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釧路湿原の展望台を巡る旅~オススメと穴場スポット

      2017/08/23

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どうも、幸せカメラのKENです。

この日本に残された貴重な大自然「釧路湿原」の見どころを今回は紹介します。

広大なこの釧路湿原ですが、見所をしっかりと把握できれば、一日で回り切ることも可能です。

記事では主に撮影ポイントや地図などを紹介します。

また各展望台から見える景色は季節によって様々な表情を見せてくれますが、さらに時間帯を選ぶことでより心に残る情景に出会うことができます。

そういった視点でもお伝えします。

この記事を参考にして、釧路湿原の展望台を巡ってみてください。

さて、それでは一緒に旅に出ましょうか♪

 

釧路湿原の全体像

北海道全体

出典:google map

 

釧路湿原は日本で最大の湿原です。

その場所は北海道釧路市の北に位置します。

 

google map

出典:google map

 

上の地図の中央全体が「釧路湿原」です。

下に見える都市が「釧路市」になります。

こうして人口約18万人の都市に隣接する形で豊かな大自然が残されています。

むしろ湿原に寄り添うように「街」が発展したとも言えますね。

釧路市は太平洋に面しているので、漁業も盛んな地域ですが、この広大な平野での農業も基幹産業の一つとなっています。

さて、それでは上の地図に点在する、見所を1つずつ紹介します。

 

展望台の場所と展望台を巡るルート

googole mapより

出典:google map

 

上の地図で「赤い線」がメインルートになります。

そして「オレンジの矢印と番号」が各展望台とオススメのスポットです。

ちなみに「青い線」はメインルートを少し外れて展望台へ向かう道になります。

各展望台にはわかりやすいように番号を付けました。

今回は1~11までの11箇所を紹介します。

さらに冬期間はアルファベットの青文字「A~C」がタンチョウの観察ポイントとして人気があります。
(主に鶴居村近辺ですが、今後別記事で紹介します)

そしてこの数字の順番ですが、早朝に釧路市をスタートとして、時間帯による景観を考えながら、湿原を一日かけて時計回りに一周するように配置しました。

つまり1番目の展望台は朝日を見るのがオススメで、11番目は夕焼けが見所になります。

もちろん逆周りでも問題ありませんが、上のルートは1周約150km以上あるので、

「やっぱりあっちの展望台にすればよかった」

と途中で思っても、朝焼けや夕焼けには間に合わなくなります。

ちなみに僕の例で言うと、各ポイントで印象的な写真を撮るだけなら、余裕を持って全てのポイントを回り切ることが可能です。
(その代わり朝は早いですが)

それでは各展望台とオススメスポットの名前を下に紹介しますね。

  1. 釧路湿原展望台+サテライト展望台
  2. 北斗展望地(ホクト)
  3. 温根内ビジターセンター+木道散策(オンネナイ)
  4. コッタロ湿原展望台(第一展望台)
  5. コッタロ湿原二本松
  6. サルボ展望台
  7. シラルトロ沼
  8. 塘路湖(トウロコ)
  9. 達古武湖(タッコブコ)
  10. 細岡展望台(ホソオカ)
  11. 岩保木水門(イワホギ)

それでは順番に見ていきましょう。

 

釧路湿原展望台+サテライト展望台

5月中旬 雲海と朝焼け

5月中旬 雲海と朝焼け

 

この展望台からは「朝日」を見るのが特にオススメです。

湿原の西側に位置するので、広大な湿原の東側から昇る太陽を見るのに適しています。

釧路市を出発して車を走らせると、約10分ほどでこの湿原展望台に到着します。

駐車場は無料で広いので、特に問題なく車を停めれます。

この展望台施設ですが、今回のプランでは早朝に訪れているので、閉館していることになります。

時間がある場合は、施設に立ち寄ってもいいですね。

釧路湿原展望台

開館時間 8:30~18:00(5月1日~10月31日)

9:00~17:00(11月1日~4月30日)

※最終入館は閉館時間の30分前まで

休館日:年末年始(12月31日~1月3日)

入館料:一般・大学生470円 高校生250円 小中学生120円

出典:http://www.kushiro-kankou.or.jp/tenboudai/

トイレは屋外に公衆トイレがあり、また早朝は開いていませんが展望台施設の中にもあります。
(公衆トイレは時期により閉鎖されています。木道側にあります)

そしてそこからバリアフリーの木道を少しだけ歩いて、見通しの良い「サテライト展望台」に向かいます。

 

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出典:釧路湿原map

 

オススメは湿原展望台から「時計回り」のルートです。

反時計回りで行くと、アスレチック並みのルートになります。

いざない広場からバリアフリー木道を通り、分岐点を右に曲がって400mほど進むとサテライト展望台に到着します。

木道は歩きやすいので、恐らく20分くらいで着きます。

サテライト展望台には「双眼鏡」も備えられています。

 

サテライト展望台 早朝

サテライト展望台 早朝

 

そして湿原の展望を堪能した後は、そのまま時計回りのルートで戻ると、アップダウンのある道でアスレチック気分を味わえます。

シューズは最低でもスニーカーが必要です。

木道は朝露や霧で濡れていると滑るし、春や秋の早朝は凍結している箇所もあります。

ハイヒールやサンダルでは危険です。

ここでは特に朝日を見るのがオススメですが、昼間の時間帯でも十分に湿原の広さを体感できます。

 

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朝日を拝んだら駐車場へ戻り、次のポイントに向かいます。

釧路湿原展望台の地図を見る

北斗展望地

5月中旬 6時35分 湿原を覆う雲海

5月中旬 6時35分 湿原を覆う雲海

 

ここは国道に面していて、広い駐車場があるので多くの観光客が足を止めるポイントです。

  1. 釧路湿原展望台+サテライト展望台
  2. 北斗展望地(ホクト)
  3. 温根内ビジターセンター+木道散策(オンネナイ)
  4. コッタロ湿原展望台(第一展望台)
  5. コッタロ湿原二本松
  6. サルボ展望台
  7. シラルトロ沼
  8. 塘路湖(トウロコ)
  9. 達古武湖(タッコブコ)
  10. 細岡展望台(ホソオカ)
  11. 岩保木水門(イワホギ)

上のリストの2番になります。

ただ実際のところ、展望はあまりよくありません。

というのも、上の写真のように手前に小高い山があるので、夏場は特に葉が生い茂って見通しが悪いのです。

かろうじて写真に写っている「雲海の辺り」は見通しがありますが、サテライト展望台に行った方はそこですでに見ているはずですから、ここは早めに移動したいところです。

この場所は釧路湿原展望台から車で1~2分のところにあります。

 

北斗展望地

北斗展望地 出典:釧路湿原map

 

次の温根内ビジターセンターからの木道散策で体力を少々使うので、ここで一旦エネルギーを補給しても良いと思います。

 

温根内ビジターセンター+木道散策

温根内ビジターセンター+木道

温根内ビジターセンター+木道

 

リストの3番目にある、温根内ビジターセンターから湿原を散策できる木道のルートは、湿原に来たら是非訪れて欲しい名所です。

ただ、ひとつ注意点があります。

※2017年6月27日に、ビジターセンター駐車場付近で、ヒグマの目撃情報があった。

ということです。

北海道全域がヒグマの生息地ですが、ここ釧路湿原での目撃情報はそれほど多くはありません。

不安をあおる訳ではありませんが、

「ヒグマに出会う可能性がある」

ということは認識しておいたほうが良いでしょう。

ここは先ほどの「北斗展望地」から車で数分で到着し、広い無料駐車場があります。

 

温根内ビジターセンター

出典:google map 温根内ビジターセンター

 

上の地図で見ると、国道沿いにパーキングがあり、そこから木道を少し歩いてビジターセンターに向かいます。

そこからビジターセンターを起点として、釧路湿原探勝路という木道を歩きます。

「水の湿原」の内部を安全に歩けるのはここだけだと思います。

釧路湿原の中心部は大部分が水で満たされている「低層湿原」なので、こうした木道のおかげでその自然に触れることができるのです。

 

温根内ビジターセンター探勝路

温根内ビジターセンター探勝路

 

ルートは3コースほどあるので、時間に合わせて選択すると良いと思います。
(遠回り・近道・ショートカットなど)

最長だと約3kmのコースを歩けます。

また、ビジターセンターの営業時間は10時からとなっているので、早朝に訪れる際は施設を利用できないと考えて下さい。

(2017年4月にビジターセンターがリニューアルしております。床面積が従来の2倍になったとのことです)

※営業時間が変更になりました。(2017年8月追記)

温根内ビジターセンター
〒085-1145 阿寒郡鶴居村温根内
TEL 0154-65-2323
開館期間:通年
開館時間:4月~10月:9時00分~17時00分
11月~3月:9時00分~16時00分
休館日:火曜日、年末年始(12/29~1/3)
入館料:無料

出典:http://www.kushiro-shitsugen-np.jp/kansatu/onnenaiv/

早朝に訪れる場合は、トイレを「釧路湿原展望台」で先に済ませておきましょう。

ちなみにこの木道は、夏になるとホタルの観察ポイントでもあります。

ホタル観察ツアーもあるようなので、そちらを利用するのも楽しいかもしれませんね。

→参考リンク:釧路湿原ナイトバスツアーホタル鑑賞会

 

釧路湿原探勝路

釧路湿原探勝路

 

小鳥たちも沢山いるので、バードウォッチングも楽しいですよ。

温根内ビジターセンターの地図を見る

 

コッタロ湿原展望台(第一展望台)

6月中旬 15時 コッタロ展望台から

6月中旬 15時 コッタロ展望台から

 

温根内ビジターセンターで木道の散策を楽しんだら、次の目的地までしばらくはドライブとなります。
(とは言っても40分くらいでしょうかね、コッタロ展望台までは)

コンビニは途中に「セイコーマート」が一軒あるので、食料や飲み物を補給することができます。

googole mapより

出典:google map

 

この上の全体地図で言うと、3番から4番に向かうのですが、途中に「タンチョウ」の観察ポイントが3箇所ほどあります。

ただこちらは冬期間のみの観察ポイントなので、夏場に行っても彼らの姿を見ることはできないでしょう。

それでも、4番のコッタロ湿原展望台に向かう道中では、春や秋になると沢山のタンチョウが農家さんの畑で忙しくエサをついばんでいる姿を見ることが出来ます。

 

コッタロ湿原展望台

出典:google map

 

そしてコッタロ湿原に向かって進んで行くと、いつくかのちょっとした展望台があります。

車が数台停めれる程度のパーキングのようなスポットです。

 

1月下旬 コッタロ湿原

1月下旬 コッタロ湿原

 

手付かずの湿原の深い部分を間近で見ることができるので、気になれば足を止めて下さい。

 

3月下旬 コッタロ湿原 200mm望遠レンズで

3月下旬 コッタロ湿原
200mm望遠レンズで

 

ただ、コッタロ展望台へ上ると、その全容が見渡せるので、途中で停まる必要はあまりないかもしれません。

また、その辺りのポイントで写真を撮るのは意外と難しいです。

 

コッタロ湿原 エゾリス

コッタロ湿原 エゾリス

 

ゆっくり車を走らせると、生い茂った木々の間で沢山の野生動物や野鳥が暮らしているのが感じられます。

ただ、車道は狭いため、車同士がすれ違う際は注意が必要です。

まれに飛ばしている車を見かけることもありますので。

そのような車のナンバープレートを確認すると、大体が地元のナンバーなんですよね。

安全に配慮して運転して欲しいと願います。

さて、そうこうしているうちに「コッタロ展望台」に到着します。

 

6月中旬 コッタロ展望台から カミナリ雲

6月中旬 コッタロ展望台から
カミナリ雲

ここまでのルートは舗装されていて、ここからしばらく「砂利道」になります。

比較的広い駐車場もあります。

そこから公衆トイレの裏にある、やや急な階段を登り、その後も登山道のようなルートを少し登ります。

約10分ほどで展望台に着きます。

靴は当然スニーカーなどを用意して下さい。

また上の写真に見える湿地帯ですが、不要な光の反射を抑えて撮るとこのようにクッキリと写ります。

このコッタロ展望台などではPLフィルターが大活躍してくれますよ。

 

PLフィルターの使い方~反射を抑えた世界とは?
時に「空の青を鮮やかにしたり雲の白さを際立たせたり」 時には「紅葉の質感や水面の反射をコントロールしたり...

 

ちなみにシーズン中であれば、このコッタロ第一展望台の駐車場にある公衆トイレが使えますので利用して下さい。

駐車場は無料です。

 

4月中旬  コッタロ湿原 エゾ鹿

4月中旬 
コッタロ湿原 エゾ鹿

 

この湿原を横断するルートは、冬から春にかけて沢山のエゾ鹿を見ることもできます。

特に、このコッタロ湿原展望台から始まる砂利道の道中で、エゾシカを目にします。

写真を撮る際は車を安全に停めて下さいね。

先程も書きましたが、かなり道幅は狭いですから。

 

1月下旬 霧氷の朝

1月下旬 霧氷の朝

 

冬になると気象条件が整えばこのルートは一面霧氷に覆われます。

道のすぐ横を「釧路川」が流れているからです。

また、釣り人もこのルートではよく見かけます。

中間にはカヌーの船着場もあります。

 

4月中旬 コッタロ湿原

4月中旬
コッタロ湿原

 

このコッタロ湿原は基本的に水で満たされた「低層湿原」なので、歩いて散策することはできません。

歩く場合は、このあと紹介するポイントがオススメです。

コッタロ湿原第一展望台の地図を見る

 

コッタロ湿原二本松

6月中旬 二本松付近にて

6月中旬 二本松付近にて

 

コッタロ湿原を横断するルートを東に進んで行くと、全体地図で示した5番目のポイント「二本松」があります。

ここは、看板や目印は特にないので、後でリンクを貼るグーグルマップで場所を確認して下さい。

 

googole mapより

出典:google map

 

このルートを進んでいると、途中で川に掛かった橋の上を通過します。

その橋を過ぎると左手に駐車スペースがあり、林道のような道が丘の上に続いています。

特に整備された道ではないのですが、車も走れる道幅なので普通に歩きやすいです。

下に車を停めて少し歩いてみましょう。
(丘への道はそれなりに急坂です)

そして5分ほど歩くと、見通しの良い丘の上に出ます。

 

6月中旬 17時 二本松からみたコッタロ湿原

6月中旬 17時
二本松からみたコッタロ湿原

 

ちょっと写真が見づらいですが、丘の上を進むと西側にこのような開けた場所があります。

ただ、この足元から先は崖になっているので、注意が必要です。

また虫も大変多く、こうして撮影するなら防虫装備が必要になります。

(虫除けネットや上下カッパなど)

無理にここまで登らなくても、釧路湿原の広大な景色は堪能できるので、余裕があればこの二本松も予定に入れてみてください。

二本松の地図を見る

6月中旬 16時半 二本松付近を歩くキタキツネ

6月中旬 16時半
二本松付近を歩くキタキツネ

 

さて、続いてはすぐ近くのサルボ展望台に向かいます。

ここまで結構疲れたとは思いますが、がんばって下さい♪

 

サルボ展望台

8月下旬 5時半 サルボ展望台から見た雲海

8月下旬 5時半
サルボ展望台から見た雲海

 

この展望台へのアクセスですが、コッタロ湿原の砂利道を横断してきて、国道に出てすぐのところにあります。

全体地図でいうと6番のポイントです。

駐車場は狭いのですが、それほど混みあっているところを見たことがないので、停めることができると思います。

もしそこに停めることができなければ、コッタロ湿原の方に少し戻ると、踏切近くに広いスペースがあります。

その踏切近くからは、歩いて2分でサルボの駐車場に着きます。

トイレは臨時タイプの簡易トイレボックスが一つ設置してあります。

とても奇麗に清掃されていて、感謝して使ったのを覚えています。

 

サルボ展望台

出典:google map

 

そして近年、この駐車場からサルボ展望台に登るルートの一部で崩壊している部分があり、通行止めとなっていました。

それでも駐車場から案内標識にしたがって右の方に進んで行くと、展望台まで安全に登れる登山道があります。

 

8月下旬 6時 サルボ展望台ルート

8月下旬 6時
サルボ展望台ルート

 

道はそれほど急ではないのですが、シューズは登山を想定したほうが間違いありません。

そしてこの周辺は、霧が発生しやすい地形となっています。

早朝だとこの展望台から雲海が見れることもあります。

そう考えると、朝の早い時間にこの展望台を訪れることも検討したいです。

上の写真は、その霧の中を歩いている時に、朝日が射し込んできて、幻想的な光景を撮ることが出来ました。

 

8月下旬 5時 サルボ展望台 霧の中で

8月下旬 5時
サルボ展望台 霧の中で

 

そのちょっと前には展望台からこのような光芒も撮っていました。

駐車場からは約15分で展望台に登れるので、是非行ってみてください。

できれば春や秋の朝がオススメです。
(霧が発生しやすいので)

また、このサルボ展望台のすぐ近くには踏切があります。

 

6月中旬 サルボ展望台付近

6月中旬 サルボ展望台付近

 

シーズンになるとここを「ノロッコ号」が通ります。

 

6月中旬  ノロッコ号

6月中旬 
ノロッコ号

 

また、冬になると「SL冬の湿原号」もここを通ります。

 

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鉄道がお好きな方は是非撮影に挑んでみてはどうでしょうか?

サルボ展望台の地図を見る

続いてはここから車で2~3分で行ける場所にある「大きな沼」を見に行きます。

 

シラルトロ沼

1月下旬 シラルトロ湖 夕暮れ

1月下旬 シラルトロ湖
夕暮れ

 

このシラルトロ沼は夕日を見るのにとても適した場所にあります。

ただ今回のルート紹介では、夕日の景観は「細岡展望台」に譲るので、参考程度に覚えておいて下さい。

先ほどのサルボ展望台からは車で約2~3分で着く距離にあります。

 

シラルトロ湖

出典:google map

 

実は釧路湿原全体がそうなのですが、もともとは海底にあった地形です。

この沼も海が後退したことによる「海跡湖」になるそうです。

またこのシラルトロ沼の周辺には、「JR茅沼駅」(カヤヌマ)があり、「茅沼温泉」という施設も近くにあります。

ここで旅の汗を流すのも良いかもしれませんね。

 

7月中旬 茅沼側から見たシラルトロ沼

7月中旬 茅沼側から見たシラルトロ沼方面

 

シラルトロ沼の地図を見る

さあ、夕暮れまで後もう少しオススメのポイントを周ってみましょう。

 

塘路湖(トウロコ)

8月下旬 6時半 塘路湖

8月下旬 6時半
塘路湖

 

この塘路湖は、釧路湿原の中でも最大の湖です。

全体地図で8番に当たります。

ただ、少し寄り道をしないとなかなかその全容を見ることは出来ません。

先ほど紹介した「サルボ展望台」からはこの塘路湖(トウロコ)がよく見えます。

湖の湖畔にはキャンプ場やアウトドア施設があるのですが、「カメラマン目線」でオススメしたいポイントがあります。

できれば「冷えこんだ早朝」が良いのですが、湖の西側の林道を少し進むことになります。

それほど悪路ではないのですが、車が1台しか通れないので、注意が必要です。

 

塘路湖

出典:google map

 

先ほどの「シラルトロ沼」からサルボ展望台に戻る途中の道を、左に曲がるとこの林道があります。

またここでも近年ヒグマの目撃情報があります。

※2017年4月16日、この林道の奥で、山菜採りをしていた男性がヒグマに襲われ重傷を負いました。
その後、数か月間、このルートは閉鎖されました。

それ以外にも、2015年にこの辺りで伐採作業をしていた男性が熊に襲われ死亡事故が発生しています。

北海道は「ヒグマの生息地である」ということを、忘れてはならないということですね。

僕が撮影に行く際には、必ずヒグマ対策をしています。

 

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さてヒグマは恐ろしいですが、この林道を1.5kmほど進むと開けた場所に出るので、そこから上の写真のようなアングルで撮影することができます。

くれぐれもヒグマの気配には気を付けてください。

紅葉の時期や冷え込んだ朝の放射霧が発生したときは、このアングルから見る景色は最高だと思います。

もちろん対岸にある施設を利用して、自然と触れ合うこともオススメです。
(朝日はこの対岸の施設側からのほうが見やすいです)

ただ、ここではそれほど時間を掛けないで、次の目的地に進みたいと思います。

塘路湖の地図はコチラから

 

達古武湖(タッコブコ)

11月下旬 達古武湖

11月下旬 夜の達古武湖

 

ここは全体地図の9番に位置する「達古武湖」です。

先ほどの「塘路湖」や「サルボ展望台」の辺りからは、車で約20分もかからずに到着します。

 

googole mapより

出典:google map

 

達古武湖の湖畔は一部がオートキャンプ場になっていて、週末や夏休みは家族連れで賑わいます。

また、ここから林道を歩いて小高い丘を登ると、通称「夢が丘展望台」へ行くこともできます。

僕は以前、そこで彩雲を撮影しました。

下の記事の後半に、この「夢が丘展望台」や、木道での出来事を紹介しています。

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ルートは前半が木道で、後半は登山並みの傾斜になります。

そしてこの木道ですが、濡れているとかなり滑ります。

以前、ここをトレッキングシューズで散策したのですが、あまりにも滑るので途中で撤退しました。

同じくそこを歩いていたご夫婦に、思わず

「滑りますね~、これはかなり危ないです」

と話しかけました。

大袈裟かもしれませんが、木道が濡れている時は「スノーシューズ」的な滑らない靴がオススメです。
(スパイクは駄目ですよ)

 

5月上旬 達古武湖林道

5月上旬 達古武湖林道

 

この木道は一部でホタルを観察することもできますが、その数は少ないようで思ったような光を撮ることは難しかったです。
(種類はヘイケボタルになります)

また野鳥が数多く暮らしているので、静かにしていれば沢山の小鳥たちの歌を聞くことができます。

 

5月上旬 シジュウカラ

5月上旬 シジュウカラ

 

また、どうしても「シマエナガを見たい」という方は、ここで静かに粘ることができれば、会えるかもしれませんよ。

冬の森の妖精
冬の北海道の、とても寒い静かな朝に、それは現れます。 「キラキラキラ・・・・」 少しずつ朝日が射し込ん...

 

5月上旬 達古武散策路 シマエナガ

5月上旬 達古武散策路
シマエナガ

他には・・・

・アカゲラ
・オオアカゲラ
・ハシブトガラ
・ウグイス
・コゲラ
・キバシリ
・ヤマゲラ
・シジュウカラ
・ゴジュウカラ
・サメビタキ

などを目にすることがあります。

時間に余裕があれば、是非この散策路も歩いて欲しいです。

野鳥の撮影~機材とコツ
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そしてここからは、夕焼けスポットの細岡展望台まで車で約15分ほどで行けるので、そういったスケジュールも忘れないで立てましょう。

 

達古武湖

出典:google map

 

もちろん、この達古武湖で見る夕日も綺麗ですよ。

 

5月上旬 18時20分 達古武湖 夕焼け

5月上旬 18時20分
達古武湖 夕焼け

 

ただ、やはり虫は多いですから、虫除け対策は忘れずにして下さいね。

→参考サイト:達古武オートキャンプ場

達古武湖の地図を見る

さて、それでは旅もクライマックスに近づいてきました。

いよいよ、釧路湿原最大の夕焼けショーを見に行きましょう。

 

細岡展望台(ホソオカ)

2月上旬 16時半 細岡展望台 夕日

2月上旬 16時半
細岡展望台 夕日

 

釧路湿原と言えばここです。

そのダイナミックな夕焼けは、一度見たら生涯忘れないでしょう。

ちなみに僕は、何度もここに通っているので、写真が多すぎて選ぶのに少し困るくらいです。

見渡すかぎりに広がる湿原の地形を味わいながら、地平線に沈む夕日を眺めるにはここが一番のオススメスポットです。

釧路湿原といえば「蛇行する川」をイメージする方も多いと思いますが、それを見れるのもここになります。

天気が良い週末などは、当然多くの観光客がここを訪れています。

 

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この細岡展望台での写真、エピソードなどを紹介すると、この記事が終わらなくなってしまうので、今回は短くまとめます。

 

釧路湿原細岡展望台地図

出典:google map

 

また、この細岡展望台からの眺めは、季節を問わず楽しめる魅力があります。

ただ、ココへ来るルートは、一部道幅が狭いので、注意が必要になります。

 

5月中旬 19時23分 細岡展望台から

5月中旬 19時23分
細岡展望台から

 

また、日が沈んだ後も、しばらくの間「残照」を楽しむことが出来ます。

この場所は虫も比較的少ないので、ゆっくりと三脚を構えてスローシャッターを楽しむのも良いかもしれません。

夕暮れになると遠くからタンチョウの鳴き声が聞こえ、近くではキタキツネでしょうか、草むらを歩く小動物の気配も感じられます。

星空の撮影ももちろん可能です。

でも、僕はここで星空を撮ったことはあまりありません。

夜景は何度か撮りましたが、左手に釧路市という都市が近いので、ちょっと明るすぎるんですよね、ここは。

またこのすぐ下は鉄道が通っていますので、暗くなるとその光を見ることが出来ます。

「釧路湿原駅」がこの展望台から歩いて10分ほどの場所にあります。

「細岡駅」も、この展望台へ車で向かう道中にあります。
(先ほどの地図に、ちょっと見づらいですが駅の位置が載っています。)

もちろん、昼間の明るい時間も広大な湿原を見渡すことができるので、この展望台は人気があります。

 

6月中旬 14時 細岡展望台から

6月中旬 14時
細岡展望台から

 

この景色が夕暮れになると・・・

 

2月下旬 16時40分 細岡展望台 夕焼け

2月下旬 16時40分
細岡展望台 夕焼け

 

このように赤く色づくんですね。

そして遠くには阿寒の山々も見ることができます。

300mmくらいの望遠レンズがあれば、印象的に切り取ることも可能です。

 

5月中旬 18時45分 細岡展望台 夕暮れ 雌阿寒岳

5月中旬 18時45分
細岡展望台 夕暮れ 阿寒富士

 

夏場は、太平洋からの冷たい空気が湿原に流れこみ、「海霧」として湿原を覆い尽くします。

見ているとどんどん雲海のように包まれていくので、時間があれば楽しめるかもしれません。

そして湿原に溜まった霧が、翌朝反対方向にある「釧路湿原展望台」から雲海のように見れるのです。
(今回の1番目に紹介した展望台ですね)

 

2月中旬 16時40分 細岡展望台 夕暮れ

2月中旬 16時40分
細岡展望台 夕暮れ

 

もちろん冬場は太陽の沈む時間は早いですが、季節を問わず同じように眺めを楽しむことができます。

この場で静かに時を過ごしていると、湿原から「動物たち」の鳴き声が響いてきますよ。

また、アオサギも巣に帰るのか、近くを飛んでいる姿を目にします。

 

5月下旬 18時55分 細岡展望台 オオジシギ

5月下旬 18時55分
細岡展望台 オオジシギ

 

夏には夕焼けに飛ぶ「オオジシギ」も頻繁に目にするので、狙ってみるのも面白いです。
(にぎやかですよね、シギたちは)

細岡展望台の地図を見る

さて、ここまで釧路湿原を周回するオススメのコースを周りましたが、実はもう一箇所オススメのスポットがあります。

  1. 釧路湿原展望台+サテライト展望台
  2. 北斗展望地(ホクト)
  3. 温根内ビジターセンター+木道散策(オンネナイ)
  4. コッタロ湿原展望台(第一展望台)
  5. コッタロ湿原二本松
  6. サルボ展望台
  7. シラルトロ沼
  8. 塘路湖(トウロコ)
  9. 達古武湖(タッコブコ)
  10. 細岡展望台(ホソオカ)
  11. 岩保木水門(イワホギ)

このリストの最後、11番目のスポットです。

そこは、この細岡展望台からほど近いので、そちらで夕焼けを見るのもオススメなんです。

なので夕焼けは、この細岡展望台で見るか?そちらに行くのか?を選ばなくてはなりません。

ちなみに僕は「そちら派」です♪

 

岩保木水門(イワホギ)

8月上旬 5時40分 旧岩保木水門

8月上旬 5時40分
旧岩保木水門

 

「細岡展望台は一度行った」という方なら、こちらに行ってみるのがオススメです。

この「岩保木水門」は、旧水門と新水門の2つがあり、釧路川の治水対策として昔からその役目を果たしているようです。

昭和初期に建てられたモルタルレンガと木造のこの旧水門に対し、コンクリート造の巨大な新水門がすぐ近くに構えています。

 

7月上旬 旧岩保木水門

7月上旬 旧岩保木水門

 

そしてこの岩保木地区は、釧路市内から今回のルートの中でも一番近い場所にあるので、「ちょっと湿原に行こう」と思ったら来れる距離なんですね。

だから僕は「ちょっと湿原」と称してよくここを訪れています♪

「ちょっとだけ野鳥が見たい」とか、

「ちょっとだけ夕焼けを撮りたい」などです。

 

岩保木水門

出典:google map

 

ここで見れる景色ですが、先ほど紹介した細岡展望台と同じような方向を望めるのですが、この岩保木地区の特徴は標高が低いことにあります。

つまり湿原を間近で感じられるということです。

しかも水で満たされている「低層湿原」ではなく、普通に歩くことができる「高層湿原」の地帯なので、釧路川の直ぐ側まで歩いていくことができます。
(一部は水で満たされています)

釣り人の姿も多く見かけます。

 

8月上旬 岩保木水門から見た釧路川

8月上旬 岩保木水門から見た釧路川

 

目線が湿原と近いので、先程までとは違った雰囲気を味わうことができます。

 

5月上旬 岩保木地区から見た湿原

5月上旬 岩保木地区から見た湿原

 

300mm程度の望遠レンズがあると、このような湿原独特の景観を切り取れます。

沢山の動物や小鳥たちにもここでは出会うことができます。

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6月下旬 ノビタキ

6月下旬 ノビタキ

 

比較的近い距離で、湿原で暮らす小さな住民たちがあなたを迎えてくれるでしょう。

彼らは賑やかですよ~♪

そして夕暮れになると、霧が発生したりすることも珍しくありません。

 

5月上旬 18時 岩保木水門

5月上旬 18時
岩保木水門

 

湿原の夏の霧は、太平洋からの風で動くので、しばらく待っていると太陽が突然顔を出すこともあります。

 

7月上旬 18時 岩保木地区

7月上旬 18時
岩保木地区

 

「今日はダメかなぁ夕焼け・・・」

なんて思っていると、いつの間にか空から光芒が降りてきて、慌ててシャッターを切ることもありました。

 

6月上旬 18時半 岩保木地区

6月上旬 18時半
岩保木地区

 

つい最近では、上の写真のように「日暈」が現れたこともありました。

(写真右に写っているのが、旧岩保木水門です)

このような自然現象は、ここでは当たり前のように起こっています。

もちろんそのどれもが奇跡的に美しいのですが。

 

5月上旬 18時15分 岩保木地区

5月上旬 18時15分
岩保木地区

 

特徴的な湿原独特の気候が、その風景をいつもドラマチックにしてくれます。

僕はいつもそれを見ていると、時が経つのを忘れて魅入ってしまいます。
(虫に喰われながらも)

 

9月中旬 21時 旧岩保木水門

9月中旬 21時
旧岩保木水門

 

北の方角を向くと、釧路市街の街灯りはあまり届かないので、こうして星空も撮ることができます。

 

8月後半 18時10分 岩保木地区 夕暮れ

8月後半 18時10分
岩保木地区 夕暮れ

 

この場所の魅力、少しは伝わったでしょうか?

ただ、ここは観光地として整備されているわけではなく、あくまでも堤防工事用の作業用道路が通じているだけなので、トイレなどはありません。

ルートも車1台分しか通れない狭い箇所もあります。

また、旧岩保木水門前は、カヌーの陸揚げ場にもなっているので、そういった関係者の姿もたまに目にします。

釣り人も比較的多いと思います。

こうして環境や周りの人々に配慮しながら、湿原を間近で観察できるこの「岩保木地区」を旅の候補に入れてみてはどうでしょうか?

 

5月後半 6時半 岩保木地区 雌阿寒岳

5月後半 6時半
岩保木地区 雌阿寒岳

 

オススメはやはり夕方の時間帯ですが、川の流れだったり野鳥だったりと、時間を選ばずに楽しむこともできます。

また、この岩保木水門に向かう途中に分岐点があって、そこに踏切があるのですが、そこから砂利道の林道を進んで行くと「細岡展望台」に辿り着きます。
(ルートは細くて峠的な起伏ですが)

そういったアクセスの良さもこの岩保木地区の魅力です。

岩保木水門の地図を見る

 

まとめ

 

そして僕は、こうした北海道に残る素晴らしい大自然を、少しでも多くの方に見て欲しい、そして触れて欲しいと願っています。

見て触れることで「環境を守りたい」という心を育んだり、心が癒やされたり感動することで「人生が豊かになる」と考えるからです。

大自然のありがたさって、普段の生活ではなかなか感じることが少ないですからね。
(普段から最大限に感じている方も多くいるでしょうが)

でも、一歩外に踏み出すことで、その圧倒的な美しさや逞しさ、そして儚さに触れることで、僕たちはもっと自然を大切にできるような気がします。

長くなりましたが、この釧路湿原を巡る旅へ是非一度はお越しください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

4月上旬 17時50分 岩保木地区

4月上旬 17時50分
岩保木地区

 

コン介
ここで待ってるね。

 

シマちゃん
安全運転で来てね♪待ってます。

 

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