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【山の神】に再び出会った日

   

お久しぶりです。

今日は久しぶりに山に行ってきました。

そこで驚くことがあったのでこうして記事を書いています。

山と言ってもそれほど山奥ではなく、自分が住む地域からは30kmほどしか離れていない場所でした。

実は当初、海に行くことが目的だったのですが。

砂浜が広がる海岸線で「アースウォーキング」をしようと考えていました。

まぁただの「裸足で散歩」なんですけど。

 

アースウォーキングとは

アースウォーキングとは僕が勝手に付けた造語です。

正しくはアーシングとか、グラウンディングと呼ぶそうです。

砂浜の湿った部分を裸足で歩くことで、地球とカラダを「電気的」にダイレクトでつなげることができます。

コンクリートやアスファルト、乾いた土や砂の上だと、そうはなりません。

この「地球とカラダを電気的につなげる」という行為が、体にかなり良いという情報を聞き、それからやるようになりました。

実際に普段の生活では「地球」と電気的につながることは少ないですからね。

僕は電気技術者としてのキャリアが長いのですが、一日の生活を振り返ると、ほとんど地球に触れることがないとわかりました。

部屋の中の床はカーペットやフローリングだし、外に出る時は靴下や靴を履いています。

壁やドアも電気を通さない素材がほとんどです。

お風呂もそれ自体が絶縁体でできています。

車もタイヤが絶縁体だし、職場でもコンクリートの建物だったり、木造でも電気は通しません。

つまり、一日のほとんどが「地球と電気的に離れている」と言えます。

これによってどんな弊害あるのかはそのうち説明したいと思います。

僕はこの本を参考に学びました。

それ以来、家の中でもアースマットを使うようになったり、地球とカラダを電気的につなげる目的で、たまに海に行くようにしています。

公園の土の上や芝生の上を裸足で歩くのでもいいですけどね。

これは電子が不足しているカラダに対して、地球が持っている無限の電子を補給し、調子を整えるために行っています。

アーシングをやるようになってからは、静電気の不快な「パチッ」というのが全くなくなりましたよ。

さて、海岸でしばらく歩いた後、ちょっと近場の渓谷に行ってみたくなり、車を走らせました。

海岸から20分ほど走ると、人里離れた山間部に到着しました。

林道の入り口には「ヒグマ出没注意」と書いてありましたが、そんなことはこの地域ではごく自然なことです。

特に気にせず、静かに車を走らせました。

 

林道で森林浴を味わう

 

林道に入ってすぐに、出口に向かってくる車と1台すれ違いました。

この後は最後まで1台も他の車は見かけませんでした。

そのままどんどん進んでいくと、次第に傾斜がキツくなり周囲が渓谷のような景色に変わっていきます。

僕はなぜここに来たのか、その理由はわかりませんでした。

山に突然行きたくなったのと、近かったからだと思います。

前にこの場所に来たのはたぶん2年以上前の「紅葉」の時期でした。

この辺りはとても綺麗に山が色付くので気に入っていました。

今回は、近場で大自然の魅力を味わえるということで、無意識的にこの場所をチョイスしたのだと思います。

傾斜のキツイ林道を登っていくと、途中で谷にかかった橋が数箇所あります。

長い橋では50mから100mもあるので、そこからの眺めがとても気に入っています。

ただし車が1台しか通れないので、橋の上に車を停めることはできません。

幸いこのルートは、至るところに「待避所」があるので、そこに車を停めて少し歩いて橋の上から景色を楽しみます。

そのまま進んでいくと、あるポイントで岩から滲み出る湧き水で作られた「滝」が見えてきます。

水量が多い時期は滝もそれなりの姿でしたが、今回は糸のような細い流れしか見えませんでした。

その滝をゆっくり見ようと思い、待避所に車を停めて橋に向かいました。

その橋の長さは約50mほどで、中央より向こう側に行けば滝を拝めます。

以前にもカメラを持って撮影した場所です。

そのまま山の匂いや水の音を五感で感じながら「気持ちいいな」と橋を歩いていくと、橋の脇に動物の「フン」が落ちていることに気付きました。

「あれ?ちょっと大きいな、これは」

この辺りにたくさん生息している「キタキツネ」にしては、フンの量や形が大きく感じました。

フンの内容物には、甲虫の殻が沢山混じっていました。

キタキツネも夏場は大体このような素材のフンですが、それに比べるとちょっと大きいのです。

「犬?それとも・・・」

この辺りにも生息しているだろう「ヒグマ」を思い浮かべましたが、それにしてはやや「小さい」ような気もしました。

ヒグマのフンは以前見つけたことがありましたが、それはそれは大きいブツだったからです。

しかも橋の中央付近にフンがあったので、それも不思議に感じました。

縄張りでもないだろうし何の意味があるのだろうか?と。

ヒグマはフンで縄張りをアピールするとも言われています。

仮にこの持ち主がヒグマであれば、突然現れても50mの橋なら車まで逃げ切れると判断し、そのまま景色を楽しみました。

緊張するというよりも「リラックス」することが大切に感じました。

僕は、彼らが「襲って来ない」のを分かっているからです。

でもシチュエーションによっては彼らも混乱し、人間に襲いかかることもあるでしょう。

そんなことを考えながら僕はその場を後にしました。

一旦車に戻り、そのまま林道を奥に進みます。

そして目的の場所で休憩し、そろそろ帰ろうと、来た道をゆっくりと戻りました。

帰り道は当然下り坂です。

車の窓を全開にし、音楽などはかけずに、自然の音を満喫しました。

この林道はカーブが多いので、スピード出すのは厳禁です。

対向車などの危険を察知するのには、音も重要な判断材料になります。

そうしていくつかのカーブを曲がり、出口までの中間地点に差し掛かった時

「いた!」と心が踊りました。

 

山の神の子

(上の写真は、以前別の地域で撮影したものです)

小さな、体長50センチくらいの「ヒグマの子」が道路の脇にいたのです。

(上の写真よりもだいぶ小さく見えました)

ちょうどカーブの途中にいました。

そして一瞬で「あれはこの子のフンだったのか」と思いました。

ヒグマの子は茶褐色で犬よりも少し大きく、4本の脚はかなり太く見えました。

その子は僕の車が10mくらいまで近づくと、サッと道路脇に隠れました。

先ほど「ヒグマのフン」があった橋よりも、林道の出口方向のエリアにヒグマはいたのです。

ヒグマの子はカーブの途中にいたので、僕はそのまま車をゆっくりと走らせました。

そしてこの林道は至るところに「待避所」があるので、車を停めるのには苦労しません。

僕は子熊のいた場所から30mほど離れた待避所に車を停めました。

 

山の神を待つ

以前、別の地域で撮影したヒグマの成獣です。

 

そこは直線で、見通しのよい場所でした。

先ほど子熊がいたカーブからは約30mくらい離れていたと思います。

そして車のエンジンを止め、静かに運転席のドアを少しだけ開けました。

窓は念の為に閉めました。

「もしかしたら子熊がまた道路に出てくるかもしれない」

そんな期待があったのです。

ただし、当然母親も子熊の側にいるはずです。

僕の知る限り、子熊もだいたいは2頭はいるはずです。

僕は車から降りずに、バックミラーでその辺りの気配を伺っていました。

子熊は人間の気配をあまり気にしないとは思いますが、母グマの警戒心はとても強いので、不用意に近づくと襲われる可能性があります。

なのでクマの親子の姿だけ見ようと、そこで静かに待つつもりでした。

その時、クマのいる方向を確認しようとして、ちょっと油断して運転席のドアを大きく開けてしまったのです。

ドアが大きく開いた瞬間と、僕が身を乗り出してクマがいる方向を見たのはほぼ同時でした。

山の神、再び

(以前、別の地域で撮影した写真です)

 

カーブ近くの小高い土手に、一頭の大きなヒグマが立っていたのです。

間違いなく「母グマ」だとわかりました。

次の瞬間、その場からジャンプするように、母グマは土手の向こう側に消えました。

木々や葉が大きな音を出して揺れているのを、僕は車から身を乗り出して感じていました。

彼らはおそらくもうここへは戻ってこないだろうと。

きっと子熊も、母グマの緊張感が伝わり、崖を下ったはずです。

僕はしばらくそのままそこにいました。

あの時、不用意にドアを大きく開けなければ、土手の上に立っている母グマを車の中から観察できたはずでした。

そのまま静かにしていれば、子熊も出てきたかもしれません。

車の窓はプライバシーガラスなので、外からはあまり中の様子が見えないはずです。

それでも、久しぶりにこうして山に来て、そのタイミングで偶然に「山の神」に出会えたのは幸運としか言いようがありません。

どんなに会いたいと思って探しても、彼らに出会える確率は本当に少ないのです。

現在はあまり撮影をやっていないので、この日もカメラは持っていませんでいた。

少々名残惜しかったのですが、車を静かに走らせてその場を立ち去りました。

子キツネに和む

林道を5分くらい進むと、出口が近いとわかりました。

すると道路の真ん中に「子ギツネ」が寝っ転がっているのが目に入りました。

「子熊の次は子ギツネかぁ、今日は面白いな」と、そんな風に思い車を停めました。

1車線の道路の真ん中にキツネが寝ているので、そのまま進むわけにはいきません。

警戒心の薄いその子は、よく見ると道路の亀裂にカラダをこすりつけていました。

何をしたいのかはわかりませんが、何度も何度も顔から首、そして体全体を道路のある箇所にこすりつけていました。

その動きはまるで「ネコ」のようでした。

そしてたまにその部分の匂いを嗅いでいました。

あまり見たことのない習性だったので、僕はそのまましばらく観察していました。

車を降りた僕と狐との距離は約7mほどでした。

この地域は人里から離れているし、まだ小さい子だったので、人から餌をもらったり人馴れしているとは感じませんでした。

カメラと望遠レンズがあれば「絵になる姿」を撮れたかもしれません。

今回は心にしっかりとその姿を焼き付けました。

ちなみにスマホのカメラで「ビデオ」は撮りましたけど。

奇跡の出会いに感謝

 

古来より「山の神」と呼ばれるヒグマたちは、人間がその存在を恐れるあまり「駆除」の対象になっています。

でも必要以上に騒ぐ必要はないと僕は思います。

彼らはずっと同じ場所にいるわけではないし、人に危害を加えるような習性もありません。

特に静かな山の中ではなおさらです。

ただその地域で平和に生きているだけなんです。

そして彼らの棲む領域に、僕らがたまにお邪魔してその存在を感じさせてもらっています。

感謝の気持ちしかありません。

この地球上の同じ仲間として。

これからも彼らの存在を見守っていきます。

ありがとうございました。

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