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霧の中で奇跡を探した朝

   

霧が薄くなり太陽の光を感じた

 

こんにちは。

幸せカメラのKENです。

訪問していただきありがとうございます。

 

前回の記事「今ある機材で最高の一枚を目指して」の続きになります。

 

今ある機材で最高の一枚を目指して
こんにちは。 幸せカメラのKENです。 ブログ記事の投稿をしばらくお休みしていましたが、あるメディアへの寄稿をキッカケに活...

 

日の出と雲海を見た後、その霧の中に入っていくのが僕の楽しみ方です。

果たしてどのような奇跡に出会えたのでしょうか?

たくさんの写真でお楽しみください。

それでは涼しい東北海道の散策を一緒に参りましょう。

 

霧の中の光芒を探して

この朝、僕が探していたのは、

このような「林に射し込む光芒」であったり、

こういう「霧を貫く強烈な光」も大好きなんです。

これは「霧+晴れ」の朝に出会うことができます。

そしてこの朝は「朝日+雲海」だったので、条件はある程度整っていました。

 

ただ、しっかりと「晴れ」てくれなければ、こういった奇跡に出会うことはできません。

ちなみに上の写真の朝は、どのような条件だったのかというと、

釧路湿原「朝の雲海」

 

このような雲海の朝でした。

 

この朝は霧の濃さも程よく、上空もしっかりと晴れていました。

 

このような朝は、先ほどのような「森林の中の光芒」に出会いやすくなります。

そして今回は、実は峠を下っている最中にその光芒を見ました。

 

晴れない空

上の写真はこの朝の「摩周湖方面の空と雲海」です。

雲海自体はくっきりと分かれていますが、空に雲がかかっているのがわかると思います。

 

これは「しっかりと晴れていない」という状況でした。

だからといって光が差し込まないとは限りません。

そして峠を下っている最中には、僕が求めているような「光芒」に何度か出会うことができました。

美しい光芒が林の木々を貫いていました。

 

ですが、峠道で車を停めて撮影するのは、特に深い霧の朝ですから、これは危険だと判断して撮影に安全な場所を探しました。

「モラルを優先する」

たとえ撮れなくても後悔はありません。

 

霧の中で待つ

夏の朝の畑

 

そうして深い霧の中を安全な場所を探して車を走らせていると、交通量の少ない地帯で早起きしたご褒美に出会いました。

「霧」というフィルターのおかげで、どこにでもありそうな風景が、幻想的な光景に感じられました。

この霧が薄くなるまでこの辺りで撮りながら待つことにしました。

 

 

僕は交通量のほとんどない、農作地帯にいるようでした(あまり土地勘のない地域でした)。

霧の中にいると、上の写真にように「層」になって流れているのがわかります。

自分のいる場所でも、空気の温度が細かく変化するのがわかりました。

夏場だというのにとてもひんやりとして肌寒く感じられます。

淡いコントラストを楽しむ

光が差し込まないので、こんなときは淡いコントラストで撮影することができます。

霧+層+新緑+畑

一刻として同じ状況がないので、変化を楽しみながら日が差し込むのを待ちました。

 

 

そしてついに霧が薄くなり、待ち望んでいた瞬間が訪れようとしていました。

もう少し、もう少し光を!

そんなことを思いながらベストポジションをイメージしました。

 

現れた太陽と白虹

それでも周辺の霧はまだまだ深く、どうやら自分は「流れる雲の中」にいるようでした。

斜里岳の方から流れてくる雲が、僕のいる場所で静かに漂っているのです。

ちなみにこういう朝は、「風がほとんどない」のが理想です。

霧が薄くなり太陽の光を感じた。なんとなく「アーチ」も見える?

 

太陽の方角を見るときはサングラスをかけ、そうでないときは普通のメガネという、忙しい朝でした。

すると霧が薄くなった方角に太陽を感じられたので「白虹」を撮影する準備をしました。

光芒はちょっと望めなかったので、目的がいつの間にか「白虹」になっていたのです。

 

白虹とは?

2017年10月13日
7時12分
釧路湿原の塘路湖付近で撮影した湿原に架かる白虹

 

この白虹とは「霧虹」のことです。

霧の中に現れる「虹」をそう呼んでいます。

 

普通の虹は光が雨粒で七色に分かれるのはご存知だと思いますが、霧の中にそれが発生するときは光が乱反射して「白いアーチ」になるのです。

 

 

僕はもう何度かこの奇跡を撮ることに成功していたので、その発生のタイミングやコツを掴んでいました。

この霧虹、実は肉眼ではあまり見えないので、あなたも発生していているのに見逃していることもあるかもしれませんね。

以前の僕もきっとそうだったと思います。

 

そして撮影後にRAW現像することで、見えにくかったその存在を引き出すことができます。

この朝も白虹(霧虹)が発生する予感がしたので、ベストポジションを探しました。

 

薄くなる霧、高まる期待

 

え~、話を引っ張っているわけではありません(笑

実際にこのように、霧が薄くなっては飲み込まれ、また薄くなっては濃くなり、その繰り返しだったのです。

今回は、まさにそれをお伝えしています(笑

 

そしてついに、ついにその時がきました。

直前の太陽の状態は・・・

かなりぼんやりとしていますね。

でも絶対白虹が出ると思って、一番霧の薄い場所で待機しました。

そして背中に太陽の存在を感じながら、白虹の出現を祈りながら、真っ白な空間を何枚か撮りました。

肉眼ではまったく見えていませんでした。

 

上の写真の「中央左側」に、それがあるのがおわかりでしょうか?

完全なアーチを撮ることはできませんでしたが、こうして薄っすらとした「白いアーチ」を収めることができました。

これは最初に撮影していた畑の近くに現れてくれたのです。

このあと太陽は再び雲の中に隠れ、辺りも深い霧に包まれました。

ほんの一瞬の出来事だったのです。

 

まとめ

 

この朝は「光芒」を撮ることはできませんでしたが、幻想的な霧の世界を安全に楽しむことができました。

今回は丘陵地帯の斜面のような場所で撮影したのですが、これが峠の頂上のような場所であれば、自分が霧(雲)の上に出ることができるので、白虹に出会う確率は高まるかもしれません。

ただし雲海や霧が離れていて、あまりにも自分よりも低い位置にある場合は、それを見ることは難しいです。

雲海や霧の層と、自分の位置がちょうど良い場合に、例えばブロッケン現象や白虹、光芒に出会うことができます。

ブロッケン現象

 

以前撮影した「ブロッケン現象」です。

虹色の光輪の中に写っているのが「神になった自分」です♪

 

雲海と自分の高さは、このくらいがベストだと思います。

飲み込まれるか、飲み込まれないか?くらいですね。

ん?誰かこっち見てますね、牛さんか(笑

 

この朝は、太陽は次第に高度を上げてきたので(見えていませんが)、白虹の撮影も終了しました。

 

深夜から夜明け、そして雲海と霧の世界を堪能した、涼しい夏の東北海道の物語でした。

帰りがけにふと東の方角を見ると、薄っすらと霧が晴れてくるのを感じました。

 

だけど青空が見えなかったので、

「今日はここまで」とつぶやいて、霧深い朝を後にしました。

超望遠レンズがあれば、この後も「野生動物」を撮影するのですが、90mmマクロしかなかったので(笑

 

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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