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初めてのフルサイズ一眼レフ~レンズ選び編

      2016/06/30

こんばんは。

前回記事:ニコンのフルサイズD810とD750~どっちを選ぶ?

この記事を書いている中で、あることを思いました。

それは「カメラ本体(ボディ)も大事だけど、レンズの方がもっと大切だよ!」ということです。

そこで今回は「初めてのフルサイズ一眼レフに合わせたいレンズ」について考えてみます。

結論としては、

「価格は安いけど、明るくて綺麗に写る単焦点レンズ

それを最初から使ってみようというお話です。

最初は便利ズームだった

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僕が初めて一眼レフを手にした時は「レンズキット」を選びました。
(その時の一眼レフは入門機のニコン「D5300  18-140mmズームレンズキット」でした)

当時、一眼レフカメラのレンズについては全く知識が乏しく、良いレンズというのは「敷居が高い」ようなイメージもあり、自分には不相応であり「まだ必要ない」と判断しました。
(カメラボディの性能にばかり目が行ってました)

何より、レンズに10万円~20万円と、そこまで費用をかけることには疑いすら持っていました。

「レンズにそこまでお金をかけるのはマニアの世界では?」と。
(今ではそんなマニアになりましたが 笑)

レンズキットのズームレンズはとても「お買い得感」があり、まずはそこから始めてみるというのは初心者としては当たり前の判断だったように思います。

そしてレンズキットの「便利ズーム」を使うことにより、僕の見る世界は一気に広がりました。

立ち位置を変えなくても様々な画角で切り取ることができるズームレンズは、僕の撮影には無くてはならない物となったのです。

そして僕はどっぷりと「便利ズームレンズ」の世界にハマっていきます。

初めてのフルサイズ機購入

NDS_5797

そして初めての一眼レフ購入から約半年後、僕が次に手に入れたフルサイズ一眼レフ「D750」は「24-120mm f/4通し」のズームレンズがキットとして販売されていました。

レンズを単体で購入するよりも何割か安く買えるので、「これは必要だ」と疑いもせずレンズキットにしたのです。
(最初に買ったD5300の時と同じ思考でした)

もちろん今でもその選択に後悔はしていませんし、とても活躍してくれたレンズです。

そのレンズは大三元レンズを手にした今でも持っていますし、たまに使ったりもしています。

でも実はD750を手にする前に、僕はあるレンズを手に入れていました。

単焦点レンズというもの

 

それはズームすることができない「単焦点レンズ」でした。

つまり焦点距離が一定なので、画角を変えたければ「自分が移動する」という面倒なレンズでした。

たまたまアマゾンでレンズを見ていて、「単焦点レンズの存在」に気付きました。

そして僕はその商品のレビューを見ます。

その評価とは・・・

・至玉
・絶対おススメ
・コスパ最強

など、いわゆるレンズキットの「標準ズーム」にはほとんど使われない言葉が、「単焦点レンズのレビューには書かれていたのです。

でも僕は「便利じゃないでしょ!ズームできないレンズなんてありえない!」と単焦点レンズの存在をなかなか認めることができませんでした。

自分がそれを使うことをイメージすることができなかったのです。

「わからない・・・単焦点レンズの必要性が」

数日間悩んだ挙句、僕はレビューでの評価が高い単焦点レンズを使ってみることにしました。

価格も安かったということもあります。

それは「AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G」という焦点距離が50mmのフルサイズ用の単焦点レンズでした。

アマゾンのレビューには、

「最初はこれを使ったほうが良い」とか、

「人の視野に近い画角で、一番使う焦点距離だ」など、これならまず間違いないだろうと思わせる内容が多く、それを参考にしました。

そしてここで一つの間違いを犯します。

フルサイズ用のレンズをAPS-C機で使うということ

今でこそ「APS-C」とか「フルサイズ」の特徴や性格を理解していますが、当時は全く知らなくて、APS-C機のカメラを使っているのに「フルサイズ用」のレンズを買ってしまったのです。

いや、フルサイズ用だとは分かって買ったかもしれません。
(結果的にフルサイズに移行したのですからね)

ただ、フルサイズ用のレンズをAPS-C機で使うと「画角が狭くなる」「焦点距離が1.5倍になる」ということを知らなかったのです。

→PDFで資料を作ってみました→ FXとDXについて

つまりフルサイズ用50mmのレンズは、D5300で使うと「75mm相当」の焦点距離になったのですが、僕はそのことに全く気づかずに、しばらく使っていました。

画角が意外と狭い

と、当時の僕が思ったかどうかは、あまり覚えていません(笑

というか、やはり75mmの焦点距離は僕にとっては使いづらく、単焦点レンズを使いこなすことはできませんでした。

好きになれませんでした。

やはり「便利ズーム」に慣れきってしまっていたせいもあるかと思います。

思えば昔は「単焦点レンズ」が主流でした。

「写ルンです」やスマホは単焦点レンズ

IMG_0278

2009年にコンデジで撮った写真を発見♪

当時僕は写真を本格的には撮っていませんでしたが、フィルム時代は単焦点レンズが主流でしたね。
(フィルム時代は一眼レフやズームレンズは使ったことがなかったです)

例えば使い捨てカメラ(若い人は知らない?)「写ルンです」とか、安いカメラはほとんどが単焦点レンズでした。

その後、コンデジ(コンパクトデジカメ)が普及して、

・光学3倍ズーム

・デジタル30倍ズーム

など、「ズーム」が当たり前となっていきました。

僕はその当時も「ズームってなんて便利なんだろう」と、感動していた記憶があります。

単焦点レンズの利点

単焦点レンズにはズームレンズにはない「利点」があると聞きます。

それはやはりシンプルな構造上の理由からきているようです。

・光学性能が高い

・明るい

・解像度が高い

・よくボケる(ボケが綺麗)

など、ズームレンズに比べると「写り」に関しては相当な利点があるようです。

ただ、僕がズームレンズに感じていた「便利さ」はその代償として失われているのです。

 

どんなことが不便かというと・・・

・手ブレ補正機能がない

・画角を変えるのに自分が移動しなければならない

・もし画角を変えたかったら複数の単焦点レンズを使い分けなければならない

など、ズームレンズにはない「不便さ」が見えてきます。

でも今の僕ならここであることに着目します。

それは単焦点レンズは「写りが綺麗」ということです。

写真に求めること

春の摩周湖の朝日と桜

春の摩周湖の朝日と桜

「綺麗な写真が撮りたい」

誰もが願うことです。

ただ、それを手に入れるのに「不便さ」があると話は変わってきます。

でも僕は気付きました。

「その不便さは技術や気持ちでカバーできるよね?」ということにです。

逆に言えば、ズームレンズは「便利さ」の代償として、単焦点レンズよりも光学性能が劣ります。

これは全てのズームレンズと単焦点レンズをまとめて言っているわけではないので、ご了承願います。

あくまでも、「入門用のズームレンズ」などと「単焦点レンズ」を比べています。

「だったら自分の脚を使って単焦点レンズで撮ればいい」と、ある時閃いたのです。

あれから一年、今となっては「脚を使って単焦点レンズで撮る」というのは当たり前にやっていますが、当時の僕は「ズームレンズ信者」だったので、その思考を変えるのにはかなり苦労しました。

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そしてたまに写る「綺麗な写真」は、単焦点レンズから生み出されていることを知ります。

「やっぱり単焦点レンズは安くても写りはいいんだね」

と、ついに認めることになったのです。

でもそこに行き着くまでにはかなり時間がかかりました。

そこで、もし一年前の自分に会えるのなら、伝えたい事があります。

まずは単焦点レンズから始めよう

春の摩周湖の桜

春の摩周湖の桜

初めてのフルサイズ一眼レフを買ったなら、合わせて「単焦点レンズ」も使ってみようということです。

僕はこのことを一年前の自分に伝えたいです。

結果的に僕は写真に「美しさ」や「綺麗さ」を求める旅に出るのですから、ズームレンズから入るのではなく、「単焦点レンズ」の美しい描写で、もっと沢山の写真を撮るべきだったと思いました。

もちろんズームレンズの便利さのおかげで沢山の写真を撮り、沢山の思い出を作りました。

ただ、描写に満足できたかというと、それはちょっと厳しいです。

今の僕にとっては、ですけどね。

ところが当時、数は少ないですが、単焦点レンズで撮った写真は今見ても「イイね」と思えるものがあるのです。

これはやはり脚を使って構図を作ったり、手ブレしないようにキッチリと撮影したからだと思います。

単焦点レンズには手ブレ補正機能はないですからね。

ズームレンズにはそれがあるので、ある程度「雑」に撮っても撮れちゃうんです。

プロには手ブレ補正が不要という話

たしか前に聞いた話ですが、プロがしっかり構えて撮る場合は、「手ブレ補正」がONになっていると機能が誤動作して逆に「ブレた写真」になるそうです。

昔からのプロは「手ブレ」をしないように訓練して撮ってきたからでしょう。

ウソのような話ですが、よく考えてみると納得できます。

それは例えば「三脚」にカメラを固定した際に、手ブレ補正機能をONにしていると誤動作するのと似ています。

メーカーの担当者はそんなプロカメラマンに「手ブレ補正機能を活かすには、少し雑に動かすように使って下さい」と言ったとか言わないとか。

ただ、僕のような素人であれば「手ブレ補正機能」はとても重宝します。

ただ、同時に「手ブレさせないで撮る」という技術的な部分が育たないことでもあります。

単焦点レンズにはその機能がないので、ひたすら集中して「手ブレしない」写真を撮るしか無いのです。

そして上手く撮れた写真は、自分で撮ったとは思えないような、そんな素敵な写りを見せてくれるのです。

またこれはカメラショップの方から聞いたのですが、レンズに「手ブレ補正機構」を組み込むのは、技術的にも困難で価格が上がり、光学性能も低下する傾向があるそうです。

→関連記事:新型大三元レンズ~NIKON 24-70mm f/2.8E VR入手しました

ということは手ブレ補正がない「単焦点レンズ」は機能を最小限にし、低価格で高い光学性能を実現しているということになります。
(低価格というのはニコンのf1.8シリーズについてです。単焦点の望遠レンズは別次元の価格帯ですから)

まとめ

薄明の春の摩周湖

薄明の春の摩周湖

 

フルサイズ一眼レフに求めることは人それぞれ違うと思いますが、一年前の何も知らなかった自分に、今ならハッキリと伝えることができます。

それは「綺麗な写真を撮ろう」ということです。

当たり前のことですけどね♪

それはある意味で便利さを犠牲にしてでも、「綺麗」を追求した方がいいよ、ということになります。

フルサイズ機の持つ豊かな階調であったり、低感度や高感度撮影の恩恵を活かすために、「光学性能の高いレンズ」を始めから使うべきだと感じました。

もちろんシチュエーションによっては「ズームレンズ」が大活躍しますから、それを使うことは全く否定しません。

むしろレンズキットでお買い得に手に入れて、使いこなすのもなんら問題はありません。

ただ、「美しさ」を求めるのなら、まずは「単焦点レンズ」で修行して欲しいのです。

最初は、安くて綺麗に写る単焦点レンズで、自分の脚を使って構図を追求し、光の角度や強さ、そして手ブレにも気を遣う、そんな撮影スタイルが望ましいと思っています。

ちなみに日中の強い逆光には「単焦点レンズ」は弱いと感じています。
(僕の持っているレンズに関してです)

これを書いている現在の僕は、単焦点レンズの美しさをそのままズームレンズで実現している「大三元ズームレンズ」を常用しています。

それは過酷な自然環境の中で「レンズ交換」という手間を省きたかったという理由があります。

それに「ナノクリスタルコート」という逆光に強いコーティング技術を信頼していることもあります。

単焦点レンズにも通称「ナノクリ」はありますが、それはかなり高価な物になります。

幸いニコンにはリーズナブルな単焦点F/1.8シリーズというのがあり、様々な画角のレンズを比較的安い価格で手に入れることができます。

まずはそうやって自分に必要な焦点距離・画角を知り、その先に「大三元ズーム」や、ナノクリの単焦点レンズを視野に入れるのが「美しい写真」を追求する最短ルートではないかと、今はそう思っています。

やはり自分が「写真」という世界に対して「どこまで追求するか?」それは最初からはわかりませんから、リーズナブルに揃えながら少しずつ歩いて行くのが良いと感じています。

前回記事で「初めてのフルサイズ選び」について書いた後に、「レンズが重要」ということも伝えたくて今回この内容で書いてみました。

これからも「素敵なフォトライフ」を送るために、です。

※今回の記事ではいわゆる「望遠ズームや標準ズーム」の描写と「単焦点レンズ」を比較した内容になっていますが、あくまでも筆者の感想によるものなので、必ずしもレンズの優劣についての評価ではありません。

■おススメの単焦点レンズ

フルサイズなら50mmか?

これをAPS-C機で使うと、焦点距離が「75mm」になります。

もしそういった使い方をするのであれば、フルサイズ用「35mm」を使うと良いです。

 

また、DX(APS-C)専用の「50mm」もあるので、そちらも選択肢に入ります。

それ以外にも様々な単焦点レンズがありますが、どれも「美しい描写」であることは間違いないと思います。

■こちらはさらに明るい「F/1.4」のレンズです。

■広角レンズもありますね

■サードパーティ製ですが、超広角で明るいレンズです。オートフォーカスはできないですね。


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