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夏の登山の服装を考える~メンズ編

      2016/06/30

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こんばんは。

北海道もすっかり暖かくなり、これからが「アウトドア活動本番」といったそんな季節になりました。
(この記事を書いている今日は寒いですけど 汗)

そこで今回は「夏の登山に適した服装」ということでお送りします。

そして僕は男ですから、紹介できるのはやはりどうしてもメンズ服目線になってしまいます♪

僕には女子力がないですから「この夏、山ガールにおすすめのコーディネート♪」という記事を書くのはちょっとムリなんですね(笑)

そういえば昨年の夏、登山をしていた時に2組のカップルが写真を撮っている僕の前を通って行ったんですね。

彼らのその服装と言ったら、全員がまるで雑誌から出てきたかのようなオシャレで派手なコーディネートで、見事にハマっていましたよ。

そういえば最近は若い女性も結構山で見かけるようになりましたからね。

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フリー素材から

みんなオシャレなんですよね~。

男子も負けて入られませんよね!

一昔前は登山というとちょっと地味目で「苦行」のようなイメージで登る方も多く見られましたが、最近はファッションも含めて山を楽しむ、そんな時代になってきましたね。

ということで、今回僕がオススメする登山に適した服装とは?

ドライレイヤーの必要性

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引用:http://www.finetrack.com/product/skinmesh.html

ドライレイヤー」という言葉を知っていましたか?

いわゆる「肌着」に相当する、肌と密着する部分のウェアで、「撥水性」のあるものをそう呼んでいます。

僕が登山する時はオールシーズン、このドライレイヤーは絶対にかかせません。

ではドライレイヤーは一体どのような効果があるのでしょうか?

ドライレイヤーのメーカー

オススメのメーカーは「ファイントラック」という国産のメーカーなのですが、僕はここの製品をもう5年以上愛用しています。

→リンク:ファイントラック

そして今まで数え切れないほどのアウトドアスポーツを行う中で、このファイントラックのウェアを信頼して使ってきました。

そのファイントラックの製品の中で、僕が「一番重要」だと思うのがこのドライレイヤーなのです。

 

 

撥水性のあるウェア」と聞くと、ちょっとイメージできないかもしれませんが、具体的に説明しますね。

まず、素材はとても薄くて、頭に被ってみると向こう側が透けて見えるほどです。
(実験しただけですよ、念のため)

そして肌と密着する面は、透湿性があります。
水分を通すということです。

そして反対側の面には「撥水性」があるのです。

つまり「かいた汗は通すけど肌に戻らない」ということです。

どれくらい撥水性があるかというと、蛇口から水をかけても弾くほど、撥水性があります。

ただ、水中など水圧が高かったり、長く使っていたりするとこの撥水性は少しずつ低下します。
(低温でアイロンを掛けることにより撥水性は復活します)

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引用:http://www.finetrack.com/product/skinmesh.html

これにより、どんなに汗を掻いても肌と密着する面は冷たくならず、常にサラッとしています。

もちろん、掻いた汗はすぐに消えてなくなるわけではないので、それを吸収する役目のレイヤーも必要にはなりますが。

まずは「ドライレイヤー」が大事だということです。

メーカーの動画があります。
(音量に注意して下さい)
動画は約3分間です。

 

僕は以前、今のように写真の世界にのめり込む前は、「アウトドアスポーツ」を積極的にやっていました。

・登山

・ロードバイク

・トレイルランニング

・マラソン

など、週末ともなれば街を離れて一日中身体を動かしているようなタイプでした。
(今でも撮影でそんな感じですが 笑)

そんな時、ウェアの選択はとても重要でした。

特に「登山」ですね。

北海道の山は夏でも寒い時がありますから。

北海道の夏山で低体温症のリスク

羅臼岳山頂から知床半島を望んでいます。

羅臼岳山頂から知床半島を望んでいます。

数年前になりますが、登山史上において類を見ない事件が北海道で発生しました。

記憶にある方も多いと思いますが、夏の「トムラウシ山」でツアー登山に来ていた中高年の登山者が低体温症で「凍死」するという事故でした。

しかもその人数も約8名と、多くの尊い命が夏の山で失われたのです。
(数は正確ではないかもしれません)

当時本格的に登山をやっていた僕は、そのニュースを見て衝撃を受けました。

「夏山で凍死?何故?」と。

事故当時の気象条件は悪く、気温はとても低く風雨も強かったと聞いています。

そんな中でツアーの行程を強行し、多くの方が低体温症になったようなのです。

登山する方ならわかるとは思いますが、夏の山でも寒さに対しての油断は禁物なのです。

ただし、そのような悪条件でも体温をキープできれば、特に問題なく登山を続行することが可能となります。

濡れると冷えるということ

湖の蓮氷が割れて落ちてしまったキタキツネ。もちろん自力で脱出しています。

湖の蓮氷が割れて落ちてしまったキタキツネ。もちろん自力で脱出しています。

人間は体温が高くなると汗をかいて体温を調節するというのは誰もが知っていることです。

ただ、濡れた状態で長くいると、今度は冷えすぎてしまうこともありますよね。

例えば、登山していて汗を掻きながらやっと頂上に辿り着きます。

そこで休憩しお昼ごはんを食べていざ出発となった時、汗を吸収したウェアが冷たくなってしまい、それが肌に付いて「冷たい!」となる現象です。

汗冷え」とも言いますね。

もちろん動き出せばまた体温が上昇して、濡れたウェアも暖かくはなりますが、それでも上りに比べると下りの運動量は減ります。
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もしかすると、冷えたウェアのまましばらく歩くことになり、体調を崩してしまうかもしれません。

水の熱伝導率は空気の約25倍」と言われています。

10度の気温の中で立っているよりも、10度の水に手足を入れたほうが冷たく感じますよね。

濡れたウェアでも同じことが言えます。

登山をしていて外気温が下がってきた時、ウェアが濡れていると一気に体温を奪われるんです。

そして先ほど書いたように「低体温症」のリスクも高くなるのです。

冷えて疲れている身体をさらに温めようとすると、当然カロリーも必要になってきます。

ただ、運動中はそれほどしっかりと食べることも難しいですし、また食べたものがすぐカロリーに代わるわけでもないので、体力の温存を考えると「身体を冷やさない」ということが大事になってきます。

ドライレイヤーの上には?

黒岳ロープウェイから層雲峡の雲海を望んでいます。

黒岳ロープウェイから層雲峡の雲海を望んでいます。

そこで先ほど書いたドライレイヤーが大活躍するのですが、僕は屋外で運動する際にこのドライレイヤーを着ることで本当に活動の幅が広がりました。

汗を掻いても気にせずに最後まで運動を続けられるようになりました。

気温が下がってきても体力を奪われることなく最後まで動き続けることができました。

ただし、ドライレイヤーだけではその効果は活かしきれません。

なぜならこのドライレイヤーはほとんど「保水」しないからです。

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引用:http://www.finetrack.com/product/skinmesh.html

極端に薄い生地のこのドライレイヤーは、掻いた汗を通すのですが、それを吸収・拡散させるウェアが必要になってきます。

ベースレイヤーも大事です

これを「ベースレイヤー」または「セカンドレイヤー」と呼びます。

(レイヤーとは重ね着のようなことです)

■こちらの製品は主に春・秋がオススメです

このベースレイヤーの性能が高ければ、汗をかく屋外での運動でも、一日を通して肌はサラッと快適に過ごすことができます。

僕がおすすめするベースレイヤーは、春秋物と、夏用と冬用にそれぞれ分かれています。

「えっ?誰ですか?今、デザインがちょっと・・・と言ったのは?笑」

安心して下さい。

ファイントラックは一見地味ですが、機能性を重視していますので(僕の想像)

 

まずはこの「ドライレイヤー」と「ベースレイヤー」をメインとして、それ以外は自由に好きなデザインの服を着るのがオススメです♪

(音量に注意してご覧下さい)
動画は約1分10秒です。

それ以外は自由に着る

フリー素材

フリー素材

この上にユニクロでもいいし、その他登山に適した様々なウェアがありますよね。

でも「ドライとベース」はファイントラックをオススメします。

それから好きなデザインといっても、登山の際はバックパックを背負っているので、やはり「吸湿拡散性」のあるウェアをドライもしくはベースレイヤーの上に着ると良いでしょう♪

背中だけはかなり熱くなりますからね、登山の上りでは。

ドライレイヤーは僕の場合は冬とそれ以外の季節で2種類のタイプを使っていますが、ベースレイヤーは季節と天候により3~4パターンくらいあると便利です。

■こちらの「アクティブスキン」はドライレイヤーとして「冬用」に使っています。

ちなみにファイントラックの製品は「重ね着」を前提としている物が多く、薄手で高機能なのが特徴です。

つまり、ベースレイヤーも重ね着することで、上手く体温調節することが可能となります。

もっとも夏場はやはり汗をかくので、「ドライレイヤー」と「薄手のベースレイヤー」だけで十分かもしれませんね。

そしてさらに「ミッドレイヤー」、そして「ミッドシェル」と3番目・4番目の機能を持つウェアを重ね着することにより、オールシーズンを快適に楽しむことができます。

レイヤリングとは

引用:http://www.finetrack.com/layering/trekking.html

引用:http://www.finetrack.com/layering/trekking.html

 

僕は冬山登山もするので、さらに「アウターシェル」という5番目のレイヤーを重ね着しています。

ちなみにその全てを「ファイントラック」で統一しています。

この重ね着することにより機能性を足していくことを「レイヤリング」と呼んでいます。

それにファイントラックの製品は、2枚3枚4枚と重ね着をすればするほど、その機能性が活きてくるような仕掛けもあるんです。

そちらについては次回取り上げる「冬山登山のウェア編」で詳しくお伝えしたいと思っています。

それほどこのメーカーのウェアは機能性が高く、オススメできるということです。

パンツは夏の登山でしたら「撥水性と透湿性」のある「カミノパンツ」が人気です。

 

僕も使っています。

これに「ドライレイヤー」としてインナーパンツとさらにサポートタイツを重ね履きしています。

 

■サポートタイツはCW-Xを使っています。

 

まとめ

斜里岳を登っている最中に朝日を撮りました。

斜里岳を登っている最中に朝日を撮りました。

最近は登山というよりも「山での撮影」がすっかりメインになりましたが、これはただ山登りするだけよりも過酷な状況があります。

それは「停滞する」からなんですね。

登りで汗をかき、そして撮影で止まります。

また動いてそして止まる。

長時間撮影すると停滞する時間も長くなります。

つまり温まった身体が冷えてしまうということなんです。

フリー素材:温まったからだがこの後冷えるイメージ(笑)

フリー素材:温まったからだがこの後冷えるイメージ(笑)

もっとも普通の登山に比べると常に動き続けていないので、それほど汗をかかないということもありますが、基本的にはカメラ機材を運んでいるので、装備の重量が重くなりその分体力を消耗します。

このような条件でも汗冷えのしないウェアが必須だということです。

一昔前なら、頂上に着いてから汗で濡れたウェアを着替えて、それから下山するというのが当たり前でした。

でも今は全く着替えることなく、一日中同じウェアで快適に過ごせるようになりました。
(匂いもしなくなりましたね~最近のウェアは)

今ではこうした高機能性のウェアなしでは、屋外での活動は考えられないほどです。

普段あまりこうしたウェアに気を遣っていないのであれば、是非一度使ってみてください。

きっと気に入ると思いますから♪

「そんな薄手で大丈夫なの?」

と思うかもしれませんが、ファイントラックの快適性と機能性を兼ね備えた「ドライレイヤー」と「ベースレイヤー」の組み合わせは最強です。

また、山の稜線(尾根)に出ると、急に風が強くなることがあります。

もう一枚持って行きたいウェア

雌阿寒岳の登山道から阿寒方面を望んでいます

雌阿寒岳の登山道から阿寒方面を望んでいます

稜線は遮るものがないので、どうしても風は避けられません。

そんな時は、薄手のウインドブレーカー系を一枚用意して、羽織ると良いです。

オススメはもちろんファイントラックのものですが、ベストセラーの「ニュウモラップ」という変わった名前のミッドシェルです。

 

素材はとても柔らかくそして軽く、風を防ぎ撥水性もあります。

コンパクトに畳めるので、単焦点レンズほどの大きさで持ち歩けます。

(音量に注意してご覧下さい)
動画は約1分19秒です。

暑くなったら「リンクベント」と呼ばれる体温調節機能のジッパーを開放して、服を着たまま行動することができます。

このニュウモラップも是非レパートリーに加えたい一品です。

こうして快適な機能性ウェアを選択することで、より楽しい登山になることは間違いありません。

もちろん「撮影」するのにも絶大な効果を発揮します。

こういったウェアを使うようになってからは、下山してから「いつもより体力が余っている」と感じることが多くなりました。

ドライレイヤーは、ソックスやグローブ等もあり、ラインナップが充実していますので、いつの間にか全身ファイントラックの製品で統一することになるかもしれませんよ。

今回はそんな夏の登山の服装について、僕なりの考え方・使い方を紹介しました。

もちろんここまで書いてきた内容は、すべて女性にも当てはまりますので、チョイスしてもらえたらきっと満足できると思います。
(いずれ女性用の商品もまとめてみたいと思います)

→リンク:ファイントラック

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました!

■インナーグローブはこちらです。
このままだと「擦れ」には弱いので、もう一枚重ねると汗冷えしなくなります。

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