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ニコンD850で撮る「野生動物」~初秋のトドワラの命たち

      2017/09/19

 

こんばんは。

幸せカメラのKENです。

先日発売された「ニコンD850」で、野生動物をまだ撮っていなかったので、今回はそちらの撮影模様をお届けします。

 

またこの記事は、

トドワラの朝日に間に合わなかった、心優しきご夫婦

のためにも書いています。

(見てくれたら嬉しいです)

 

それでは参ります。

※写真はクリックすると拡大しますが、スマホで拡大した画像をドラッグしたりすると、表示が崩れる場合があるので、ご注意願います。

 

トドワラは動物たちの聖地

 

気軽に安全に野生動物を撮りたかったら、野付半島にある「トドワラ」方面がオススメです。

四季を問わず沢山の野鳥やエゾシカ、そしてキタキツネに出会うことができます。

 

また、このトドワラで特に絵になる時間帯は、「朝そして夕方」になります。

 

上の画像は、この時期の日の出(赤)と日の入り(オレンジ)の方角を表していますが、半島という特徴からどちらも水面にリフレクションするのが想像できるかと思います。

 

トドワラの地図

 

上の写真は「日の出」とエゾシカを絡めた構図です。

車の往来に注意しながらポイントを探すと、意外と簡単に見つけられるシチュエーションです。

 

 

そしてこちらの写真は「夕暮れの野付湾」です。

朝に比べると構図も豊富で、リフレクションの時間も長いので、じっくりと撮ることができます。

 

昼間にここを訪れた場合、一見すると「殺風景で何もない」と感じるかもしれません。

ところが、時間帯によっては、こうして美しい光景が広がっているのです。

 

そこはまさに

「野生動物の楽園」

僕はそう呼んでいます。

 

D850のセッティングは

トドワラでも、少しずつ秋の気配が漂い始めました。

今回の撮影は、新型のD850だけにしぼりました。

 

いつもは「風景用」と「野生動物用」に分けて2台のカメラで同時に撮るのですが、やはりD850のポテンシャルを知りたかったので、忙しくレンズ交換しました♪

 

使ったレンズは主に、

  • 300mm f4(単焦点)
  • 200-500mm f5.6(超望遠ズーム)

の2本になります。

 

どの場面でも、これにテレコンバーター×1.4を取り付けて使いました。

逆光だとゴーストやフレアが出やすいのが難点ですが。

 

 

今までD500を使っていて感じた「暗い状態でのAF性能の良さ」はD850にしっかりと継承されていました。

日の出前の薄暗い時間帯でも、特に問題なくオートフォーカスで撮影できました。

 

また連写しても、

「ブレない」

そんな印象を持ちました。

 

それはやはり「シャッターバランサーの搭載」だと思います。

シャッター音はシャキシャキしているのですが、手に伝わる振動は優しく感じました。

 

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AFの追従性もD500譲りで何の問題も感じません。

D810やD750からこのカメラに移行した場合は、その恩恵を感じられると思います。

 

 

今回の画像データですが、RAW現像ソフト「Lightroom」がD850に現在対応していないので、Photoshop(CameraRaw)で補正しました。
(2017年9月17日現在)

そのせいで、Exifデータが消えてしまったので、現像した写真から細かい撮影データがわからない状態です。

いずれLightroomが使えるようになったら、すべての写真を再現像しようと考えています。

 

やはり使い慣れたLightroomの方が、写真を綺麗に素早く現像できますので。

 

高感度の画質はどうか

 

ISO感度を上げた場合の気になる画質ですが、

ISO-5000」でも十分使えることがわかりました。

今回の撮影は「カメラのテスト」というよりも、上の写真のように「撮ること」に集中していたので、シャッタースピードとの兼ね合いでISO感度を判断しました。
(一年ぶりにエゾシマリス君に逢えました)

やはり「ISO感度のボタン」がD500のように右肩に来てくれたので、とても使いやすいです。

 

テストはそのうちやりたいと思います♪

今まで使っていた「D810やD500」に比べると、高感度での画質が格段に良くなっているのを感じました。

 

頼もしいカメラです、D850は。

 

データの余裕と補正耐性の進化

 

それと、D500に比べると「フルサイズセンサー」によるダイナミックレンジの広さで、階調豊かな画像データを得ることができるようです。

補正していても、データに余裕があるので、「補正耐性」が高いことがわかりました。

これは例えばD500とD810で同じ場面を撮影し、あとから現像や補正するときにも感じていた「データの余裕」と同じ感覚です。

 

APS-Cセンサーの「D500」よりも「D810」の方が補正耐性は高く感じていました。

 

このデータの余裕が、D810よりもD850の方がさらに高いと感じました。

 

これで連写を「9コマ/秒」にセルフアップすれば、D500の出番が減るかもしれませんね。

 

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それでも、画像のデータ量が大きいので、連写しまくるのはちょっとためらいました。

 

画像データ量は半端ない

そうしてある程度気を遣いながら、一日で約1500枚撮ったのですが、その画像データは合計「71GB」になりました(汗)

 

普段D500で使っている「128GB」のレキサーXQDカードを、急遽D850に移したので助かりました。

(最初はSONYの64GBのXQDカードを使っていたので)

 

このデータ量との付き合い方がこのD850の課題かもしれません。

(パソコン環境の整備など、お金で解決もできますが)

 

それでも場面によっては「クロップ機能」を使って、画像データを小さくしたのですが。

いずれにせよ、贅沢な悩みです。

 

寄ってくるキツネと寄ってこないキツネ

 

お願いがあります。

「野生のキタキツネにエサを与えないで下さい」

野生で生きる彼らの素晴らしい能力や健康を、人間の都合で奪わないで下さい。

 

人が餌を与えなくても、彼らは立派に逞しく、そして美しく生きているのですから。

 

この上の写真のキツネは、トドワラ付近で撮影したのですが、車が通る度に何度も反応していました。

車越しにエサを貰ったのか、それとも降りてきた人にエサを貰ったのかはわかりません。

 

 

本能では「警戒」しているんです、彼らも。

でも「食べ物をもらった」という経験が、彼らを人や車に近づけてしまいます。

 

僕はもう何千枚もキタキツネの写真を撮っていますが、やはり観光地に生きるタイプはどうしてもエサをもらってしまうようです。

人里離れた山奥で見る彼らは、また違う表情をしています。

 

 

「人間との共存」

そして「彼らの幸せ」を願うなら、そっと見守りましょう♪

 

そうすれば、彼らはとても表情が豊かで、自然なふるまいを見せてくれるのですから。

 

今回撮影したここ野付半島のトドワラには、こうしてキタキツネが何匹か生息しています。

エキノコックス症を媒介しているとも言われていますので、距離をとって彼らの生き方を尊重しましょう。

 

 

この上の写真の子は、とても警戒心が強くて、人を見ると隠れてしまうタイプでした。

こういうキツネを見ると僕はいつも安心します。

 

このトドワラは、左右を「海と湾」に囲まれた一本道なので、彼らが目的地に移動するとなると、どうしても人と遭遇してしまうんですね。

移動ルートに僕のようなカメラマンがいると、警戒心の強いキツネは茂みの中に入って移動しています。

 

 

これからも彼らの美しい姿を見られるように、僕たちは考えて行動する必要があります。

 

トドワラの景観を切り撮る

 

「丁寧に風景写真を撮る」

4500万画素の画質が活かされる光景が、トドワラには広がっています。

 

長い年月による砂や海水の侵食で、半島の植生が失われていく過程を間近で見ることができます。

「いずれは全て消えてしまうかもしれない」

トドワラの景観については、そんなことも言われています。

 

それでも僕たちはこうして現在の光景を目に焼き付け、そして写真で切り撮ることできます。

そう考えると、一枚一枚を丁寧に撮りたくなりますね。

 

そう思いながら撮影していると、どこからともなくエゾシカの母子が現れました。

 

 

引き潮で浅くなった水辺を歩く姿は、神々しく感じました。

この時、たまたま一緒にこの場面を見ていたのが、冒頭に書いた「ご夫婦」でした。

 

そのご夫婦は、ドラマチックな朝焼けには間に合わなかったけど、こうしてトドワラならではの瞬間を見ることができました。

 

撮影はしていなかったようなので、僕が撮った写真を見てもらえたらと、このブログのタイトルだけをお伝えしました。

 

 

母の後を少し離れてついていく子鹿が可愛かったですね。

人間との距離が適切に保たれていれば、彼らはいつも自然な姿を見せてくれます。

 

それにしても、手持ちで700mm相当をしっかり撮れる4500万画素のカメラって、凄いと思います。

今回は機動力を重視したので、一脚は使いませんでした。

 

 

一脚やビデオ雲台を使うことで、もう一段回上の画質を得ることも可能です。

 

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それに、今までD810やD750、そしてD500で撮影してきた画像よりも、一段回「クリア」に写るような気がします。

レンズや撮影テクニックは変わっていませんからね。

 

現像方法も特に変えていません。

これはD850の性質であり、性能の高さなのだと感じました。

 

まとめ

 

今回はD850を使って初めての「野生動物の撮影」に挑戦しました。

 

そして思ったのは、

「もう1台欲しい♪」

ということでした(笑)

 

超望遠レンズを付けっぱなしにした「野生動物専用」と、広角レンズを付けた「風景専用」の2台です。

 

もしかしたら今後D500に戻れなくなる可能性も・・・。

まさかここまで野生動物を撮れるとは思っていなかったので、ちょっと考えさせられます。

 

ま、それはボクの事情なので置いておいて、今回はこうして初秋のトドワラで美しい野生動物を見ることができて幸せでした。

 

そして帰り道、「エゾリス」がいる公園によったのですが、そこではエゾリスには会えませんでした。

その代わり・・・

 

 

妖精降臨

思いもよらなかった「エゾシマリス」に出会えたのです。

 

ビックリしましたが、すぐに真剣に撮影しました。

この子は少しの間だけ、自然な仕草を見せてくれました。

 

もう連写しまくりでしたね♪

その模様はまた今度。

 

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。

いつも感謝しています。

 

※D850ですが、現在品薄状態と聞いています。
(当初から予想されていました)

それでも全国展開する店舗では、「ネット予約」することで、比較的早く手に入る傾向があります。

 

カメラのキタムラ参考リンク

カメラのキタムラ ネットショップ

ニコン D850 ボディ 《納期約2ヶ月》

 

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