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【上達講座】~脚を使って撮る

 

ようこそ!

こちらは写真上達講座を受講しているあなたに向けた「特別レポート」です。

今回は「脚を使って撮影する」というテーマでお伝えします。

 

写真を撮るとき「手を使う」のは当たり前です。

では「脚を使う」というのはどんな行動を表しているのでしょうか?

 

答えは、

「視点を移動する」ために「脚を使う」ということになります。

答えを聞いてみると「それは当たり前では?」と思いますよね。

でも、実際はどうでしょうか?

しっかりと脚を使って撮影しているでしょうか?

 

撮影地に行った際、積極的に脚を使って構図を作っているかどうか?

普段の自分の行動をイメージしながらこの講座を読んで下さい。

 

例えば、橋の上から川の流れを撮影しているとします。

初秋の知床の調べ

 

上の写真は紅葉の季節、観光地の道路脇に流れ落ちる「小さな滝」を撮影したものです。

アーチ型の石で出来た橋の欄干よりも、少し高い位置にカメラをセッティングして、スローシャッターで質感を表現しています。

小さな滝ですが、縦構図にすることで、迫力ある作品となりました。

このとき、橋の上で移動しながら、美しく見える構図を探しました。

周りには観光客も少しいましたが、同じように移動しながら滝の流れを「手持ち」で撮影していました。

「一番美しく見える場所」は、やはり探しますよね、誰もが。

 

僕はスローシャッターで撮っていたので、当然三脚を使っています。

ここで自分の「脚」を使います。

 

背伸びしたり、しゃがんだりします。

そして見つけました。

立ったままだと気が付かなかった大自然の「宝物」に。

 

 

撮影場所は先程とほぼ一緒です。

ただ、しゃがんだだけです。

目線を低くしただけです。

三脚を一番短くし、スローシャッターで撮りました。

 

僕がしゃがんで見つけたのは、木漏れ日の「光芒」でした。

この光芒がレンズに入る場所は、欄干のほんの僅かな隙間しかありませんでした。

当然、太陽は時間と共に移動しますから、この時間、この場所だけに「宝物」があったということです。

これは「脚」を使わなければ見つけることはできませんでした。

ただし「偶然」見つけたのではありません。

 

僕は木漏れ日の光芒を撮りたかったので、脚を使ったのです。

当然、他の観光客の方たちは、この光芒を見つけることはできませんでした。

みなさん当然のことながら、綺麗に写る構図は探しているのでしょうが、それは「撮りやすい場所」を探しているようにも見えます。

しっかりと体勢を低くして構図を作るのは、「撮りやすい場所」を探すこととは全く反対の行動になります。

 

それでは違う写真を見てみましょう。

 

 

こちらも「紅葉」の時期に、山奥の清流で撮影した写真です。

甘い香りを漂わせるカツラの大木の下に、黄色い絨毯が敷かれていました。

ここでも「撮りやすい場所」というのは、川よりも標高の高い道路や橋の上ですが、それだと印象的な作品にはなりませんでした。

また、脚を使って川の側まで行きましたが、立ったままの目線の高さだと「平凡」な構図になってしまったので、地面すれすれにカメラをセットしました。

 

やはりしゃがむことで、自分の目線よりもカメラを低く構え、奥行きのある構図を見つけることができました。

三脚を使ってこのような河原でスローシャッターを切るのは、セッティングがやや大変ですが、脚を使わなければ撮れない構図であることは間違いありません。

「撮りやすい場所」を探すのではなく、「印象的な構図」を探すことに集中します。

 

三脚を使って低く構える方法は、別の記事にありますので参考にして下さい。

 

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それほど値段の高くない三脚でも、こうしたローアングルでの撮影は可能です。

次は、「花」の写真です。

 

 

道路脇に何気なく咲く可愛い花。

ただ撮るだけでなく、背景と前景をイメージしながら、どんどん花に近付きました。

肉眼では、それほど印象的な場所ではなかったのですが、脚を使うことで、主題を引き立たせることができました。

このときは焦点距離が「300mm」の単焦点レンズを使っていたので、ボケのバランスがちょうどよかったと思います。

もちろん、しっかりとしゃがんで撮影していましたよ。

手持ちでしたから、シャッターを切る瞬間は「呼吸」をコントロールして「ブレないように」です。

 

脚を使えば、身近な被写体でも、魅力的になるということですね。

続いては・・・

 

 

古い森で、苔生した三本の「長老の木」を撮影しました。

立ったままの目線の高さでも「印象的」に感じましたが、それを引きでそのまま撮ると、ただの記念写真になってしまいます。

そこでこの場合は木に近付きました。

もう、ベッタリと身体を寄せて。

そして下から見上げるようなアングルで、力強さを表現しています。

先程の例もそうでしたが「脚を使って被写体に寄る」という効果的なテクニックです。

これは建物などでも面白くなりますよ。

 

 

こちらも古い森の倒木ですが、もう自分の身体にぶつかるほどに近付いています。

もちろん「引き」で全体を撮っても良いのですが、「自分が何を撮りたかったのか?」を考えると、脚を使って寄るのが正解だったと思います。

目線の高さを変えることで、歩いていただけでは、立っていただけでは見えなかった世界が顔を出してくれるのです。

 

 

同じように「大木と光芒」です。

もうおわかりのように、超ローアングルで構えることで、光芒をバランスよく配置しています。

実際に構図を作るときは、地面すれすれにカメラを構えますから、呼吸は苦しくはなります。

無理はしないでくださいね。

それでも、超ローアングルで構えられる三脚を使ったり、カメラのモニターが可動する「バリアングル」や「チルトモニター」であれば、息苦しさを感じずに撮影することができます。

その場合は、当然「リモートレリーズ」や、「タイマー」を使って、ブレを極力抑えるのが大切です。

 

突っ立ったままでは決して見つけることのできない「構図」でした。

レンズは「超広角レンズ」を使っています。

 

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このタムロンの「15mm-30mmズーム」は、本当に重宝しています。

F2.8と明るいので星空の撮影にも使えますし、最短撮影距離が短いので、被写体スレスレまで寄ることもできます。

純正レンズに比べて値段が半分以下というメリットもあります。

このレンズを使ってこれまで数々の星空を撮影してきました。

 

 

超広角なので、星にピントを合わせているのに、建物にも合っているように写ります。

この写真も、ただ星空を撮るのではなく、建物に近付いて不思議なイメージを表現しました。

宇宙船が宇宙へ飛んでいきそうなイメージです。

これもただ立っているだけでは見つけることの出来ない構図です。

しゃがんだり、近寄ったりしながら見えてくる「作品」なのです。

 

 

この写真は、かなり危険な場所から撮影しています。

当然、脚を使って見つけた構図ですが、滝壺に発生している虹を撮りたかったので、思い切って近付きました。

普通に流れを撮っているだけでは、決して見つけることのできない「虹」です。

虹の発生は、太陽の角度から計算できるので、僕自身は「虹は作れる」と考えています。

 

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これも「脚を使う」ことで見つかる宝物ですね。

 

 

この最後の写真は寒い晩秋の朝に、歩きにくい湖畔を低い姿勢で移動しながら見つけた構図です。

氷点下の日の出前に、ギリギリ間に合ったお気に入りの作品です。

高価な機材と三脚を持ち、不安定な水辺を日の出前に歩く。

好きでなければなかなかできませんよね。

 

どんな場所にも印象的な構図は必ずあります。

自分の心に響く構図が隠れています。

とても巧妙に、それは隠されています。

本当はそこにあるのに、見えないんです。

殆どの場合、普通の目線の高さでは写りません。

それはまるで「大自然のトリックアート」のように。

 

じゃあどうやってそれを探すのか?

もうおわかりですね。

あなたの「脚」を使って「宝物」を見つけて下さい。

 

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。

素敵なフォトライフを。

 

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公開日:
最終更新日:2018/06/10