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この夏登りたい北海道の山~難易度別(道東編その1)

      2016/07/04

オンネトーから見た「雌阿寒岳」と「阿寒富士」 2016年5月

オンネトーから見た「雌阿寒岳」と「阿寒富士」
2016年5月

今回は僕が選ぶ「この夏に登りたい北海道道東のおすすめの山」を難易度別にまとめて紹介したいと思います。

北海道はこれから本格的な登山シーズン真っ盛りになりますので、参考にしてもらえたら嬉しいです。

そして是非、紹介する全ての山を登って欲しいと思っています。

それぞれに独特の魅力があり、言葉では語り尽くせない絶景があなたを待っています。

もちろん僕も登ろうと思っていますよ♪

重い機材を背負ってね(汗)

また今後はそれぞれの山についても、特集記事で個別に取り上げていきたいと考えています。

そちらもどうぞご参考にしてください。

それでは参ります。

データの見方について

摩周岳で発生する雲 2016年4月

摩周岳で発生する雲
2016年4月

この記事では登山の難易度やコースタイム、アクセス方法や地図などを紹介していきます。

ちなみに難易度に関しては、あくまでも僕自身の経験によるものです。

難易度の指標

難易度は、A~Cまでの三段階評価としました。そして補足で(+)を付けております。

Aが難しく、Cが易しいとなります。

C+で「やや易しい」ということです。

A+でかなり難しいとなります♪

各々の体力や経験、そして知識や登山スタイルはそれぞれ違うと思うので、自分にとっての「難易度」は若干は変わると思いますが、なるべく客観的に判断してみました。

コースタイムの基準

またコースタイムは、登山中に風景を撮影しながら適度に休憩をとりつつ、全体としては「特に長い休憩は取らない」という僕の登山スタイルを参考にしています。
(頂上で休んだとしても20分くらいです)

もしも、

「黙々と休憩を取らずに登る」とか、

「頂上では必ず1時間は休む」というような場合は、コースタイムが変わってきますので、参考程度に考えてください。

体力や装備、そして登山スタイルも人それぞれ違いますからね。

ちなみに僕は写真を真剣に撮るようになる以前は、毎週のように山登りに行っていました。

そして時には「トレイルランニング」というスタイルで、山登りとランニングを融合させて楽しんでいました。

もちろん休憩は、ほぼ取りませんでしたし、食事も行動しながら摂取していたので、登山だけを考えるとかなり速いコースタイムでした。
(基本的に縦走登山をやっていました)

でも今は気になる景色があったら足を止めてじっくり写真を撮るようになったので、普通に登山する人よりも、進むのが若干遅いくらいだと思います。
(野生動物を撮り始めたら、時間が経つのを忘れます♪)

それでは難易度が易しい方から、おすすめの山を紹介していきます。

武佐岳(ムサダケ)~難易度C+

2015年11月 紅葉のピークを過ぎ朝焼けに染まる武佐岳

2015年11月 紅葉のピークを過ぎ朝焼けに染まる武佐岳

武佐岳は、北海道道東の中標津町からアクセスできる、標高1006mの低山です。

ただ低山と言っても、登山後半の8合目からは「胸突き八丁」と呼べるような急な上り坂があり、本格的な登山を気軽に楽しめるおすすめの山です。

この町で有名なスポットと言えば、

・地球が丸く見える~視界330度の展望台「開陽台」があります。

ここは「ライダーの聖地」とも呼ばれる、道東屈指の展望台です。

毎年全国各地から多くのライダーや観光客が訪れます。

そしてこの開陽台から目の前に見える形の良い山が「武佐岳」になります。
(上の写真がそうです、開陽台から撮影しました)

地図:グーグルマップ(武佐岳)

周辺の町「中標津町」からは車で30分もかからないという、そんなアクセスの良い場所に登山口があります。

また下山後には「養老牛温泉」(ヨウロウウシ)という近くの温泉宿でくつろぐ方も多いです。

地図:グーグルマップ~養老牛温泉)

武佐岳の下山後、登山口から車で約20分ほどで温泉街に到着するので、登山の汗を流すために足を運んでみてはどうでしょうか。

→北海道道東の宿泊施設:釧路・阿寒・サロマ・知床・網走 ホテル・旅館

武佐岳の登山データ

難易度:C+(やや易しい)

コースタイム:上り2時間半 下り1時間半

眺望:頂上~A+ 道中~C

登山道までのアクセス:良

難易度ですがC+で「やや易しい」そんな山です。

コースタイムは比較的急な上り坂が続くので、上りと下りでかなり変わってきます。

眺望ですが、8合目まではそれほど見通しがよくないのでCとしています。

しかし、頂上へたどり着くと、そこは視界360度の大パノラマが広がっています。

2015年11月 武佐岳山頂より 南側「根釧台地」を望む。

2015年11月 武佐岳山頂より 南側「根釧台地」を望む。

詳しくは個別の特集記事で取り上げますが、

南は根釧台地を一望することができ、

東にはオホーツク海、

北には知床連山、

そして西は斜里岳や阿寒の山々と、これほど眺望がきく頂上もなかなかないと思います。

カメラは是非、広角レンズを用意して撮って欲しいと思います♪

2015年11月 武佐岳山頂より、西側の「阿寒方面」を望む。山頂付近は霧氷で美しかった。

2015年11月 武佐岳山頂より、西側の「阿寒方面」を望む。山頂付近は霧氷で美しかった。

また道中は気になる「蚊」もそれほど多くないので、ストレスなく登れると思います。

ただ、頂上まで行くと、どこの山でもそうですが、夏になると沢山の虫たちが飛んでいますので、休憩の時は虫除けネットなどを頭からかぶるのもおすすめです。

 

そしてこの辺りはもちろん「ヒグマ」の生息域ですが、登山シーズンに登山道でヒグマの目撃情報はあまり聞きません。

むしろ駐車場付近にヒグマの「フン」があったとか、雪が残る春先にその姿を見たといった話は聞いたことがあります。

いずれにせよ、北海道の山で「ヒグマがいない」と保証できる地域はないので、その辺りは念頭に置いて下さい。

それでは次の山を紹介します。

西別岳(ニシベツダケ)~難易度C

2014年10月 西別岳山頂より摩周岳を望む

2014年10月 西別岳山頂より摩周岳を望む

西別岳へは標茶町虹別から林道を通って登山口にアクセスします。

今回紹介する山の中では一番難易度の低い山です。

地図:グーグルマップ~西別岳

西別岳は「摩周湖」や「摩周岳」とも近く、摩周湖第一展望台から「縦走ルート」でも登ることができますが、今回は西別岳登山口ルートを紹介しています。

地図:グーグルマップ~西別岳登山口へのアクセス地点
(ストリートビュー)

見通しの良い直線の「道道885号線」から登山口までは約5kmくらいでしょうか。

少し小高くなっている交差点を曲がるので、帰る時に特に注意が必要です。

このルートは交通量が少ないので、「飛ばしている車」も見かけます。

見通しの悪い交差点に出るということを覚えておいて下さい。

そこから林道を案内標識通りに進んで行くと、約5分ほどで山小屋のある登山口に着きます。

ここにはトイレや登山ポストがありますので、しっかり準備を済ませましょう。

地図:グーグルマップ~西別岳登山口

西別岳の登山データ

難易度:C(易しい)

コースタイム:上り1時間半 下り1時間

眺望:頂上~A 道中~B

登山道までのアクセス:良

難易度がCで今回紹介する山の中では一番「易しい」山になります。

初めて登山する方でも、挫折せず楽しめると思います。

コースは前半に「がまん坂」と呼ばれるやや長い急斜面がありますが、そこをクリアするとあとは「天空のお花畑」が待っています。

かなり緩やかな稜線が頂上までしばらく続いているので、高山植物を楽しみながら安全に登山を楽しめます。

ただ天候によっては、摩周湖方面からの風がかなり強い時があるので、上着は一枚持って行きたいところです。

→参考記事:夏の登山の服装を考える~メンズ編

眺望は、登山開始から頂上までは同じような景色が続きます。

それでも常に根釧台地の大パノラマを堪能できるので、疲れたら足を止めて後ろを振り返ると良いでしょう。

2014年10月 西別岳から根釧台地を望む

2014年10月 西別岳から根釧台地を望む

頂上からは「摩周岳」や「武佐岳」、そして「阿寒方面」の山々と見渡すかぎりの広い平野も満喫できます。

そしてここから、体力や時間に余裕がある人は「摩周岳」を目指します。

摩周岳の直下までは緩やかなアップダウンが続くのですが、摩周岳頂上へ行くにはかなりの急峻な登山道を登らなければなりません。

それでも近年登山道が整備されたので、歩きやすくはなっていますが。

西別岳山頂から摩周岳へは約1時間半、そして帰りは約1時間コースタイムにプラスすることになります。

また西別岳から摩周岳へ向かう途中の標高の低い地帯では、「蚊」が毎年大発生していますので、「虫除け対策」は必須です。

僕はここで何度も蚊に刺されています(汗)

以前トレイルランニングをした時に、軽装でそこを走り抜けたのですが、「走っているから大丈夫だろう」と虫除けを疎かにした結果、両腕の肘の付近を100箇所以上刺されました。

それからしばらく日常生活に支障をきたしたのは言うまでもありません(泣)

虫除け対策は忘れないで下さいね!(キッパリ)

ちなみにこの西別岳から近い街は「中標津町」と「弟子屈町」があります。

どちらも登山口からは約25分ほどで着きますので、下山後は買い物や温泉を楽しむことができます。

先ほど書いた「養老牛温泉」もかなり近いです。

摩周湖や屈斜路湖も近いですよ。

雌阿寒岳(メアカンダケ)~難易度C+

2015年8月 雌阿寒岳中腹からオンネトーを望む

2015年8月 雌阿寒岳中腹からオンネトーを望む

雌阿寒岳は阿寒国立公園の「オンネトー湖」辺りから登ることができる人気の山です。

「日本百名山」にも選ばれています。

標高は1,499mで、自分が頂上にいる時は立っていれば、1500mの空気を吸うことができますね♪

活火山として現在も活発に火口から噴気を出しています。

僕はこの雌阿寒岳には真冬も登るのですが、いつ行っても美しく優しく、そして厳しくもあるそんな魅力のある山です。

地図:グーグルマップ~雌阿寒岳

2015年は一時期火山活動が活発化し、警戒レベル2が発令され、6合目までしか登れない時期もありました。

それも年内に解除され、それから何度か頂上まで登ることができました。

2016年の1月1日には、初日の出を山頂から拝んでいます。

2016年1月1日 雌阿寒岳山頂から見た初日の出

2016年1月1日 雌阿寒岳山頂から見た初日の出

その時の気温は氷点下15度くらいで、風が物凄く強い山なので、体感温度は氷点下25度を下回りました。

冬期間でも比較的安全に登れる山ですが、誰にでも勧められるようなものではありませんね。

雌阿寒岳を楽しむなら、やはり夏がベストです。

山頂付近はそれほど暑くなることもなく(風が吹かない中腹は意外と暑い時があります)活火山の迫力を間近で体験できます。

詳しくは今後特集記事で紹介したいと思います。

地図:グーグルマップ~雌阿寒岳登山口(野中温泉側)

雌阿寒岳へ登れる登山口は全部で3箇所ありますが、主にみんなが使うのは2箇所です。

そのうちの一つが「野中温泉側」になります。
(上の地図)

オンネトー湖へ向かう手前にある宿泊施設付近に登山口があります。

駐車場も広く、結構な台数を停めることが可能です。

綺麗なトイレもあり、安心して準備することができます。

ちなみにここから登って、オンネトー湖の向こうにあるもう一つの登山口に下山することも可能です。

その際はオンネトー湖周辺の迂回路を歩いてスタート地点に戻ることになりますが。

迂回路を戻るなら、コースタイムに1時間プラスと考えてよいと思います。

地図:グーグルマップ~野営場側登山口

こちらは「キャンプ場」になっていて、広い駐車場もあります。
(もちろんトイレもあります)

またどちらの登山口から登っても、山頂までのコースタイムにはそれほど差はないと思います。

ただし、「阿寒富士」を縦走するのであれば、こちらの野営場側から登ったほうが、阿寒富士が近くなります。

2015年6月 阿寒富士方向から雌阿寒岳山頂を望む。火口には一年中枯れない「青沼」も見える。

2015年6月 阿寒富士方向から雌阿寒岳山頂を望む。火口には一年中枯れない「青沼」も見える。

阿寒富士は標高が1,476mと、雌阿寒岳よりも少し低くなっています。

地図:グーグルマップ~阿寒富士

阿寒富士は草木が生えない火山礫(カザンレキ)の山です。

上りで約30分~40分、下りで約20分程度コースタイムにプラスすることになります。

登る際は「スパッツやゲイター」などの装備がないと、シューズの中に砂などの「砂礫」(サレキ)が入ってしまうので、忘れずに用意して下さい。

この「雌阿寒岳」については、ここでは語り尽くせないほどの写真や登山記録がありますが、それはいずれお話したいと思います。

またもう一つある登山口ですが、こちらはあまり知られていないと思います。

なぜなら、山頂までのルートがかなり遠いからなんですね。

地図:グーグルマップ~阿寒湖畔側の登山口

すいません、こちらちょっと正確な位置ではありませんが、だいたいこの辺りだと思われます。

こちらの登山口から上ると、コースタイムはかなり長くなります。

距離が相当ありますので、入念な準備が必要です。

ちなみに僕は「阿寒湖畔」に車を停めて、そこから走ってこのルートを通って雌阿寒岳に登ったりするような、ちょっとしたヘンタイ変わり者です(笑)

このルートの道中では新しい「熊のフン」も見つけたことがあるので、彼らの生息域なのは間違いありませんね。

まとめ

2015年6月 阿寒富士と高山植物

2015年6月 阿寒富士と高山植物

 

今回は長くなりましたので、次回に難易度A~Bの山を紹介したいと思います。

以前書いた記事でも触れましたが、夏とはいえ山の上は「寒い時」もあります。

また天候が変わりやすいので、思わぬ雨にたたられることもあります。

それでも準備をしっかり整えていれば、どんな場合でも安全に山を楽しむことができると思っています。

自らのチカラでそこへ行かなければ見れない景色がある

登山にはそんなロマンが詰まっています。

苦しくもそれに立ち向かい辿り着いた先で見る景色は間違いなく「最高」です。

今後も登山情報をできるだけお伝えしたいと思っています。

それでは長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

次回記事にもご期待下さい♪

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