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PLフィルターの効果をイメージする~ワンランク上の作品を目指して

   

 

こんばんは。

幸せカメラのKENです。

当サイトに訪問していただきありがとうございます!

感謝しています。

 

前回記事では数あるPLフィルターの中から、性能と価格、そして発売日を見ながら、いくつかのオススメモデルを紹介しました。

 

PLフィルターの価格と選び方
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これから秋にかけて、紅葉が美しい季節になりますね。

また、太陽の角度も次第に低くなってくるので、眩しく感じたり、水面の反射や映り込みを楽しむことができます。

そこで今回は、PLフィルターの効果を、比較写真でお見せします。

 

「実際にはどれくらいの効果があるのか?」

自分で撮影しているイメージで、じっくりとご覧下さい。

※写真の中央にあるスライダーはドラッグすることができます。

 

比較写真で見るPLフィルターの効果


撮影に使った機材は、ニコンD810です。

天気の良い午後の日差しの中、PL効果を検証してきました。

 

レンズは2種類使いました。

・24-70mm f/2.8E

(Kenko Zeta EX サーキュラー 82mm)

・70-200mm f/2.8E

(Marumi EXUS サーキュラー 77mm)

 

この2本のレンズを場面に合わせてチョイスし「効果なし」と「効果あり」の2枚を撮影しました。

そして撮影後は、その2枚にまったく同じ内容の「補正と現像」をほどこしています。

 

別々に写真の彩度を変えたり、コントラストの調整はしていません。

つまり純粋にPL効果のみということになります。

 

上の写真は、屋根の反射を撮ってみました。

PL効果の違いが明らかに出ていますね。

 

続きましては・・・

 

鉄道と青空と河川

 

これは広角側の34mmで撮影しましたが、なんと!

釧路湿原ノロッコ号」が通るという嬉しいハプニングが。

 

踏切の音が聞こえていたのに、なかなか列車が来ないな~と待っていたら♪

2枚目はPL効果を効かせています。

青空の濃さにやや「ムラ」が出た気がします。

 

水辺の反射を比べた

 

PLフィルターと言えば「水面の反射」というぐらい、その効果がわかりやすいです。

同時に、コンクリート階段の質感にも、PLフィルター効果が出ています。

 

 

これもPLフィルターの効果がとてもわかりやすいですね。

この時の太陽の角度は、自分の左側90度くらいにありました。

PL効果が効きやすい角度があるので、知っておいて下さい。

 

PLフィルターの使い方~反射を抑えた世界とは?
時に「空の青を鮮やかにしたり雲の白さを際立たせたり」 時には「紅葉の質感や水面の反射をコントロールしたり...

 

ちなみに、この場面を肉眼で見ると「効果なし」のように見えていました。

ただしサングラスをかけていると、意外と「効果あり」のように見えることもあります。

その場合は「PLフィルターの効果」が見づらいので、調整する時はサングラスを外してファインダーやモニターを確認しています。

 

建築写真にも使えそうです

 

またまた建物の「屋根」を撮ってみました。

普段建物の写真はあまり撮らないのですが、こうして見ると結構効果がありますね。

不要な反射が除去されて、建物本来の材質や色がわかります。

ただし、どっちが正しいとか、そういった意味ではありません。

眩しさを表現するなら、当然PL効果がない方がそう感じられますし。

 

「自分が何を伝えたいのか」

その表現にPLフィルターは役立ちます。

 

窓ガラスに映った景色は?

 

これも効果がありますね。

河川敷にある「漁具を保管している小屋」の窓ガラスを撮ってみたのですが、PL効果を効かせると中が少し見えました。

(窓に映った景色にピントを合わせています)

この2枚めの外壁を見ると、一枚目よりも明るく見えるのは、窓ガラスの映り込みが減って暗くなったので、カメラが自動的に露出を明るくしたのだと思います。

 

ちなみにですが、今回の晴天での検証では、PL効果なしと効果ありでは、シャッタースピードが約1段分違いました。

こうしてPLフィルターの効果で、シャッタースピードが1段から2段遅くなる場合があることも覚えておいて下さい。
(絞り優先オートモードでの撮影の場合です)

 

太陽が真正面の逆光では?

 

PLフィルターを使う場合は、太陽が自分の横にある方が効果が出やすいのですが、超逆光でも水面の反射を抑えてくれました。

ただし、写真の上の方に「ゴースト」が出ていますね。

このレンズは24-70mmだったので、「Kenko」のフィルターを使っていました。

逆光で撮影する場合、フィルターなどを使うと、基本的にゴーストやフレアが出やすくなります。

そういったリスクも頭に入れておきます。

 

鏡のような反射には?

 

鏡に対しては特にPL効果はありませんが、そこに映っている景色に対しては効果があります。

これは金属製で小さな穴が沢山空いた鏡面の「ベンチ」を撮影したのですが、PL効果なしだと青空の色がしっかり写っています。

そしてPL効果を出すと、青空の反射は弱まり、わずかに草などが見やすくなりました。

「反射を除去する」

PLフィルターの効果が感じられます。

 

水辺の鳥の場合

 

ここで僕はあることに気付きました。

「そう言えば、野生動物や野鳥にPLフィルターを使ったことがなかったな」と。

僕が普段使っている、超望遠ズームレンズのフィルター直径は「95mm」と大きいので、そのぶんPLフィルターも高額になり、今まで使うことがなかったのです。

それでも最近は「300mm f/4」という超軽量の望遠単焦点レンズも多用しています。

 

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このレンズのフィルター径は「77mm」なので、持っているMarumi製のフィルターが合います。

今回は野鳥に対して、70-200mmのレンズでPLフィルター効果を試してみました。

 

使ってみると、シャッタースピードがやや遅くはなったものの、なんだか鳥が明るく写りました。

これは嬉しい発見です。

そして水面の反射も抑えられているので、被写体のメインが「野鳥」の場合は、PLフィルターを積極的に使ってみたいと思いました。

(風景がメインで野鳥が脇役の時もありますので)

 

こちらの写真は、PL効果があるほうが、やや「イエロー被り」しているように見えます。

水面の反射と色味にも変化があります。

ただ被写体である鳥の質感にはそれほど変化は感じられませんね。

 

こちらは比較写真ではありませんが、青空が鮮やかに写りました。

真っ白なウミネコが気持ちよさそうに空を泳いでいました。

PLフィルターの効果が感じられます。

 

植物の緑に対しては?

 

撮影も終盤に達していますね。

足元の雑草を撮り始めたことからもわかります(笑)

 

ただ、比較してみると緑の質感の違いがわかります。

植物も光を浴びて反射しているのですね。

これが、紅葉などを撮る時に、もっと効果がわかりやすいのです。

 

 

この上の写真は、不要な白っぽい反射をPLフィルターで取り除いて、水面に映った紅葉を鮮やかに写しました。

角度によっては映り込み自体が弱まったり、もっと強く出る場合もあります。

 

 

この写真は、水面に白い反射が残っているので、たしかPLフィルターを使っていないはずです。

(昨年の写真なのでちょっと忘れてしまいました)

さらにRAW現像で「テカリ」を抑えているのでしっとりとした雰囲気になりました。

 

「PLフィルターを使わない」

そんな選択肢も忘れずに持っておきたいですね。

さて、話が逸れましたが、再び比較写真に戻ります。

 

巨大な橋の下で撮影

 

すでにやっつけ感が漂っていますが(申し訳ない)、この時は河川敷での撮影だったので、色々と試してみたのです。

橋の下では、水面から光が反射していたので、PLフィルターを使うことで色が鮮やかになりました。

もうお腹いっぱいですね。

 

これも橋の下で撮影した写真ですが、この場合は「反射のある写真」の方が作品としては良さそうな気がします。

雰囲気がありますよね。

「PLフィルターの使いどころ」

自分のイメージに合わせてチョイスしたいですね。

 

夜景に効果はあるの?


 

うーん、これは判断が難しいです。

たしかにPL効果を効かせると、全体的に反射は抑えられているような気はします。

水面の反射も、暗い部分が多くなった気がします。

その反面、ゴーストが出やすくなりました。

絞りを調節してゴーストをなるべく減らしてみたのですが、街灯の明るが強すぎたのかもしれません。

 


 

この構図だと、PL効果が有る方は、明らかにゴーストが増えていますね。

水面の反射は抑えられているので、しっとりとした印象はありますが。

夜景に関しては、もう少し検証が必要ですね。

(実はこの後、NDフィルターを使った長時間露出にハマりました♪)

 

 

この写真は、ND400を装着して、2分間の露出で撮影しました。

河川と映り込みが馴染み、静かな雰囲気が出たと思います。

ちなみに数名のランナーが河川敷を走っていましたが、まったく映ってはいません。

 

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この時、PLフィルターは使いませんでした。

 

まとめ

 

 

さて、わたくしごとになりますが(このブログ自体が常にわたくしごと)、今回撮影に使ったニコン「D810」とお別れすることになりました。
(すでに手元にはありません)

以前の記事ではそのことに少々触れていたのですが、新しい世界の扉を開ける決心をしたからです。

 

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出典:ニコンイメージングジャパン D810 こんにちは。 幸せカメラのKENです。 現在僕のメインカメラとして活躍している「D81...

 

今回の撮影は、そのD810による「最後の撮影」となりました。

 

約2年間、一緒に旅をしてきた大切な機材でした。

このカメラを通して、たくさんの美しい景色を心と写真に収めることができました。

 

本当に感謝の気持ちで一杯です。

 

このD810は、どんな場面でも美しい世界を見せてくれました。

 

 

D810はそれを所有する喜びを与えてくれました。

 

 

一晩中星空を撮ったり、

 

 

極寒の雪山の山頂で撮影したり、

 

 

どんな時も、

「このカメラなら美しく撮ることができる」

そんな自信を僕に与えてくれました。

 

PLフィルターの話から逸れてしまい申し訳ありません。

それでもこのD810で撮影した沢山の写真があるので、これからも楽しむことができます。

そして新しい世界への冒険も待っています。

 

それでは最後まで読んでいただきありがとうございます!

訪れてくれた全ての方々と、D810に心から感謝しています。

 

 

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