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マンフロットの三脚を一年間使ってみて気付いたこと

      2016/06/18

こんばんは。

今回は、僕がこの一年間使ってきた相棒の「マンフロットの三脚」について紹介したいと思います。

DSC_7573

この三脚を手にしてから、様々なシチュエーションで使ってきたわけですが、その中で色々なことに気付きました。

そこで「この三脚はこういうヤツなんだよ」ということを、わかりやすく伝えられたらと思います。

とはいっても僕はそれほど三脚に詳しいわけではなく、

「三脚なんて、なんでもいいんじゃない?」とか、

「安いものと高いもの、一体何が違うの?」といったレベルでした。

少なくても一年前までは、です(笑)

三脚の重要性を知る

カメラ:NIKON D810 レンズ:SAMYANG 35mm F1.4 Aspherical(単焦点) 絞り:f/16 SS:6秒  ISO:100 焦点距離:35mm 三脚  RAW NDフィルター(400)+PLフィルター

カメラ:NIKON D810
レンズ:SAMYANG 35mm F1.4 Aspherical(単焦点)
絞り:f/16 SS:6秒  ISO:100
焦点距離:35mm 三脚  RAW
NDフィルター(400)+PLフィルター

ところが、いつの間にか本気で写真を撮るようになり、少しずつ三脚の重要性を知ることになりました。

それはやはり、手持ちでは撮れない写真を撮るようになったからです。

  • 強烈な風が吹く環境
  • 暗闇の中で星空を
  • 極寒の山で朝日を
  • 水辺や川の中でスローシャッター

など、「三脚の仕様」やその「使い方」を必然的に体で学ぶことになりました。

そして三脚の性能も、より良い物を求めるようになりました。

そんな中、ニコンの「D810」と「大三元レンズ」の導入を機に、「頑丈でしっかりとした三脚」を使うことにしたのです。

NDS_2363

この三脚を使うと決めたのは実は「見た目」ですけどね(笑)

なんだかカメラ店で飾ってあるのが格好良く見えたのと、値段も僕が今まで使っていたものに比べると全く違っていたので、第一印象で決めました♪

もちろん操作性も確認しましたよ、そこそこね(笑

それでもこのマンフロットの「190プロアルミニウム4段」は、僕の想像以上に活躍してくれたので、とても満足しています。

撮影地に到着して三脚をセッティングする時も、早いこと早いこと。

脚のレバー解除とロックが簡単なので、三脚を立てるのが必然的に速くなります。

同時に収納も早いということになります。

→リンク:メーカーホームページ(マンフロット)

その中でも特に気に入っているのは、セットで最初から付属していた「3ウェイ雲台」です。

雲台とは

NDS_2365

これが「3ウェイ雲台」です

雲台とは三脚に乗せたカメラを動かしたり固定したりする部品です。

三脚や一脚などに使う雲台は、様々な種類があります。

例えば・・・

  • 自由雲台
  • 3ウェイ雲台
  • ジンバル雲台
  • ギア雲台
  • ビデオ雲台

など、たぶんもっとあると思います(すいません、詳しくないので 汗)

この最初からセットになっていた「XPRO3ウェイ雲台 クイックプレート付き」は軽いチカラでもしっかりと締めることができるし、縦や横へ角度を変える時も、その動きを軽くしたり重くしたりもできます。
(この辺りについては後ほど説明します)

→リンク:メーカーサイト(雲台)(マンフロット)

さて、これからの時期は、暖かくなるので三脚を使う機会が増えると思います。

「えっ?一年中使うって?」

はい、その通りですね、使います、一年中♪

それでも北海道では暖かいと屋外で活動しやすくなるので、例えば・・・

  • 花火大会
  • 川の流れ
  • 星空や天の川

などを撮ったりする機会が増えると思いますので(個人的にも)、そういった意味でも「良い三脚」を手に入れて、しっかりと準備して臨みたいものです。

製品のスペック

NDS_1846

それではまずは製品の特長を説明します。

お名前:マンフロット 190プロアルミニウム三脚4段 +RC2付3ウェイ雲台キット

という長い名前が付いていますが、簡単に言うと・・・

・素材はアルミ

・脚の伸縮段数は4段階(レバーは3つ)

・3ウェイの雲台が付属

ということです。

次にスペックを見てみます。

・格納した時の高さ :62 cm

・最大に伸ばした時の高さ :173 cm

・最低高 :8 cm

・最大耐荷重 :6 kg

・重量 :3.1kg(雲台を含む)

主な仕様はこのようになっています。

やはり気になるのは「重さ」でしょうか?

1.5Lのペットボトル約2本分を持って歩くのは、たしかに重いとは感じますが、僕は短時間なら三脚を伸ばした状態でカメラを付けたまま、飛脚のように肩に担いで移動することが多いです。

また、畳んでいる時は持ちやすいので、実際にペットボトルを2本持つのとは感じ方が随分違います。

そして、三脚とカメラの接合部分の「クイックリリースプレート」の強度とロック機能の信頼性は高いと感じています。

クイックリリースプレート

NDS_2371

クイックリリースプレート

高価な一眼レフの「命」をここに預けていますからね。

NDS_2372

プレートの裏を見ると、カメラと固定する「ネジ」に折りたたみ式の取っ手がついているので、コインなどで回す必要はありません。

簡単に強く締めることができます。

ただ、真冬に手袋などを履いているとちょっとこのレバーを起こすのが大変なので、そんな時はコインや「マイナスドライバー」でかるくレバーを起こすと良いです。

そしてこのプレートには方向性があります。

写真をよく見ると、上の方に矢印と「LENS」と書いてあります。

つまり通常は矢印側を前に向けて取り付けるということです。

NDS_2373

今回は長い方を前にしていますが、レンズの台座にプレートの形状を合わせると、短い方を前にしても良いです。

プレートの前側と後側で若干形状が違うのがわかると思います。

って、なんでさっきから写真の中央に透かしが・・・。

ゴメンナサイ、なんか設定を間違ったようですね(汗)
(これは野鳥写真のコピー防止用の設定でした)

この状態で三脚にカメラを固定してみます。

NDS_2374

こちらはニコンの「D500」と大三元レンズの「70-200mm」です。

重さは軽く2.5kg以上あります。

そして雲台のレバーを緩めて角度を調節します。

NDS_2377

NDS_2378

これで目一杯上を向けている状態です。

雲台のレバーが干渉していますね。

ではもっと上を向けたい場合はどうするか?

ちょっと考えてみてください♪

真上を向けたい時は

例えば、天の川が空の頂点にあって、そこを撮りたい時はこの角度ではダメなわけです。

それでは正解は・・・

 

 

NDS_2379

先ほど取り付けた、「クイックリリースプレートを上下逆さまにする」が答えでした!♪

一旦緩めて、180度回します。

こうすることによって、雲台のレバーが三脚に干渉することなく、真上を向けることができるようになります。

NDS_2380

「はい、どうでしょうか?

NDS_2382

逆からも見てみます。

もうお気づきだと思いますが、カメラの向きが逆になったので、雲台のレバーも通常とは逆になっています。

つまり操作自体が逆になるわけですね。

でもそれほど頻繁に動かさないと思いますし、使っているうちに結構慣れます、これは。

そして最近このクイックリリースプレートを1個失くしました・・・僕。

実はマンフロットの三脚は他にも持っているのですが、「クイックリリースプレート」はこれと同じタイプだったので、違うレンズやカメラに装着していたんです。

それがある日消えたんですよね・・。

なので発注することにしました、クイックリリースプレートを♪

他のカメラやレンズに常時つけておくこともできるので、3つくらい持っていても良いと思います(笑)

 

それともう一つ便利な機能があるのですが、比較的重い機材を載せていたり、星空を撮影している時は、レバーを緩めた時に、いきなりカメラが動いてしまうのはちょっと困ると思います。

例えば上の写真の状態で、暗い中でレバーを緩めた時に、「ギュン」とカメラが下がってしまうと焦りますよね。

「安心して下さい♪」

この雲台にはそんな「ヒヤっ」とするようなことを防止する機能が備わっています。

略して「ヒヤピタ」ですね~笑

それが・・・「フリクションコントロール」と呼ばれる機能です!

フリクションコントロールの使い方

使い方はいたって簡単です。

NDS_2376

各レバーの根本に付いている「FRICTION」と書いてあるダイヤルを回すだけです。

時計回りに回すとキツくなります。

レバーを緩めてもいきなりカメラの重みで動くことはありません。

ゆっくりじわっと動きますね。

つまり重くなるんです。

逆に「FRICTION」を時計と反対周りに緩めると、レバーを持っていないとカメラがお辞儀してしまうくらい軽くなります。

野鳥を追いかける時はやや軽くして使うときもあります。
(野鳥撮影は3ウェイ雲台ではないほうが使いやすそうです)

このように「縦と横方向」にカメラを動かす際の「抵抗」を調整できるのはかなり便利です。

ちなみに水平方向の動きを固定できるネジにはこのフリクションは付いていません。

縦と横のレバーの2箇所に付いています。

脚はかなり開きます

NDS_2385

三脚の脚の根本に付いている「シルバーのボタン」を押すことで、3段階脚を広げることが可能です。

コツは、やや戻しながらボタンを押して広げる、です。

もとに戻す時はボタンを押さなくても脚を閉じることができます。

NDS_2390

このように足を伸ばして重心を下げることで、抜群の安定感をキープすることができます。
(写真はセンタポールを水平に伸ばした状態です)

ちなみに僕は「ちょっとヤバいのでは?」と思われるような場所でもこの三脚を立てて撮影しています。

例えば・・・

・渓流の川の中

・砂浜の波打ち際

・湖の浅瀬

・橋の欄干からカメラを突き出して真下を撮影(汗)

など、数十万円もするカメラ機材を、この三脚を信頼してそのような場面で使っております。

さてここでひとつ、僕の経験上から非常に重要なことを書いておきますね。

三脚のメンテナンスの必要性

実は、この三脚の脚ですが、ネジを緩めると外れるようになっています。

4段になっているので、それぞれが外れるんですね。

分解して掃除できると言うことです。

そしてそのことを知らなかった僕は、ネジが緩んでいることに全く気づかずに買ってからしばらく使っていました。

するとある日、川の中で撮影している時に、

「随分三脚がグラグラするな~、足場が悪いからかな?」

と思いながら三脚を持ち上げると、

「ポロっ」

と、三脚の脚が一本外れてしまったのです!

さすがに一瞬青くなりましたよ~(汗)

「壊れたの?」って。

たしかその時のカメラはD810に大三元レンズを装着していたので、「50万円」以上の機材が水没するところだったのですからね。

NDS_7396

このような場面で川の中でスローシャッターで撮影していたんですよ(汗)

 

その後、三脚が壊れたのかと思って、僕は慌ててその部分を調べてみました。

すると、ただネジが緩んでいただけだとわかったのです。

そしてそのネジを締めるのが、これまた一苦労でした。

「専用の工具」が必要なのです。

トルクスねじとは

緩んだのはこのビスです。

緩んだのはこのビスです。

このビスの形状は、僕が知る限り日常で使う製品ではあまり見かけません。
(実際は様々な部品に使われているようです)

「六角レンチ」ならみなさんよくご存知だと思います。

これは、「トルクス」と呼ばれるアメリカで開発されたネジの規格なんですね。

従来の「六角」よりも性能が良いそうで、様々な部品にこのネジが使われているようです。

また、いたずら防止の目的にも使われています。
(いじり止めトルクスねじ)

そしてこの「トルクスネジ」を回すのがL型の「トルクスレンチ」です。

トルクスレンチ

トルクスレンチ

見た目は「六角レンチ」と似ていますが、先端が「星形」になっているので、違うことがわかります。

NDS_2407

そしてこれを六角レンチを締める要領で使うのですが、僕が買った三脚に付属してきたこの「トルクスレンチ」の品質がちょっとイマイチでした(汗)

NDS_2408

通常はこの上の写真のように、レンチの「長い部分」を持って「短い方」を挿入して回します。

テコの原理が働くので、チカラが伝わりやすいからです。

ところが、僕の持っているこのトルクスレンチは、この短い方の先がネジの穴に合わないのです!

「回せない・・・」

困りました。

試しに反対側(長い方)を合わせてみると、こちらはピッタリ合いました。

長い方は合う

長い方は合う

でもここでも一つ問題があります。

テコの原理で考えると、この持ち方だと「チカラが入らない」のです。

つまり、きつく締めることができないのです。

そこで登場するのが「万能ツール」です。

万能ツールの登場!

万能ツールの登場!

撮影の時はいつも持ち歩いているのですが、滅多に使うことがないこのツール、こういう時に役立ちます。

「さぁ、キミの出番だ!」

ペンチとして使う

ペンチとして使う

このミニ万能ツールを「ペンチ型」に変身させて、チカラの入らなかった短い方を掴みトルクスネジを締めました。

もちろん「加減」というのがあるので、それほど思いっきり締めたわけではありませんよ。

 

 

そして僕が何故このことを取り上げるのかと言いますと、

実は「脚が3回抜けた」からなんです(汗)

メンテナンスは大事

1回目はたしか購入してから1ヶ月目くらいだったと思います。

先ほど上に書いたように、川の中で抜けました。

幸い持ち上げた時に抜けたので、機材は問題なかったのですが、その時にこの「トルクスレンチ」を持ち歩いていなかったので、その後は抜けないように注意しながら撮影を続けました。

2回目は、たしか雪の中で三脚を立てて撮影している時に抜けました。

「なんだかグラグラしてるな~雪が柔いから?」

と思っていたら、この時も三脚を持ち上げた時に一本抜けたのです。

それ以外にも1回抜けています。

つまり僕が言いたいのは、「定期的に増し締めして下さい」ということです。

やはり使っているうちに緩むことがあると思うので、メンテナンスを兼ねて緩んでいないか定期的に確認して欲しいです。

僕は1回目に緩んで外れた時に、全てをキツく締めなかったので、その後2回・3回と抜けてしまったのだと思います。

また、これは販売店様にお願いしたいことなのですが、高価な三脚ですから店頭で緩みをチェックしてから販売してほしいと思います。
(僕はこれを購入した販売店様には、このことを伝えましたよ)

購入した後は自己責任ですから、やはり定期的に確認したいですね。

僕はその3回以降は、まったく問題なく使えています♪

また先ほど書きましたが、「トルクスレンチ」自体の不良も考えられるので、一本予備で持っていても安心かもしれません。

この三脚の取説には「トルクスドライバー№25を使って下さい」とあるので、呼び「T25」というサイズが適合すると思われます。
(僕はまだ買っていませんけど)

このL型レンチ、「いじり止め型」と「T型トルクスねじ」どちらにも対応していますね。
(いじり止めトルクスネジとは、中央に突起があるタイプです)

さて、話が三脚のメンテナンスになってしまいましたが、製品の性能について見ていきたいと思います。

次ページに続きます。

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