ニコンD810は万能カメラ? - 幸せカメラ.net - 2ページ

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ニコンD810は万能カメラ?

   

2.D810のトリミング耐性

野生動物、とりわけ野鳥は、どうしても被写体が小さく写ることが多いです。

やはり簡単には近づけない訳ですから、それは当然だと思います。

そこで超望遠レンズを使ってある程度離れた距離から撮影することになります。

そんな時、このD810の高画素が有利になります。

それは・・・

「トリミングしても画素数に余裕がある」ということです。

D7100 TAMRON 150-600mm

D7100
TAMRON 150-600mm

この上の写真は、2015年の冬にAPS-C機のD7100で撮影した写真です。
(ほとんどトリミングはしていません)

それほど悪くはないですが、これ以上拡大すると粗さが目立ってきます。

それに対してD810で同じような場面を撮ると・・・

 

D810 AF-S 200-500mm

D810
AF-S 200-500mm

 

コチラの写真は先程のD7100とレンズの組み合わせよりも焦点距離が短いのですが、それでも拡大してみると全く違うのがわかります。
(ややトリミングしています)

なんとなく小さく写ってしまった野鳥を、トリミングすることにより、拡大して大きく見せたい時がありますが、D810は画素数に余裕があるので、切り取っても解像感があまり失われないということになります。

NDS_7929

(D810で500mmのDXクロップですが、さらに結構トリミングしています)

ただ、APS-C機は「望遠効果」があるので、最初からフルサイズ機に比べると被写体が大きく写せるメリットがあります。
(解像力やレンズの性能については別の話になります)

そういえばD7100を手放す前に、DX機の望遠効果を活かしてみようと思い、200-500mmのレンズにテレコン1.4倍を装着し、尚且つ1.3クロップしてタンチョウを撮影したことがあるのですが、条件が良ければ(明るい)驚くほど大きくそしてそこそこ綺麗に鶴を撮ることができました。

(35mm版換算だと、1365mm相当になります)
(APS-Cの望遠効果1.5倍、テレコン1.4倍、1.3クロップでさらに1.3倍ですから)

でも、D810で普通に500mmで撮った写真をトリミングしたほうが、映りが良かったのです。

僕はこれでD7100に別れを告げることになりました。

・クロップして撮る

撮影時の設定で、ニコンには「クロップ」という機能があります。
(他のメーカーの機種にも同じような機能があるのはかわかりません)

クロップとは、実質的には「トリミング」と同じような意味合いになるかもしれませんが、僕の中では「最初から周辺を切り落とす」という感覚で使っています。
(トリミングは任意の場所を好きな大きさで切り抜けます)

多くのレンズでは、写真中央よりも周辺の解像や光量が落ちるので、そういう意味では「中心の美味しいところ」を残して周辺を切り落とすとも言えます。

ニコンイメージングジャパン

ニコンイメージングジャパン

FX(フルサイズ)の画角にくらべ、DX(APS-C)は狭いですからその分被写体は大きく写ります。

野鳥などは大きく写したいので、最初からFXサイズの周辺を切り落とし、DXサイズで撮影できるのが「DXクロップ」という機能です。
(1.2クロップや、DX機では1.3クロップなどもあります)

もちろんクロップすることにより、画素数は減りますので、DXクロップで大体1500万画素くらいになります。

それでも、1,500万画素もあるのですから、画素数にはまだまだ余裕が感じられます。

また、D810の場合は、クロップすることにより、連写速度が速くなるメリットがあります。

通常のFXサイズでは5コマ/秒です。(RAW形式)
これはやはりちょっと遅く感じますし、FXのデータサイズが大きいのでバッファーメモリもすぐに一杯になってしまいます。

しかし記録媒体(SDカードやDFカード)の性能にもよりますが、DXクロップして撮影することにより、本体のバッファメモリには余裕が生まれ、RAWデータでもかなりの枚数を連続で撮影することができるようになります。

バッファとは、撮影した画像データを一時的にカメラ本体に貯めるメモリのことです。

以前使っていたD7100はこのバッファーメモリの容量が少なく、連写速度は速いけれど息切れをおこしてしまうのが難点でした。
(7コマ/秒で連写してもそれが1~2秒しか続かないということです)

その後登場した後継機のD7200はバッファーメモリの容量が増え、連写撮影が快適になったと聞きます。
(僕は使ったことはありません)

D810はDXクロップして使うことで、最高7コマ/秒で「息切れなし」という、かなりの連写機に変身するのです。

D810の万能性

3,600万画素を最大限に活かした撮影も魅力的ですが、こうして動き物や野鳥などを連写で撮影する際にも、D810は最適なカメラだと感じました。

もちろんAF(オートフォーカス)の性能も素晴らしいと感じています。

レンズの性能にもよりますが、動き物に対しても問題なく喰らいついてくれます。

最初にD810を導入する際には、動き物や生き物をここまで撮れるとは想像していませんでした。

高画素=ブレやすい

そんな間違ったイメージが自分の中にいつの間にか刷り込まれていました。

でも実際使ってみると、D810は思った以上に「ブレにくい」カメラだとわかりました。

やはりその心地よいシャッターの感触が、手持ちでも存分に撮れることを教えてくれました。

もちろん三脚を使い、電子先幕シャッターで、「超高解像度」の写真を撮ることもD810本来の姿ではあります。

しかし、高画素のメリットを活かして野生動物や野鳥撮影も存分に楽しめる、D810はそんな万能カメラだったのです。

D750もFXサイズでの連射性能は高いし(6コマ/秒)バッファーメモリも十分な余裕があります。
(2432万画素なので、データが大きすぎないということです)

しかし、2,400万画素をトリミング、若しくはDXクロップした時、そこはやはりD810の方が画素数において軍配が上がるということになります。
(どちらが綺麗に撮れるか、ということではありません)

D810を導入した最初の頃は、その高画素のイメージから「風景専用」として使い、D750を超望遠レンズで野生動物専用にしていたのですが、ある日登山して野生動物を撮影した時に、D810の性能の高さを知り、それからはすっかり立場が逆転しています。

D810で動物・野鳥を撮り、D750で風景スナップを撮る。

最近はそんな風に使い分けています。

もちろんシチュエーションにおいてはそれがさらに逆転することも多々あります。

劇的な朝の幕開けを撮る時は、三脚にD810をしっかりと撮影し、D750を手持ちでスナップ的に使ったりしています。

D810の連写音

ここで実際のD810の連写速度と音を動画でご覧下さい。
(※音量に注意してご覧ください)


D810はバッテリーパックの電池を「単3形」にすることにより、DXクロップ時に7コマ/秒を実現することができます。

ただ、ニッケル水素電池だと電圧が下がるのが速いせいかはわかりませんが、すぐに電池ゲージが下がってしまいます。

最初は明らかに7コマの速度なのですが、途中から少し遅くなるのがわかります。

そして撮影を中断し、少し経つとまた7コマで連写できます。

恐らく電圧の変化の影響を受け易いのかな?と考えています。

続いて、D810とD750の連写音を比べてみたので、そちらも聞いてもらえたらと思います。
(※音量に注意してご覧ください)


D750はやはり「カシャカシャ感」が強く感じられますが、それでも連写の速度も十分ですし、この速さでFXサイズが撮れるのですから、それは素晴らしいと思います。

しかも、画素数が大きすぎないので、メモリーカードや本体のバッファーメモリにも優しいと言えます。

D810のデータサイズについて

画素数が多いと、やはりその画像のデータも大きくなります。

僕はいつも画像を「RAW」という形式で保存し、後からパソコンで「JPEG」に現像していますが、D810で撮影した画像データーは一枚が約50MBくらいあります。

10枚撮れば500MB

100枚撮れば5GBです。

僕はほぼ週末にしか撮影に行けないので、撮影の際は張り切っていつも1000枚以上は撮ります。

すると1回の撮影で軽く50GBものデータになってしまいます。

D810にメモリーカードは2枚挿せますが、CFとSDカード、どちらも念のため128GBを使っています。

この記録カードが高速書き込みタイプでなければ、いくら連写速度が速くても、書き込みにモタついて息切れをおこしてしまいますので、連写する場合はカードの性能もとても大事になります。



CFカードの画像がデカイ 笑
(カメラのキタムラのリンクになります。Amazonはちょっと安いですが、偽物も出回っているようなので)

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