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釧路湿原・湿原展望台から雲海を見る朝

      2018/07/11

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前回記事では細岡展望台から見る釧路湿原の夕暮れのドラマをお届けしましたが、今回は湿原の朝のドラマ、略して「湿原の朝ドラ」スポットについてお届けします。

前回記事

釧路湿原・細岡展望台から夕暮れのドラマを見る
「釧路湿原」と聞いてどんな情景を思い浮かべますか? 広大な湿原 蛇行した河川 美しい夕日 など、人それぞれ様...

 

釧路湿原展望台へのアクセス

引用:国立公園釧路湿原map

引用:国立公園釧路湿原map

 

前回記事では「細岡展望台」という湿原の南東に位置する展望台へのアクセスを紹介しました。

今回は朝日を見たいので、その反対側に行くことにします。

行きたい場所は上のマップの中央より右側にある「サテライト展望台」です。

サテライト展望台に行く前にはまず「釧路湿原展望台」を目指します。

ちょっと紛らわしいですよね「展望台」という名前が2つもあって。

グーグルマップ

今回紹介する展望台は、前回の「細岡展望台」よりも釧路市内からの距離が近いです。

釧路市はそういう意味でも、本当に大自然に恵まれた地域だと言えますね。

 

キャプチャ1

やや雑ですが、市内からのルートを書いてみました。

市内中心部からは車で約15分、徒歩でも行くことは可能ですが、駅からだと1時間以上かかるかもしれません(近道はありますが)。

自転車だと30分位で着くと思います(心臓破りの坂を登れたら、の話ですが)。

湿原展望台の前にはバス停もありますので、そういった公共交通機関を利用するのもいいですね。

さて、朝日や夕焼けの方角は季節によってかなり変わりますが、この釧路湿原は広大なので季節に関係なく、朝日や夕焼けを見ることができます。

やはり「とても広い」からですよね。

朝日や夕日の沈む方向はスマホアプリで確認できます。

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サテライト展望台を目指して

湿原展望台へ着いたら、車を駐車場に停めて少し歩くことになります。

引用:国立公園釧路湿原map

引用:国立公園釧路湿原map

 

上の地図を見ると、駐車場のある「釧路湿原展望台」は、地図の中央から左側にあるのがわかりますね。

そこから、右回りでも左回りでも目的の「サテライト展望台」に行くことができます。

サテライトまでは徒歩で20分くらいかかります。

ちなみに朝日を見るならおススメは「右回り」です。

なぜならその方が「近いから」です。

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サテライト展望台から見た日の出前の湿原

 

まだ日が昇る前の暗い時間帯にサテライト展望台を目指すなら、安全な「右回り」のルートで行って下さい。

「時計回り」とも言えますね。

どちらのルートでも整備された木道があるのですが、左回りで行くと高低差のある「階段」や「吊橋」といったアトラクションがあるので、暗い時間帯だとやや危険です。

ちなみに木道の看板には散策を推奨する時間帯が書かれていましたが「早朝や夕暮れは危ないので控えて下さい」という内容だったと記憶しています、念のため。

 

木道は走らないで

朝露に濡れた木道は滑ります。

また「平ら」ではないので、ゆっくり歩いて下さい。

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寒い時期だとこのような感じになってます。

見るからに滑りそうですよね。

さらに、ところどころ板が傷んでいるので、その辺りも注意して下さい。

 

雲海の発生条件は

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サテライト展望台からの眺めです。

 

普通は「雲海」と聞くと、標高の高い場所から見れると想像しますよね。

でもこの「釧路湿原」は、標高が低いにもかかわらず、雲海が発生することがあります。

この場所が太平洋と近いことや、湿原自体に大量の水があること、さらに冷たい空気がたまりやすいことが要因として考えられます。

それでも常に雲海が発生しているわけではなく、部分的に発生したり、全く見れなかったりと、湿原の空は気まぐれです。

僕も今までに何度も訪れていますが、全面雲海を見れたのは「一度だけ」です。

ただ、部分的な雲海は何度も見ています。

僕がその「雲海」の発生を期待する気象条件は、前日もしくは夜に「雨が降って翌朝晴れる」という条件です。

さらに天気予報で朝方に冷え込むことがわかると、それはもうドキドキしてきます。

「出るんじゃないか?雲海が」と、目覚ましを早めにセットすることもしばしばです。

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そして見事予想が当たると、このように日の出前の雲の上にいる瞬間を、市内から約30分で味わうことができるのです。

雲海とは、雲の上というイメージですが、僕の定義では「自分の位置」で呼び方を変えています。

自分がその中にいる時はそれは「」と呼びます。

またその下に入って見上げる時は「」と言えます。

そして上からその状態を見れた時、それを「雲海」と呼んでいます。

 

赤い太陽が昇る時

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静かに、そして真っ赤な太陽がゆっくりと顔を出します。

この時、雲海を作っている「霧」は、盆地のような地形にたまっているので、その外輪にある尾根の上に太陽が現れます。

この霧の高さによっても太陽の色や光の広がりは変わります。

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真っ赤な太陽は次第にオレンジ色に変化していきます。

手前の湿原はまだ暗くて見えないので、自分がとても標高の高い場所にいるような錯覚をおこします。

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このくらいだとまだ肉眼で見ても眩しくないのですが、このあとどんどん光が強くなってくるので、サングラスなどを用意したほうが良いでしょう。

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おススメの写真の撮り方は、「自分が木の影や物陰に入ること」です。

眩しくない場所で光を撮る

そうすることで、自分の目やレンズに直接太陽の光が入らない状態で、雲海の明るく染まった部分を撮影することができます。

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また、露出は太陽に合わせると全体的に「真っ暗」になってしまうので、ややプラスに補正しても良いと思います。

太陽自体は多少白とびしても、雲海の質感は出るからです。

もっとも構図に太陽を入れなければ、オートモードでこのような写真は撮れるのですけどね。

でも僕はいつも「ハレ切り」と言って、太陽の光を直接レンズに入れないように工夫しています。
(小さなレフ板を持ち歩いています)

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これは太陽を入れないで、雲海の黄金に輝く部分をクローズアップしています。

レンズは70-300mmくらいで十分です。

これは焦点距離が300mmの画角です。

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日が昇りこのように太陽を構図に入れると「ゴースト」や「フレア」が発生して、クリアな写真にはならなくなります。

雰囲気は出るので、太陽を入れるのは自由ですけどね。

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僕はこの広大なパノラマ風景を「部分的」に切り取るのが好きです。

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もちろん「全体的」にも撮りますが、メインカメラはだいたい中望遠レンズを装着して「部分的」な美しさを探して切り取ることが多いです。

そして太陽が昇り霧が晴れる

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少しずつ霧が晴れて視界が良くなっていきます。

湿原独特の景観が姿を現す瞬間も格別です。

まるでアフリカのサバンナみたいですよね、見たことはないですが。

このくらいの明るさになると、どこからともなく「タンチョウ」の鳴き声が聞こえてきます。

運が良ければ、羽ばたくタンチョウを見られる可能性もあります。

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構図から「太陽」を外すことで、消えゆく雲海とその下のまだ暗い湿原を切り取ります。

この時に、やや斜め方向に撮ると、光の角度がついて面白い絵になりますよ。

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太陽の方向はもう眩しすぎて「白とび」してしまうのですが、部分的にはまだまだ見どころが沢山あります。

足元の宝石も見逃さない

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こうして「雲海」が発生するような朝は、自分のいる場所に朝露を見ることが出来ます。

朝の低い光の角度を利用して、中望遠で離れて絞りを開放で切り取ると「雑草」でもそれは「宝石」のように輝くのです。

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また、少し寒い時期などは、木道にも霜がついて輝くので、足元の光も楽しみたいところですね。

春には桜も見れます

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広大な朝日のドラマに集中して気が付かなかったのですが、自分のすぐ近くに「山桜」が咲いていました。

光が眩しくて最初はよく見えなかったのです。

そして時間が経つとそのピンク色はハッキリと見えてきます。

耳を済ませると小さなお客さんの声も聞こえてきます。

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これは・・・ヒガラですかね?

あまり見ない髪型をしています。

シジュウカラのようにも見えますね。

「カラ類」の名前はまだちょっと覚えきれていません。

そして他にもかわいいお客様がこの朝はいましたよ。

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この子も名前がさっぱりわかりませんね~。

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似てるんですよ、この手の顔は。

いつか、鳴き声と合わせて「完璧」に覚えてみせますからね!

ちなみにこの小鳥たちは焦点距離300mmで撮影していますよ。
(トリミングしていますし)

そして雲海は消えていく

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目の前の風景を楽しんでいると、湿原の「朝ドラ」はクライマックスを迎えていました。

太陽は完全に白く輝き、地表の霧を消し去ろうとしています。

その時の一瞬の儚さを見逃さないで下さい。

そして気が付くといつの間にか空は青く晴れ渡っていました。

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「なんて素敵な朝なんだろう」

僕はそう呟いて、サテライト展望台を後にしました。

帰り道、ここに来た時は気づかなかったのですが、木道から山桜が見えました。

でもちょっと遠くて近付くことは出来なかったのです。

そんな時は贅沢に、桜色を背景にしてみます。

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「春色のフキノトウ」

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こちらは山桜の手前の枝が多すぎて綺麗に撮れなかったので、新緑にピントを合わせました。

視点を変えて撮るのも楽しいと、いつもそう感じています。

木道を戻ると、足元に桜の花びらを見つけました。

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これから湿原には短い夏がやってきます。

夏の間は、意外と霧に包まれることが多いので、もしかしたらまた見れるかもしれませんね、「雲海」を。

でも問題がひとつあります。

まとめ

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「日の出の時刻が早すぎる!」のです。

この記事を書いている6月1日現在で、釧路湿原の日の出は「午前3時46分」となっています。

僕は週末になると日の出前から行動することが多いのですが、午前2時半には東の空は明るくなってきます。

星空や天の川を撮るには、夜がちょっと短い時期なんですね。

でも文句を言っても何も始まらないですから、そんな季節の移り変わりをこれからも楽しんでいけたらと思っています。

それでは、最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!

釧路湿原については、他にも見どころが沢山ありますので、今後も取り上げていきたいと思っています。

 

今回使用した機材

高額な機材は、ネットで予約して実店舗で受け取ることをオススメしています。
(以下カメラのキタムラネットショップ)

ニコン D500 16-80VRレンズキット 《納期約1ヶ月》

ニコン AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR

ニコン D810 ボディ

ニコン AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR II

タムロン SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD ニコン用

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カテゴリー釧路湿原

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