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秘境「クテクンの滝」~秋色の渓谷

      2016/03/09

行って参りました、秘境「クテクンの滝」

私の聞くところでは、「知る人ぞ知る」、「地元の人でも知らない」、「行ったことがない」など、「秘境」を思わせるそんな滝です。
私が何故その存在を知っているのかと言いますと、その滝のエリアにある「武佐岳」という山に何度も登っていたからです。

武佐岳は北海道道東の低山(標高約1000m)ですが、その後半の険しさからか意外と人気のある山です。
そしてその武佐岳登山道に向かう途中の林道に、「クテクンの滝」へ向かう分岐点があります。

林道を車で8kmほど進むとちょっとしたスペースのある行き止まりに辿り着きます。
そこに車を停めてあとは沢歩きになります。
(車は多分乗用車なら20台は停めれるかと思います)

そこには簡単な案内板があり、ここが観光地なのだと認識させられます。
ただ、全く人の気配がないのと、熊のリスクが高いことを考えれば、気軽に一人で訪れると言う訳にはいかないかもしれません。
(私は山に入る時はいつも熊対策をしています)

そして沢登り仕様の装備で出発しました。

持参した機材は・・・

・NIKON D810
・NIKON D750
(何故ボディが2台かと言いますと、主に三脚固定でNDフィルターを付けたスローシャッター用が一台と、手持ちでスナップ用が一台です)

・ズームレンズ 70-200mm f/2.8
・単焦点 サムヤン 35mm f/1.4
・広角ズーム タムロン 15-30mm f/2.8

大体こんなところです。

これだけでもかなりの重量があり、それに加えて重めの三脚(川の中で立てて使う為)を担いで、険しい沢を登って行くのです。
金額にしても相当な機材を背負って渓流を登るのは相当リスクがあります。
万が一転倒したらと思うと躊躇しますが、今回はスペシャルなアイテムを用意しました。

それは・・・
「ヒップウェーダー」と呼ばれる胴付き長靴のような物です。

普通の胴付き長靴だとお腹辺りまで覆われていますから、蒸れが厄介です。
渓谷を登って行くからには、登山の要素が含まれています。
そこで、腰回りが覆われていないヒップウェーダーを用意したのです。

このウェーダーは主に釣り人が川の中に入って使うことを想定しているため、靴底がフェルトのようになっていて滑りにくいです。
これで濡れることを気にせずどんどん沢歩きができました。
(フェルト状のソールは川の中では無敵ですが、倒れた熊笹の上などはとても滑りました)

さて、話が少しそれましたが、肝心の美しい秋の渓流をお見せします。

2015年10月18日 14時10分 NIKON D810 TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD SS 1/100秒 f/13 15mm ISO-500 手持ち WBオート RAW

2015年10月18日 14時10分
NIKON D810 TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD
SS 1/100秒 f/13 15mm ISO-500 手持ち WBオート RAW

全てが絵画のように美しく、写真として「切り取りたい」と何度も何度も足を止め撮影しました。

2015年10月18日 13時15分 NIKON D810 AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II SS 8秒 f/13 70mm ISO-100 三脚 ND400フィルター RAW

2015年10月18日 13時15分
NIKON D810 AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
SS 8秒 f/13 70mm ISO-100 三脚 ND400フィルター RAW

この様な階段状の渓流が続き、その度に三脚を立てて撮影していたので、想像以上に時間がかかりました。
陸よりも歩きやすいので、ほぼ川の中を歩きました。

2015年10月18日 13時24分 NIKON D810 SAMYANG 35mm F1.4 Aspherical SS 5秒 f/8 35mm ISO-100 三脚 WBオート RAW ND400フィルター

2015年10月18日 13時24分
NIKON D810 SAMYANG 35mm F1.4 Aspherical
SS 5秒 f/8 35mm ISO-100 三脚 WBオート RAW
ND400フィルター

渦を巻く小さな滝壺にも目を奪われました。
落ち葉が季節感を演出してくれます。

2015年10月18日 13時43分 NIKON D810 SAMYANG 35mm F1.4 Aspherical SS 10秒 f/13 35mm ISO-100 三脚 WBオート RAW ND400フィルター

2015年10月18日 13時43分
NIKON D810 SAMYANG 35mm F1.4 Aspherical
SS 10秒 f/13 35mm ISO-100 三脚 WBオート RAW
ND400フィルター

そしていつの間にか川の流れは細くなり、轟音が聞こえてきました。
目指した滝はすぐそこです。

2015年10月18日 14時27分 NIKON D810 SAMYANG 35mm F1.4 Aspherical SS 8秒 f/16 35mm ISO-250 三脚 WBオート RAW ND400フィルター

2015年10月18日 14時27分
NIKON D810 SAMYANG 35mm F1.4 Aspherical
SS 8秒 f/16 35mm ISO-250 三脚 WBオート RAW
ND400フィルター

滝の周りの草木は黄色く色付いていました。
滝の近くへ行くと水飛沫で濡れてしまうので、しばらく遠巻きに撮影を続けました。

2015年10月18日 14時40分 NIKON D750 TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD SS 1/100秒 f/13 15mm ISO-500 手持ち WBオート RAW

2015年10月18日 14時40分
NIKON D750 TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD
SS 1/100秒 f/13 15mm ISO-500 手持ち WBオート RAW

こちらは手持ちで撮影したものです。
やはり2台体制で正解でした。
滝付近で一々レンズ交換はリスク(落下・濡れる)があるし、スローシャッターで撮るためのNDフィルターも交換するたびにレンズの前玉に水滴が付いてしまいます。
もちろん時間をかけて、狙った一枚をじっくり撮るのであれば、一台のカメラと一つのレンズで良いのかもしれません。

ただ、滅多に行くことの出来ない山奥の滝とこの紅葉の季節感を撮り切るためには、選択肢があった方が僕にとっては良かったです。

2015年10月18日 14時30分 NIKON D810 SAMYANG 35mm F1.4 Aspherical SS 6秒 f/14 35mm ISO-250 三脚 WBオート RAW ND400フィルター

2015年10月18日 14時30分
NIKON D810 SAMYANG 35mm F1.4 Aspherical
SS 6秒 f/14 35mm ISO-250 三脚 WBオート RAW
ND400フィルター

こちらの写真はさらに近付いてスローシャッターで撮りました。
たぶん、スローシャッターだとこのくらいが限度だと判断しました。
(風向きで水飛沫が飛んでくるので、レンズが濡れました)

2015年10月18日 14時34分 NIKON D810 AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II SS 6秒 f/9 135mm ISO-400 三脚 ND400フィルター RAW

2015年10月18日 14時34分
NIKON D810 AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
SS 6秒 f/9 135mm ISO-400 三脚 ND400フィルター RAW

滝に近付けないのであれば、望遠レンズで一部分を切り取るのも良いかもしれません。

2015年10月18日 14時43分 NIKON D750 TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD SS 1/100秒 f/13 15mm ISO-500 手持ち WBオート RAW

2015年10月18日 14時43分
NIKON D750 TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD
SS 1/100秒 f/13 15mm ISO-500 手持ち WBオート RAW

そしてD810や三脚、リュックを離れた所にデポして滝に特攻しました。
夏であれば濡れても寒くないし乾きますが、気温10度前後の秋に濡れるのは勇気がいります。
D750に超広角ズームを取り付けて滝壺へ走りました。

滝の落差は約20m。
轟音と共に、激しい水飛沫と風がカメラを襲います。
レンズカバーを付けたり外したりしながら、手持ちでバンバン撮りました。

2015年10月18日 13時43分 NIKON D750 TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD SS 1/100秒 f/13 15mm ISO-500 手持ち WBオート RAW

2015年10月18日 13時43分
NIKON D750 TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD
SS 1/100秒 f/13 15mm ISO-500 手持ち WBオート RAW

このアングルまで来ると、一枚撮るごとにタオルでレンズを拭くことになります。

2015年10月18日 14時44分 NIKON D750 TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD SS 1/100秒 f/13 15mm ISO-640 手持ち WBオート RAW

2015年10月18日 14時44分
NIKON D750 TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD
SS 1/100秒 f/13 15mm ISO-640 手持ち WBオート RAW

ここで限界です。
レンズもさることながら、自分の眼鏡が水滴で見えなくなりました(笑

この滝の上にも大小様々な滝があるということです。
検索してみると探検記録のようなブログを拝見することができました。
スナップ写真も掲載されているので、どんな雰囲気なのかは想像がつきます。

ただ、その光景を「美しく撮る」といことに関しては、あまりチャレンジする方もいないようです。
滝を遠巻きしてこの上に行くのに、この秋の日は短すぎました。
夕刻が迫ってきたので、やむを得ず戻ることにしました。

いずれ、見たことのない世界を確かめに行きたいと思います。

※今回の撮影地は、沢登りと言う特殊なスタイルと、熊のリスクを考えますと誰にでも勧められるようなロケーションではありません。
ただ経験者や、詳しい方、または登山や沢登りに精通している方であれば問題なく辿り着ける行程です。

 


近郊の町の中標津町から車で30分ほどで武佐岳登山口とクテクンの滝の分岐点に着きます。
そこからさらに10分ほど進むと行き止りです。
滝へは、黙々と進めば1時間ほどで辿り着くでしょうか・・・。
撮影しながらだと3時間くらいかかったような気がします。

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