Zeta EX」77mm

まだ撮影を開始した直後だったので、軽い目眩とそして苛立ちを感じました。

「今日はなんてツイてない日なんだ・・・」と。

このフィルターの薄さが裏目に出たのか?と、そう考えもしました。

「NDフィルターが割れたら良かったのに」とも。
(価格が4分の一くらいなので)

でもフィルターの薄さに罪はありません。

むしろそれは僕にとって「善」だったのですから、今までは。

フィルターの直径は77mm。

今でも一番使用頻度の高いサイズです。

そして、大きいのでやっぱり高いです、価格が。

しかし、その頃の僕には、PLフィルターを「撮影に使わない」ということは考えられませんでした。

そこでスグに同じ物を注文することにしたのです。

でも注文する時に気づきました。

「待てよ、そういえば二大メーカーのもう一方のマルミ製はどうなんだろう?」と、そう考えたのです。

ケンコーの「Zeta EX」にはとても満足しました。

ならば、マルミ製の同じ価格帯、同じグレードの物を試してみる価値はあると思いました。

そして、現在も使っているメインPLフィルターがこちらのマルミ「EXUS」になります。

左:ケンコーの「Zeta EX」  右:マルミ「EXUS」

左:ケンコーの「Zeta EX」  右:マルミ「EXUS」

ケンコーに比べるとやや厚みがあり、リングの回転は少し固い感じがします。

それにしても秀逸なのは、フィルター表面のコーティングです。

防汚、撥水、帯電防止、表面のコーティングは全てにおいてケンコーの「Zeta EX」を上回っていると感じました。

汚れても拭けばすぐに綺麗になります。
(ほとんど汚れませんが)

ホコリも付きません。

水滴も綺麗に拭き取れます(ケンコーは若干残る気がします)

指紋も綺麗に取れます。

実際のPL効果の効き具合ですが、これもマルミ「EXUS」の方が若干上のような気がします。

ただ、PLフィルターの効果が効き過ぎると、何となく不自然な感じにもなるので、そこら辺は好みの問題にもなるかと思います。

※今回作例とした写真のほとんどは「マルミEXUS」を使っています。
(最近撮った写真なので)

また、僅かですが、マルミのフィルターは「黄色み」があるようにも感じます。

ケンコーの「Zeta EX」はそのような感じはしませんでした。

ナチュラルな印象でした。

効き具合もケンコー「Zeta EX」は「効き過ぎない」といった感じがします。

5.まとめ

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こちらは去年の紅葉なので「ケンコーZeta EX」を使っています

こうして、意図せずに2大メーカーの最上級グレードのPLフィルターを使うこととなったのですが、使ってみて思うのは、やはり「明るいのは幸せだ」ということです♪

目まぐるしく変化する目の前の光景を、息をするのも忘れて切り取る瞬間、やはり明るいPLフィルターの方がメリットは大きいです。

もしその場面で、PLフィルターを付けたせいで暗くなり、シャッタースピードが限界でやむを得ずISO感度を上げることを考えると、手持ちで移動しながらバンバン撮る僕の撮影スタイルにはやはり明るいフィルターが欠かせません。

また、PLフィルターの効果には「寿命」があると云います。

実際のところは屋外での使用頻度にもよると思いますし、個体差(製造日)なども関係すると思うので、特に気にはしていません。
(1年とか言われたら困りますが 笑)

最後になりますが、こうして2大メーカーのフラッグシップであるPLフィルターを高頻度で使ってきた僕が勧めるのは・・・

おススメのフィルター

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おススメのフィルターメーカーは、使い方により分かれます。

例えば下記のような撮影スタイル

①手持ちで様々な角度から撮影する
②スナップ的に気が向いたらどんどん撮る
③三脚はあまり使用しない。
④絶対明るいほうがいい
⑤とにかくフィルターを楽にくるくる回したい(効き具合を試したい)

まぁ、これは僕ですね、ハッキリ言って(笑

このようなタイプには超薄型の「ケンコーのZeta EX」をオススメします。

なぜなら、こちらの方が若干明るく感じるし、フィルターのリングも軽く回しやすいからです。

フィルターは時計回りにねじ込みますから、効果を調節する際は、時計と反対に回すと緩む恐れがあります。

でも「ケンコーのZeta EX」は軽く回るので、逆回転させてもまず緩んだことはありません。
(回しやすいので、僕はいつも時計と反対方向に回しています)

それに対し、「マルミのEXUS」はややリングが重たく感じるので、構図を狙ったままフィルターをくるくると回すのは少々慣れが必要です。

また、逆回転(緩む方向)させると、本当に緩んで外れてしまうことがありました。

ちなみにそれで1度だけ地面に落としています。

幸い破損はしませんでしたけどね。

そして、緩むので順回転方向に回すことになりますが、思ったよりもレンズの溝にキツく締まっていくので、外す際に苦労する時もありました。
(固くて外れない時は、先にも書きましたが輪ゴムを使って下さい)

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ただし、下記のような撮影タイプの方にはこちらの「マルミのEXUS」が向いていると思います。

①手先が器用ではないので着脱の際に落とす可能性がある。
②それほど頻繁に構図は変えず、狙ったものをじっくりと撮る(三脚を使うのでフィルターをしっかり回せる))
③撮影枚数はそれほど多くない(②と同じ意味合いです)
④効果はしっかりと出てくれたほうがいい。
⑤フィルター表面は絶対汚れないほうがいい。
⑥フィルター表面の掃除が楽だ。

このような条件を求めるのであれば、「マルミのEXUS」が合っていると思います。

①についてはケンコーよりも若干頑丈な感じがするのと、数回落としても問題なかったのでそう感じました。

②については、カメラを手持ちで構えて、ファインダー越しにフィルターを回転させるのが、ややコツが必要だと思いました。

※この最上級グレードのフィルターはどちらも超薄型なので、レンズフード越しにフィルターを回転させるのが少々難しいレンズがあります。
(例えばニコン大三元70-200mm f/2.8など)

このように、それぞれのPLフィルターは、個性というか特徴があるので、それをイメージして選ぶのがオススメです。

ただし、どちらの物を選んでも、満足の行く撮影ができることは間違いないと思います。

実際、どちらも持っている僕自身がそう感じています。

決して安くはないアイテムですが、良いレンズと合わせて使うなら、やはり妥協したくないと僕は思います。

ちなみにサイズは77mmを持っていれば無敵だとずっと思っていたのですが、新型ニコン大三元24-70 VRが出た時、僕は泣きそうになりました。

「レンズの直径は82mmになります」

マジっすか・・・ニコンさん・・・。

そんなわけで今回は「PLフィルター」についてのお話でした。

これから「夏の青空」や「水辺の情景」「劇的な虹」だったり「感動の夕焼け」を撮る機会が多くなると思いますので、PLフィルターは持っていたほうが幸せになれると思いますよ^^

それでは長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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ケンコー Zeta EX サーキュラーPL 77mm

※フィルターケースにフィルターと輪ゴムを一緒に入れないで下さい。

輪ゴムの後がフィルターに付いてしまいますので。

(体験談です)


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