ニコンD500にトラブル発生~それでも撮り続けた訳とは - 幸せカメラ.net

幸せカメラ.net

素敵な一瞬を信頼できるカメラで

ニコンD500にトラブル発生~それでも撮り続けた訳とは

      2016/07/02

こんばんは。

ニコンの新型カメラ「D500」を手にして今日で約10日が経ちましたが、

このお店で買ってよかった

心からそう思うことがありました。

→関連記事:新発売!ニコンD500をブログで紹介します

このニコンD500を購入した時期はGW期間だったこともあり、今まで味わったことのなかった秒間10コマの「高速連写」が爽快で、撮影のモチベーションはどんどん膨らみました。

ところが、購入してから3日目の早朝に撮影していると、ファインダーのアイピースシャッターが突然壊れてしまったのです。

D500の突然の故障

FullSizeRender (1)

「アイピースシャッター」が完全に開かない状態

「まさか、最新のフラッグシップ機でこんな故障が?」
と愕然としました。
(フラッグシップ機とはそのメーカーの代表機種という意味合いです。ニコンのフルサイズ機では「D5」、APS-C機では「D500」がそれに当たります)

でも、幻想的な朝の情景は目まぐるしく変化し、1秒たりとも待ってはくれません。
僕は気持ちを落ち着けて撮影に集中しました。

そしてつぶやきました・・・

これはネタになる」と(笑)

それは冗談です。

別にネタを作るために撮影しているわけではありませんが、非日常の出来事は時に面白く、そして不条理でもあります。

「ある意味で当たりだよ、このカメラは」

僕は自分にそう言い聞かせました。
「壊れた」のですから通常は「ハズレ」と言うのでしょうけどね。

でもそれを「クレームだー!」とスグに修理に出して「約10日以上待つ」(予想)というのはGW期間には考えられず、応急処置をして凌ぐことにしました。

FullSizeRender

粘着力の弱い「マスキングテープ」でレバーが戻らないようにしている

不具合は、ファインダー内に内蔵されているアイピースシャッターが「開ききらない」というものでした。
通常であれば、D810も同じですが、開ききるとロックがかかります。

ところが開こうとしてもロックがかからずに戻ってきてしまうんです。
まるでバネに押されているかのように。

→アイピースシャッター関連記事:スローシャッターで撮る春の川と撮影マナー

そしてその状態で撮影していると、視野が欠けたようになり、僕の場合でいうと右目で覗く時に右斜め上が視界が狭くぼんやりとしてしまいました。

当然これでは気持ちよく撮影はできません。

それでもGW期間中に、新型カメラでの撮影にかける想いはかなり熱かったので、腹を決めました。

このカメラで撮る」と。

実はここに来る前に、星空や天の川をこのカメラで撮影し、かなり気分が良くなっていたのです。
(もちろんアイピースシャッターは閉めて使っていました)

カメラ:NIKON D500 レンズ:TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD SS:15秒 絞り:f/2.8 ISO:1250 焦点距離:15mm 換算22mm 三脚 RAW

カメラ:NIKON D500
レンズ:TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD
SS:15秒 絞り:f/2.8 ISO:1250
焦点距離:15mm 換算22mm 三脚 RAW

→前夜の記事:ニコンD500で星空を撮る~春の夜の北海道

やっぱり素晴らしいカメラだ

と、その最新の性能に満足し、さらなるポテンシャルを確かめたくなりました。

そこでアイピースシャッターの不具合は一先ず受け入れて、撮影に集中することにしたのです。

5月の氷点下の朝

カメラ:NIKON D500 レンズ:AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8 ED VR SS:5秒 絞り:f/8 ISO:125 焦点距離:105mm 換算157mm 三脚 RAW 露出補正-1 絞りオート

カメラ:NIKON D500
レンズ:AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8 ED VR
SS:5秒 絞り:f/8 ISO:125
焦点距離:105mm 換算157mm 三脚 RAW
露出補正-1 絞りオート

この日の朝は、5月としては珍しく平地でも「氷点下」の気温となっていました。
つい先日は「阿寒方面」で吹雪に遭遇したのですが、そちらは比較的標高の高い地域でもあったので、「まぁそんなこともあるさ」とそれほど驚きもせず受け入れたのですが。

カメラ:NIKON D810 レンズ:AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR SS:1/10秒 絞り:f/16 ISO:200 焦点距離:70mm 三脚  RAW

カメラ:NIKON D810
レンズ:AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR
SS:1/10秒 絞り:f/16 ISO:200
焦点距離:70mm 三脚  RAW

→関連記事:ニコンD500と行く~春のオンネトーは吹雪だった

ところがこの日の朝はあまりにも寒く、すでに「春モード」になっていた心と身体には案外堪えました。

それでも目の前の光景が素晴らしければそんなことに構ってはいられません。

寒いからやめる」という選択肢は僕の中にはないのです。
(真冬なら氷点下30度までは想定しています)
(逆に暑さには超弱いです、自分)

いやむしろ「寒さは美しい」といつも言っている気がします、ツイッターで(笑
(ご存知の方も多いかと思います 笑)

DSC_2188
近くの川から流れてくる冷たく柔らかい霧は、ゆっくりと移動しながら牧草地を包みました。

秒速で約10センチといった所でしょうか。

10秒間で1m動くような、そんなスローな感じでした。

風は吹いていませんでしたよ。

ただ、寒暖の差を彷徨うように霧だけが移動していたのです。

カメラ:NIKON D500 レンズ:AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8 ED VR SS:1.3秒 絞り:f/16 ISO:125 焦点距離:135mm 換算202mm 三脚 RAW 露出補正-0.3 絞りオート

カメラ:NIKON D500
レンズ:AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8 ED VR
SS:1.3秒 絞り:f/16 ISO:125
焦点距離:135mm 換算202mm 三脚 RAW
露出補正-0.3 絞りオート

 

そして気がつくと辺りの植物には霧氷が発生していました。
(まだ日の出前です)

霧氷は寒い北海道の冬景色の中でも僕が特に気に入っている現象の一つです。

「まさか5月に霧氷が見れるなんて・・・」

もう1ヶ月以上前に、美しく飾った寒い朝の霧氷に「今シーズンもこれで見納めだね」とお別れしたことを思い出します。

→関連記事:風の峠に挑んだ春の朝(3部作)

今朝も、朝日が昇った直後の、美しく輝く霧氷に期待しました。

カメラ:NIKON D810 レンズ:AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR SS:0.8秒 絞り:f/16 ISO:100 焦点距離:24mm 三脚  RAW

カメラ:NIKON D810
レンズ:AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR
SS:0.8秒 絞り:f/16 ISO:100
焦点距離:24mm 三脚  RAW

 

ところが、牧草地を漂う霧は次第に膨らんで、いつしか僕自身もその中に入っていることに気づきました。

「なんだか視界が悪くなった」

カメラやレンズにも霜が付いていたのです。

まずい、レンズが凍る

レンズヒーターをまだ持っていない僕は、結露を恐れて一旦そこから離れることにしました。

そして閃きました。

「少し高い場所からこの景色を見下したら美しいのでは?」と。

自らが移動することで、さながら「プチ雲海」を牧草地に作り出せるような、そんなことを想像しました。

先日摩周湖で雲海の上で撮影した際は、始めは標高の高い場所から眺め、その後標高の低い場所に降りて幻想的な霧を楽しみました。

NDS_8418

→関連記事:摩周から屈斜路湖へ~北海道の春散歩

こういった特に見栄えのしない場所でも、自分の立ち位置を変えることで、目に映る光景が変わってきます。

そしてそれは時に忘れることのできない「絶景」と呼べるような、そんな状況にもなったりするのですから。

その時自分がどこに居ればいいのか?

は、永遠のテーマかもしれません。

ちなみに今回、この場所で撮影するのは初めてでした。

前日の夜から計画を立て、「明日の朝は絶景が見られる確率が高い」と考え、まだ暗いうちに標高の高い場所でその時を迎えようと出発したのです。

→関連記事:絶景に出会う確率を飛躍的に高めるコツ

ところが途中で「湖に映る三日月」を見てしまい、そこからすっかり動くことができなくなりました。

それでも見切りをつけて次に進もうと、車を走らせて少し行ったところでこの「霧」に出会ったのです。

話を戻します。

少し小高い山の上からこの草原の「霧」を見ようと、丘が見える方面に車を走らせました。

少し移動するとすぐに視界が晴れ、霧の中から自分が脱出したことがわかりました。

車のフロントガラスにも沢山の「霜」が付いていました。

そして丘のある方向に車を走らせると、最初は坂道を上っていたのですが、その後は山の裏側に回り込んでいく道だったということに気づきました。

「駄目だ、見当違いだった」

すぐに引き返しました。

ここで冒険心を出すのは得策ではありませんでした。

僕も40を過ぎてだいぶ大人になったようです(笑

そしてやっぱり最初にいた場所が良さそうだと思い、戻りかけたその時、一羽の美しい鳥の姿を見つけたのです。

次のページに続きます。

次のページへ


ページ: 1 2

 - NIKON D500, 風景 , , ,